（25）箱根予選会直前特集 座談会③
いよいよ駅伝シーズンが始まる。10月26日の箱根駅伝予選会、11月３日の全日本大学駅伝。例年に比べ厳しい日程で行われる。勝負のカギは、連戦の中でいかに疲労を抜き、チームの士気を高めていけるか。また今２大会では、主将の阿部（弘輝・政経４＝学校法人石川）が故障でエントリーを外れることに。目標は、箱根路への切符をつかみ、全日本大学駅伝でシード権を獲得。主将に代わり走りで引っ張りたい４年生、最多エントリーで支える立場の３年生。主力へ名乗りをあげる２年生と、フレッシュさで食らいつく１年生。それぞれの役割を背負う中で、一人一人の奮闘をチーム躍進へつなげたい。
本特集ではエントリー14人から予選会への意気込みなどを４回に分けて取り上げます。（三輪選手、樋口選手については、日程の都合上取り上げておりません）。
第３回は河村一輝（政経４＝大垣日大）、小袖英人（政経３＝八戸学院光星）、前田舜平（政経３＝倉敷）、村上純大（政経３＝専大松戸）ら４人の座談会をお届けします。（この取材は10月22日に行われたものです）
――箱根予選会まであと１週間となりましたが、緊張はありますか。
河村（以下、河）：まあ初めてなので、あんまり緊張というかどんな感じかつかめないので、どんな感じなのかなー、とその程度ですね。
村上（以下、村）：いつも通りの走りができれば問題ないと思うので、特に緊張はしてないです。
小袖（以下、小）：自分も特に緊張とかしないので、いつも通りの走りをしたいと思います。
前田（以下、前）：まあ予選会は昨年度出てないんで、１年空いての出走なんですけど、１年目があまりいい走りができなかったんで、今回はいい走りができればいいなと思います。
――皆さんの現在のコンディションはいかがですか。
河：そんなに悪くはないんですけどすごくいいわけでもないので、すごくいいとか悪いとか振り切ってると走れない可能性が高くなると思うので、今の感じだったら安定していけるんじゃないかなと思います。
村：僕は夏から調子悪かったんですけど、１カ月くらいで今もうＡチームで練習もこなせているので、うまく調子を上げていきたいです。
小：自分も調子がめちゃくちゃいいわけではないんですけど、夏合宿明けに比べて全然調子は上がってきているので、しっかり残り４日準備していきたいです。
前：夏合宿ちゃんとずっといて練習できていたので、気温が低くなってきてどんどん調子が上がってきている段階かなと思います。
――阿部（弘輝・政経４＝学校法人石川）主将が箱根予選会、全日本大学駅伝ともにエントリーを見送りましたが、不安はありますか。
河：たしかに昨年度は阿部がしっかり走ってきてくれたところもあったので、心配と言えば心配ですけど、それまで阿部がチームを引っ張って耐えてきてくれたので、今度は自分らが阿部が箱根を走れるように、阿部は箱根には戻ってくると思うので、ちゃんと走れる状態に戻してくれると思うので、自分らが舞台を用意しなくちゃなと、今度は自分たちが阿部を支えなきゃなと、４年生はたぶんそんな気持ちがあると思います。
村：阿部さんはやっぱりエースで、ケガっていうのもあったんですけど、今回箱根に完全にピークを間に合わせようとしていて、たぶん（箱根予選会や全日本駅伝に）間に合わせようと思ったら間に合ったと思うんですけど自分たちを信用してくれて、走らない選択をしてくれたので、そういう部分での信用とか信頼に応えられたらいいなと、小袖とか鈴木（聖人・政経２＝水城）とか新しくエース格になった、遜色ない選手が出てきているのでその選手たちに引っ張ってもらって、自分たちは胸を借りてしっかり走ったらおのずと結果も出ると思うので、阿部さんがいないことでの不安はあまり感じてないです。
小：早い段階で箱根予選会と全日本は間に合わないと言われていたので、間に合わなくてもそれ以外の選手でやってきたので阿部さんが走らなくても心配ないなと思います。
前：阿部さんはもちろん大エースで、いるいないで大きく変わってくると思うんですけど、いなければ勝負できないチームかと言われれば別にそうじゃないということを証明できる走りができればなと思います。
――３年生が最多エントリーとなりましたがいかがですか。
河：下が強いと４年生としては気合いが入ってくるので、いいことだと思いますし来年にもつながっていくと思いますし、チームとして一回一回の練習でやっぱり集中してやっていけるのはいいことだと思います。
村：最多エントリーっていうのは結果だと思うんですけど、学年の半分くらいがエントリーっていうのは学年の中で盛り上がりますし、やってやろうという気持ちになるのでうれしいけど頑張ろうという気持ちですね。
小：同じ学年が最多エントリーということでいい刺激になりますし、４年生をしっかり支えて１、２年生を引っ張っていけたらなと思います。
