(43)森下暢仁×喜多真吾×西野真也 大学野球引退対談
(この取材は11月5日に行われたものです)
――4年間一緒に過ごし、お互い出会った頃の印象と今の印象変わった部分はありますか。
森下暢仁主将(政経4=大分商):この2人とはあまり仲良くならないだろうなと思っていました(笑)。人相が悪かったので(笑)。
喜多真吾内野手(法4=広陵):西野君は小学校の時から知っていました。森下君はちょっと大分人みたいな雰囲気出てたのでちょっと合わないかなとは思っていたんですけど、結局、最後はニコイチになれたので良かったです(笑)。
森下:社会人に出てスタートするとき友達ができるか心配ですね(笑)。
喜多:自分は人見知りというのを言われてて、実は人見知りなんですね。見た目はこういう感じでしゃべらなければ人が寄ってこないので、そうですね、最初は心配ですね。
西野真也捕手(政経4=浦和学院):喜多は入学前から知っていたのでまあ仲がいいというかよくしゃべっていたんですけど、森下は学部も一緒で結構仲良かったです。入学当初と変わらず、今も仲良くやっていけてると思います。
――それぞれが成長してきた部分を教えてください。
森下:近くにい過ぎて成長したのかも分かりません。
喜多:近くにいすぎて成長したかも分かりません。
西野:それ一番困っちゃうやつじゃん(笑)。
森下:本当変わってないじゃん(笑)。
喜多:西野はバッティングと足が劣化していきました(笑)。
西野:劣化はしていないですけど…。
喜多:正直試合見ていてどう思いますか(笑)。
森下:新しい自転車が雨に濡れてさびていった感じです(笑)。
西野:まあそうかもしれませんけど、体と心は育ったので大丈夫です。
――大学4年間、最も記憶に残る試合はありますか。
森下:たくさんありすぎて、これに絞れと言われると難しいですね。嬉しかったのは春に日本一になれた試合がやっぱり嬉しかったですね。
喜多:森下君が投げている試合で打てたことが1番良かったなと思っています。森下が投げるときは打ってやろうという思いで打席に立っていました。
森下:毎日打てと思って自分は見てたので良かったです。
西野:全日本の決勝ですね。その試合が1番ですね。
――全日本大学選手権では二人がマウンドで抱き合ったのが印象的でした。
西野:まあマウンドいって持ち上げるというのは言っていたので。
森下:やっぱり4年生がたくさんマウンドに集まった方がいいなとは思いましたね。
――島岡寮で過ごした4年間などは振り返るとどうですか。
森下:寮生活してるのでみんなと一緒にいるということがすごく良かったです。
西野:自分も寮生活となったらみんないるんで、何かあった時もすぐにいけちゃう距離なので寮生活で一番いいところはみんなで話して、ご飯食べて、お風呂に入って、みんなで生活できることが良かったです。
――善波達也監督が退任を発表されました。何か思いはありますか。
森下:個人的には1番お世話になったので、そこでは本当に色んな面で恩返ししていきたいと思っています。本当に春は監督が日本一になってなくて、自分たちの代で日本一になれたのは嬉しかったです。最後、送り出す秋のシーズンは結果が悪かったんですけど、一緒に日本一を味わうことができたのは本当に良かったと思っています。
喜多:下級生の頃は迷惑をかけていたんですけど、最後の年で日本一にもなれましたし、少しは恩返しができたので来年からはもっと活躍して、監督の教えがいいというのを世間に知らしめたいと思います(笑)。
西野:監督は同じポジションとして1番厳しく指導された方だと思っていて自分たちの代でそうやって監督の最後の年に日本一になれたのはすごく良かったかなと思います。
――森下、西野バッテリーとしてお互いどういった印象でしょうか。
西野:まあ自分の球をすごく自信を持って投げるのは、キャッチャーで受けててもすごく助かりました。考え的には合っていたのは日頃から話していて、そういった仲だからこそ良かったのかなと思います。
森下:自分が投げる時は絶対西野がいいって監督には言ってたいので、自分はやりやすく投げることができました。
――改めて明治大学にきて良かったと思いますか。
森下:来て良かったです。野球選手としても人としても成長できました。
喜多:優勝もできましたし、この4年生と一緒に野球ができて出会えたことが一番良かったです。
西野:この仲間と日本一なれたというのは財産ですし、そこはすごい良かったです。
――最後に同期や仲間、明治大学野球部での生活を振り返って一言お願いします。
森下:本当にこうやって出会えたのは野球をやって明治大学に来れたからだと思うので、これから先もこのメンバーとは一緒に仲良くしていたいなというか、つながっていたいなと思います。
喜多:楽しいことばっかりですし、森下とも出会えたので、これからも楽しく生きていきたいと思います(笑)。
西野:大学で出会った仲間たちとは、今後死ぬまで付き合っていくと思うので今後も会う機会があれば、いい関係で付き合っていきたいです。
――ありがとうございました。
[坂田和徳]
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