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(55)東日本選手権 演技後インタビュー 鎌田詩温

フィギュアスケート 2019.11.01

 明大からは6選手が全日本選手権の切符をつかんだ東日本選手権。しかし、その中には惜しくも出場を逃した選手もいた。今回は演技後に行った鎌田詩温(商4=札幌一)のインタビューを掲載します。

 

――演技を振り返っていかがですか。

 「ショートから気持ちを切り替えてやるしかないことと、本当に失敗すれば今日で引退という可能性があったので、それを避けるためにも今出せる力を出せたと思います」

 

――SP(ショートプログラム)が終わっての心境はいかがでしたか。

 「純粋にスケートは難しいなと思いました。本当に今シーズンはうまくいっていなかったので、とても悔しかったです」

 

――今後の課題は何でしょうか。

 「完璧な演技ができないとインカレは優勝できないですし、2連覇することもできないので、なんとか頑張りたいです。今まで自分自身がやりたいことや目標、スケート部としてどうありたいと、いろいろと言ってきましたけれど、本当に自分自身が結果を残さなければ、それは空論で終わってしまいます。何か残すためにもしっかりと完璧な演技ができるように最後までやり切りたいです」

 

――全日本選手権を逃してしまいました。

 「悔しいのが率直な気持ちです。僕だけではなく、耀司(中野耀司主将・営4=横浜創英)や一悟(山藤一悟・政経2=岩見智翠館)もベストな演技ができず、全日本選手権を逃してしまったのは悔しいですし、僕自身もとても悔しいです。本当にこの試合のために自分の人生を懸けてやってきていたので、本当に悔しい思いですけれど、自分は総合主将という役目があって、その観点から見れば、女子全員が全日本選手権に出られることや、太一朗(山隈太一朗・営1=芦屋国際)がいい演技で全日本選手権の出られることは応援できるところで、もっとポジティブに捉えていかないと次には繋がらないですし、4年生としてもダメだと思います。自分のことだけではなくて、周りの結果を素直に喜びたいです」

 

――インカレの団体優勝に向けては鎌田さんの順位が大切になってくると思いますが、いかがでしょうか。

 「本当に僕次第で優勝を取れるのかは変わってくると思います。プレッシャーではありますけれど、そこをクリアできないようであれば、総合主将として本当に恥ずかしいですし、何もできないまま終わってしまうので、自分自身リンク建設やスケート部の認知度などを言っていますけれど、本当に結果を残さないと全て空論で終わってしまうので、そこにつながるように自分自身スケート人生最後なので、100%を出し切って絶対優勝したいです」

 

――選手として最後に伝えたいことはありますか。

 「本当に大学4年間が自分のスケート人生にとっては一番濃い時間でした。そのスケート人生を振り返ってみると、やはり感謝の気持ちがあり、1人のスケーターとして応援してくれる人がたくさんいて、その人たちに申し訳ない気持ちなので、最後の最後でいい演技をして、そういった方々に恩返しができる結果を残したいと思います」

 

――応援してくだった方々にメッセージをお願いします。

 「結果として全日本選手権を逃すことになってしまって、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。ただ明治大学の選手はたくさんいて、女子は東日本選手権に出場した4人が全員通過することになって、樋口新葉(商1=開智日本橋学園)も出場します。全日本では明治の選手を応援してほしいですし、僕は最後にインカレでいい演技をするので、最後まで信じて応援してほしいです」

 

――ありがとうございました。

 

[大西健太]


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