史上初の3冠に王手! 最多勝ち点でリーグ優勝

サッカー
2019.11.28

◆9・14~11・24 第93回関東大学1部リーグ戦(味の素フィールド西が丘他)▼❶明大

 

 大臣杯に続き、二つ目の栄冠だ。第19節の順大戦で2―1の勝利を収め、3年ぶり5度目の優勝を達成した。さらに勝ち点を56まで積み上げ、歴代最多を更新。18勝2敗2分と圧巻の強さを見せつけた。


個の強さ

 万全の状態ではなかった。FC東京入団が内定しているMF安部柊斗(政経4=FC東京U―18)ら主力がケガで離脱。後期リーグ初戦からフルメンバーがそろうことはなかったが、勢いが衰えることはない。要因の一つが選手層の厚さ。その筆頭がDF常本佳吾(政経3=横浜F・マリノスユース)だ。「複数のポジションをこなすことが自分の強み」とCBだけでなくSB、ボランチにも難なく対応。チームの窮地を幾度となく救った。常本だけでない。優勝を決めた順大戦ではFW狩土名禅(文3=桐生一)が決勝点を挙げるなど、毎試合違ったヒーローが躍動。〝誰が出場しても勝てるサッカー〟を証明してみせた。


 大学サッカーを制するための最後の壁・インカレ。「最後に負けたらやりきれない」(FW佐藤亮主将・商4=FC東京Uー18)。目標とする3冠まであと一つだ。


【市瀬義高】

※この紙面のご購入を希望される方はこちらからお申し込みください

年間購読・新聞販売について