前：今回最多エントリーしてるので、今年度だけでなく来年度以降にもその流れを継いでいけばいい流れができるんじゃないかなと思います。
――最近のブームは何ですか。
河：タピオカですね、おいしいです。ゴンチャですね。外出のついでにってかたちが多いので、週だと多い時は週３とかで飲みますけど、ない週もあります。
村：タピオカ飲まないですね。リバティの横にできたじゃないですか、あそこにひと月前に行ったくらいですね。それ以来行ってないですね。タピオカ以外だと、鈴木と同じ部屋なんですけどあいつと荒野行動を毎晩やるのがルーティン見たいになってます。どんだけ眠くてもやらせるんですけど、そういうのでコミュニケーション取ってます。（強いのは誰？）強いのは斉藤さん（寛明・法４＝国学院久我山）です。弱いのはいないですね。
小：素振りです。もともと野球やってて、好きなんですよ。今ソフトバンクのファンなんですけど、頑張ってるじゃないですか。それ見て、自分も頑張ろうかと思って素振り始めました。まずは素振りからです。草野球チームに入りたいです。（前、早明戦出てましたね）１番・ショートです。
前：最近スイーツあんまり巡ってないですね。試合前なんで。モンハンが忙しいです。部屋の大就さん（中島・商４＝世羅）とですね。あと寺前（友喜・営３＝西脇工）と。３人で永遠とモンハンやってます。（タピオカは？）飲まないこともないですけど、そんなに飲まないです。
小：冬はめっちゃ飲んでました。今はもう、飽きました。
――普段オフの日は何をしていらっしゃいますか。
河：昼くらいまで寝て、それから治療院に行ったり、って感じですね。
村：基本寝てることが多いんですけど、誘われればどこにでも行くスタンスなので生田の友達だとか、八王子にいる友達だったりとご飯行ったりするぐらいですね。
小：野球で忙しいですね。（陸上と野球してるとき、どっちが楽しい？）野球ですね。10：０で野球が楽しいです。野球か、おいしいもの食べに行ったり。買い物行ったり、ですね。（最近食べたおいしいものは？）ハンバーガーですね。
前：モンハンです。モンハンが忙しいです。
――箱根予選会から全日本まで１週間しかありませんが、どう臨みたいですか。そして走りたい区間はありますか。
河：むしろ１週間くらいしかないので、その１週間でちゃんと箱根予選会からいい調子で持ってこれればいいなと思います。自分は近くにいっしょにいてよーいドンで走るのが好きなので、１区がいいなと思います。
村：調子もまだまだ上がると思うので、箱根予選会にピークを持っていって、そのピークが落ちないように全日本駅伝で走れればなと思います。どこの区間が走りたいとかが別にあるわけではないんですけど、７区とかアンカーとか長い区間を経験したいなというのがあるので。とりあえず全日本駅伝走れればいいなと、走れればいいなじゃ駄目なんですけど（笑）、走りたいなというのはあります。
小：予選会はそこまでガチガチにいかなくていいって言われたので、気持ち的に楽になったので、箱根予選会の目標タイムが63分切りなのでその目標タイムを目指してペースを刻んでいきたいです。その１週間後にある全日本駅伝は疲労もあると思うので、どっちかというとそっち（箱根予選会）が勝負だと思っているのでそっちで力を出し切りたいなと。特に走りたい区間とかはないので、任された区間を全力で走りたいなと思います。
前：箱根予選会については集団で走ると思うので、しっかり集団で走って最後上げられたらなと思います。全日本については特に希望区間等ないので、任された区間をしっかり仕事したいです。
――最後に、目標と意気込みをお願いします。
河：自分は集団走でみんなと走っていく側になると思うので、４年生として集団の中で引っ張っていける走りをして、通過できることが一番なのでいい走りがしたいですけど、走りをしていい結果が得られるようにしていけたらなと思います。
村：新聞とかで「阿部さんいない明大はやばい」とかってそういうの書かれたりしてるんで、書いたやつらにいいもの見せれるように、すばらしい走りを期待して見てほしいなと、安心して見られる走りができればいいなと思います。
小：チームとしてもう何位でもいいので通過するっていうのが大事だと思うので、予選会はまあ通過して、個人としては欲張りすぎず、無理に日本人トップを取ろうとかいうのは考えずに、気持ちに余裕を持って勝負できたらいいなと思います。
前：予選会は通過前提という明確なラインがあるので、そこが達成できるようにチーム一丸となって戦います。
◆河村 一輝 かわむら かずき １万m
29分46秒34
◆小袖 英人 こそで ひでと １万m
28分52秒49
◆前田 舜平 まえだ しゅんぺい １万m
29分03秒35
◆村上 純大 むらかみ じゅんだい １万m
28分58秒16
［垣内萌恵］
