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(52)~FINAL CHALLENGE~ 井元優吾「裏方の仕事を知ることは自分のためにもなる」

ラグビー 2019.11.22

「真価が問われる代」。武井日向主将(商4=国学院栃木)は今年の最上級生についてこう語る。苛烈極まる対抗戦、そして連覇の懸かる大学選手権へ。激戦のさなか、4年生一人一人に今シーズンに懸ける思いについてうかがった。

 

第20回は井元優吾スタッフリーダー(営4=大分舞鶴)のインタビューをお送りします。

 

――ラグビーをはじめたきっかけを教えてください。

  「父がラグビーをやっていました。自分の家は転勤族で、小学4年の時に埼玉に引っ越したんですけど、その時にラグビースクールが近くにあって、近くの友達もラグビーやっていたのでその子に誘われてからラグビーをはじめました。父は大学までラグビーをやっていました。そんなに強いとことじゃないんですけど、大分でやっていました」

 

――大分舞鶴高に進学を決めたのはなぜですか

  「推薦が来たっていうのもあるんですけど、うちのおばあちゃんが舞鶴でした。舞鶴自体もラグビーは強くて伝統がある学校だったのでそういうところは自分も楽しそうだと思いましたし、なかなか経験できないことだと思い、行ってみようかなと思いました。大分では部活帰りには温泉に行ったりもしました。そこは大分ならではなんじゃないかなと思います」

 

――高校の同期には矢野湧大選手(文4=大分舞鶴)、安部耕平選手(法4=大分舞鶴)、早大・幸重天選手がいらっしゃいます

  「矢野と自分が唯一の県外生でした。あいつは宮崎から来ていて、そういう面では同じ境遇っていう感じもしていたのでずっと仲良くしていました。安部は高校3年間同じクラスでした。こういう所縁のある2人と大学生で一緒になれたのはよかったですね。矢野は高校代表に入って1年目から早明戦に出ててほんとすごいなって思いました。自分も頑張らないといけないなって思いながらも、その時は行動が伴ってなかったのかなと思います。幸重はしっかりしている印象が強いです。あいつとは家が本当に徒歩5分くらいの近さだったので毎日部活帰りもそうですしオフもずっと遊んでいました。かけがえのないというか、今でもしゃべりますし、就活中とかでもお互いに情報共有していた仲でした」

 

――明大進学の理由を教えてください。

  「小学4年生か5年生の時にラグビーの試合につれてきてもらいました。その時はただのラグビーの試合という印象しかなかったんですけど、その中でも戦っている選手たちの姿が頭に残っていました。大学を決める時に、指定校の枠があって親に相談した時に『お前が小さい時に見たのは明治と早稲田の試合だったんだよ』と言われて、『もしそういう経験ができるならチャレンジしてみたら?』という風に言われました」

 

――スポーツ推薦者が多くを占める明大でプレーを続けるのは大変なこともあったと思います。

 「憧れもありました。あとは幸重のお兄ちゃんが明治で主務をやっていて1回話を聞くことがありました。その時に『卒業しても明治の経験はとてもでかいから』っていう話をしていたのでそういう経験は他の大学だったらできないと思いました。そういった面もあって明治を選びました。幸重のお兄ちゃんは僕がスタッフになったきっかけでもあります。選手だけじゃなくて裏側の仕事もやっていました。主務だったんですけど『裏方の仕事を知ることは自分のためにもなる』っていう話を聞きていたので、そういう裏方の仕事を知るきっかけになったのは幸重の兄貴の存在が大きいのかなと思います」

 

――指導の際には滝沢FWコーチといらっしゃることが多いです。

「自分の中では滝沢さんの存在はすごく大きいです。まだない立場の自分を受けいれて一緒にやってくれた滝沢さんは本当に自分のなかで尊敬できる人物です。滝沢さんは自分も選手の時は厳しい人なのかなって思っていました。もちろん当たり前ができてない選手には厳しいです。スキルが足りなかったら練習しないといけないですし、当たり前のことをできていない選手は怒ります。当たり前のことを当たり前にやっている人は大丈夫で、自分自身の悪いところを常に指摘してくれる方です。そういう面では怖い印象よりも頼りになる印象が強いです」

 

――ありがとうございました。


[清水康佑]

 

◆井元 優吾(いもと・ゆうご)大分舞鶴高

最近成長した選手はという問いには「笹川大五(政経4=明大中野)ですね」と回答。「運動量もそうですが、考える力とかスクラムの柔軟性とかは増えたのかなって思います」スクラムの要である笹川の進化をたたえた。


次回は森選手、山沢選手の対談記事をお届けします。


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