(53)関東大学対抗戦・帝京大戦 試合直前コメント

ラグビー
2019.11.23

 運命の一戦だ。明日の対抗戦6戦目は帝京大と対戦。明治が勝利すれば、両校全勝対決で明早戦を迎える。これからを占う一戦から目が離せない。

 

フッカー武井日向主将(商4=国学院栃木)

――帝京大戦へのチームテーマを教えてください。

 「〝コンプリートビクトリー〟というテーマを掲げました。追いかける立場から追われる立場に変わって、プレッシャーもありますが、しっかりと跳ね除けたいです。スキを見せずに80分間圧倒して内容にこだわって完全な試合をしたいと思います」

 

――カギとなるプレーはどこでしょうか。

 「セットプレーは特に重要になると思います。フォワード戦のところやブレークダウンもそうですし、スクラムやモールでもしっかりと主導権を握って戦いたいです」

 

――対抗戦も終盤に入りますが、意気込みをお願いします。

 「まずは一戦一戦必死に戦うことが大事なので、早稲田のことはまだ考えずにいきたいです。帝京戦でどれだけ自分たちが準備したことができるか、内容にこだわって勝ちます」

 

右ウイング山村知也副将(営4=報徳学園)

――最後の調整でした。チームで共有したことはありますか。

 「雨の中でしたが、その分しっかりコミュニケーションが取れて良い準備ができました。

明日も天候が崩れそうなので、早いセット、コミュニケーションを継続します。パスの幅や細かいポジショニングなどを調整しながらミスを少なくします。グラウンドコンディションなど条件は一緒なので、しっかり対応して相手の嫌なところを突く形でやっていきます」

 

――Aチームの帝京大は去年4月から全勝です。

 「ネガティブなイメージから勝てるという自信に変わっている相手なので、慢心することなく、自信を持ってチャレンジしていきたいと思います」

 

ナンバーエイト坂和樹(政経4=明大中野八王子)

――チームのディフェンス面はいかがですか。

 「前回の慶大戦も最終的にはディフェンスで粘れたのが勝因につながったと思います。そこは去年の遺産でもあり残っている部分です。アタックだけじゃなくて、ディフェンスの部分でも体を張っていけるのがチームとしても良いことだと思います」

 

――明日の目標をお願いします。

 「帝京大とのジュニア戦はチームの見直しであったり再構築をするいい機会でした。ジュニアチームが経験したことを生かして、最初の段階からフォワードで受けることなく前に出続けられれば大丈夫です」

 

スクラムハーフ飯沼蓮(営2=日川)

――フォワード勝負になると予想されますが、その中でどんなゲームメークを心がけますか。

 「明日は多分天気が悪いですし、フォワードもかなり(エネルギーを)消耗すると思います。帝京大はブレークダウンでも迫力があって、近場のフォワードでボールを回してアタックしてくるのが特徴です。逆にそこをしっかりディフェンスできれば、自分たちのペースをつかめるので、スクラムハーフの僕がフォワードをしっかり指示していきます。バックスもしっかりと組み立ててエリアを取り、前回のようにトライで勢いづけてフォワードを助けたいです。」

 

――昨年、そして春と帝京大には勝利を挙げており、相性はいいように感じます。自信はありますか。

 「全員自分たちに自信を持っているのでだれもネガティブな気持ちは持っていません。普通にいつも通り自分たちのプレーをやれば絶対勝てるのでしっかり勝ちたいです」

 

フルバック雲山弘貴(政経2=報徳学園)

――フルバックとしてどんなプレーが求められていますか。

「キックとボールを持った時のゲインです。いかにいい両ウイングを生かせるかが僕の仕事になってくと思います。明日はFW勝負になると思うので、なるべく敵陣で試合を進めるために、僕と京平(山沢・政経3=深谷)さんで、エリアをとっていかないとダメなので、キックが多くなると思います。

 

――ビックマッチが2つ続きます。心境はいかがですか。

「正直、僕は早稲田に一番照準を持っていっています。まずは帝京大を倒さないと始まらないです。勝っていいイメージをつけて、早稲田に臨みたいです」