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(32)全日本大学駅伝 レース後コメント①(山本佑樹駅伝監督・小袖英人・手嶋杏丞)

競走 2019.11.05

 またもシード権獲得には至らなかった。箱根駅伝予選会の勢いを生かせず15位という結果に終わった明大。一度途切れた流れを戻せず、関東勢の上位争いに食い込むことすらできなかった。悔しいだけでは終われない。反省点が多かった今大会を箱根シード権獲得への糧にしていく。今回はレース終了直後の選手のコメントを振り返る。(この取材は11月3日に行われたものです)

 

山本佑樹駅伝監督

――今日の総括をお願いします。

 「まず駅伝に弱いなというのを露骨に感じましたね。2区から6区までの全部がそうでしたし、鈴木聖人(政経2=水城)が奮起してくれたかなっていうところだけだったので、駅伝で力を発揮できないなというのを強く感じました」

 

――連戦の疲労というのはありましたか。

 「他の大学でも予選会からはい上がったところがシードを取ったところもあるので、そこはないと思います。ただ単に明大の駅伝の走り方というのがなかったかなというのは感じました」

 

――箱根に向けて意気込みをお願いします。

 「ここで切り替えて、こういう結果の後というのは疲労も、気持ち的な部分も肉体的な部分も出ると思うので、もう一度モチベーションを上げていきたいです。心のコントロールが一番大事かなと思います」

 

1区・小袖英人(政経3=八戸学院光星)

――今日のレースを振り返っていかがでしたか。

 「昨年度もそうなんですけど、明大は駅伝では1区で遅れることが多かったので、出遅れだけはしないように、ということを目標にして走りました。トップと15秒差だったので最低限の仕事はしたかな、と思います」

 

――箱根予選後は体調を崩されましたが、コンディションは大丈夫でしたか。

 「あまり良くはなかったです。フィジカル的には問題なかったんですけど、火曜日から練習を始めて。あまり疲労とかは感じなかったんですけど気持ち的な部分で乗らない部分がありましたね」

 

――小袖選手自身の課題は。

 「やっぱり勝ち切れなかったことが自分から出た弱さだと思うので、これからの記録会一つ一つにしても勝ち切れる力を身に付けていきたいと思います」

 

――箱根に向けてのチームの課題は。

 「いい流れに乗ればみんな走れると思うので、今日は調整のミスとかが出たと思うので試合一つ一つに合わせていく力も必要なのかなと思います」

 

2区・手嶋杏丞(情コミ2=宮崎日大)

――レースを振り返っていかがですか。

 「第一に考えて力がないなというのがあります。箱根予選会もあったんですけど、箱根予選会を走った伊藤さん(東国大)は区間賞を取っていてそれは言い訳にならないです。あと箱根まで2カ月しかないですけど、もっと力を付けないといけないと改めて感じました」

 

――どんな課題が出ましたか。

 「後半の失速が大きかったです。駅伝は次の走者に1秒でも早く渡さないといけないので粘ることが課題かなと思います」

 

――箱根予選会が終わってから何か変化はありましたか。

 「いろいろな人から声を掛けてもらったり、名前を覚えてもらいました。今回の走りで一発屋と思われたくないので箱根まであと一試合、学連であったりでしっかりとまた結果を残して手嶋はすごいぞと思わせたいです」

 

――これから箱根駅伝までの意気込みをお願いします。

 「今日は失敗してしまったんですけど、次は失敗しないので、また応援して頂けたら幸いです」

 

[競走部担当一同]

 

第96回箱根駅伝まであと58日。


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