(42)立大戦事前インタビュー④ 中川颯投手

硬式野球
2019.10.25

(この取材は8月26日に行われたものです)

中川颯投手

――春季リーグ戦のご自身の投球を振り返っていかがでしたか。

 「優勝争いを抜けた後半の調子は良かったのですが、優勝懸かっているというプレッシャーの中であまり良い結果を残せなかったというのが、反省点です」

 

――今春の法大戦では「失うものはない。吹っ切れた」と仰っていましたが、何かきっかけなどはありましたか。

 「考えることも大事なのですが、悪い方向に考えてしまうとうまく行かないので。何も考えずにただ気持ちでやるだけではなく、無駄な考えを省いて技術面など最低限のことだけを意識してやろうと思ってから、調子が良くなってきました」

 

――気持ちを切り替えることができた中で課題は見つかりましたか。

「相手のバッターを、打線ではあるのですが一人一人違うバッターなので、一人一人に対してどういう配球で行くだとか。苦手なバッターもいる中で相手に何が有効かを考えることを意識して、この夏やってきました」

 

――それを元に夏にはどういった取り組みをされましたか。

「自分の中で一番調子が良かったのが1年生の時なので当時の映像などを観て、その時のフォームや球筋などを意識して、フォームを体に染み付けて。あとは、今まで速い球ばかりだったのですが緩急をつけたり。フォームと緩急の2つをテーマにしてやりました」

 

――下手投げの選手が減ってきた中でご自身の投球の持ち味を教えて下さい。

「変化球の変化量や球速は他の上投げのピッチャーよりは無いと思っているので、その中でいかに前後のタイミングをずらせるかをしっかり意識していて、そこが持ち味かなと思います」

 

――今春、対戦して印象の強かった明大の選手を教えて下さい。

「左バッターの添田(真海内野手・法4=作新学院)さんだとか、内山(竣外野手・商4=静岡)さんなど下級生の頃から出てる選手には結構苦手意識があるので、その辺りの選手の印象が強いです」

 

――8月に行われたオールスターでは、明大の選手とのエピソードはありますか。

「内山さんとは初めて話して、内山さんが今回初めてオールスター出て、他大に友達が少ないから嬉しいって言ってました(笑)」

 

――今秋の目標を教えて下さい。

「優勝した時のピッチャーが3人ともそろうのが今年最後なので、その3人を中心として、日本一になってもう一度池袋でパレードがしたいです」

 

――ありがとうございました。

 

[荒川千那]