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(57)明早戦直前 早大突撃インタビュー! 小林賢太「FWで勝たないと、試合に勝てない」

ラグビー 2019.11.25

 本連載では早大監督、注目選手のインタビューを全4回にわたってお届けする。第2回は右プロップ小林賢太選手(スポ2=東福岡)。昨年度は1年生ながらスタメンとして、関東大学対抗戦優勝に貢献。今年度はFWの中心として、活躍中。来る12月1日に明大と雌雄を決する早大の注目選手にFWの強み、明早戦の意気込みについてお話を伺った。(この取材は10月24日に行われたものです)

――ご自身の強みは何ですか。
 「プロップなのでスクラムとかが強みである方がいいと思いますが、自分的にはフィールドプレーが強みかなと思っています。スクラムよりかはそっちの方が強みです」

――1年生として昨シーズンを経験していかがでしたか。

 「昨年はいっぱいいっぱいじゃないですけど、目の前のことに精一杯でした。1試合1試合がすぐ過ぎ去っていくようなシーズンでした。3番の層が薄い時に入学して、自分の実力を買って頂いて、タイミングがよかったのかなとも思っています」

――昨年度の結果についてどう思いますか。
 「対抗戦で勝って、早明戦で勝てたことは良かったですけど、大学選手権という経験したことない重圧の中で負けてしまいました。1回勝っていた相手だったので、僕たちも勝つチャンスはあったので、素直に悔しいという気持ちはありました。最後のブレークダウンで自分がボールをクリーンアウトしていれば、継続できていたし、そのプレーを何回試合を見返しても悔いに残るシーンです」

――昨年度の敗戦を受けて、チームで話したことはありますか。
 「キャプテンの齋藤直人(スポ4=桐蔭学園)さんに、試合後メンバーが集められて、この試合のことを忘れないで、来年引っ張って行こうと言われました。本当にその通りだなというのは覚えていています。そこから本当に明治には負けたくないという思いがあります。天理大さんに勝って優勝したときに、チャンスが僕らにもあったなと思った時はとすごい悔しかったです」

――2年目になり意識していることはありますか。
 「フィールドプレーもセットプレーもいっぱいいっぱいだったんですけど、今年に入って自分で試合ごとにテーマを持って出来るようになりました。そういう意味で余裕はできてきたと思います。自分は昨年度の経験があるので、自分の経験を伝えながら試合に臨めればいいなと思っています。引っ張れるかどうかはわからないですけど、自分の経験したことをチームに共有できたらなと思います」

――3番として意識することはありますか。
 「スクラム組むときに安選手(安昌豪・営4=大阪朝鮮)とマッチアップするときは昨年もすごいプレッシャーを受けました。やっぱそこに対してスクラムは3番から勢いを持たないと押せないので、どれだけ自分が対抗できるかを試したいです」

――春の時点のフォワードの出来はどうでしたか。

 「自分は出てないですが、本当にダメダメという感じでした。そこから修正してきたのはスクラムです。昨年も押すスクラムというよりは、ボールをキープして、耐えるというマインドのスクラムを組んでいたので、スクラムを修正しないといけません。まず、マインドの部分では、どの大学相手でも押し返すくらいのマインドでやっていこうという風にみんなが思っていて、フォワード8人がスクラムファーストという言葉を持ちながらやっています」

――現時点での早稲田の出来はどうですか。
 「休止期間からいろいろ練習してきて、細かい精度の部分を突き詰めてこれていると思います。確信があるわけではないですが、自分たちがやっていることを出せば勝てるんじゃないかと思っています」

――チームの強みを教えてください。
 「FWは昨年と比べると、セットプレーに対する思い、ほかの大学よりもスクラムに考えを持っています。全体では、どこからでもアタックできるというのが強みで、FWだからという言い訳はなしで、FW、BKが一体となってアタックできるのが今年の早稲田の強みだと思います」

――チームの中でのFWの役割は何ですか。
 「早稲田はバックスがタレントぞろいで、その中で自分たちができることはたくさんあると思うので、一つ一つのプレーをセットプレーだけでなく、バックスを引っ張っていけるくらいのプレーをしていきたいと思っています。FWで勝たないとラグビーは試合勝てないので、FWで勝ちたいで。」

――明早戦に対する意気込みをお願いします。
 「昨年の準決勝を経験するメンバーが残っている中で、選手権で優勝を目指すことのできるチームだと思います。最終戦になるので、自分たちのやることを明確にするのが1番大事なので、自分の役割を明確にして大事にしたいです」

――ありがとうございます。

[田中佑太]

◆小林 賢太(こばやし・けんた) スポ2、東福岡高、181センチ・115キロ。小学生の頃に明早戦を観て、早大へ憧れ始めた。


次回は早大のゲームメーカー 岸岡智樹選手のインタビューをお届けします。


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