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(23)箱根予選会直前特集 座談会①

競走 2019.10.24

 いよいよ駅伝シーズンが始まる。10月26日の箱根駅伝予選会、11月3日の全日本大学駅伝。例年に比べ厳しい日程で行われる。勝負のカギは、連戦の中でいかに疲労を抜き、チームの士気を高めていけるか。また今2大会では、主将の阿部(弘輝・政経4=学校法人石川)が故障でエントリーを外れることに。目標は、箱根路への切符をつかみ、全日本大学駅伝でシード権を獲得。主将に代わり走りで引っ張りたい4年生、最多エントリーで支える立場の3年生。主力へ名乗りをあげる2年生と、フレッシュさで食らいつく1年生。それぞれの役割を背負う中で、一人一人の奮闘をチーム躍進へつなげたい。

 

 本特集ではエントリー14人から予選会への意気込みなどを4回に分けて取り上げます。(三輪選手、樋口選手については、日程の都合上取り上げておりません)。

 第1回は小澤大輝(政経1=韮山)、櫛田佳希(政経1=学校法人石川)、富田峻平(営1=八千代松陰)ら3人の座談会をお届けします。(この取材は10月22日に行われたものです)

 

――コンディションはいかがですか。

小澤(以下、小):コンディションはかなり状態が上がってきてだいぶ走れる状況なので良いと思います。

櫛田(以下、櫛):自分も同じように合宿を乗り越えて、格段に強くなっているのが分かっているので、コンディション的には自分も良いと思います。

富田(以下、富):夏合宿の序盤から調子の方はかなりいい状態っていうのをキープしているので、コンディション的にはかなりいい状態だと思います。

 

――1年生のなかで2人がエントリーされましたね。

小:もともと箱根予選会も全日本駅伝もどっちも走りたいと思っていたので、選ばれて良かったなと思いもあります。チームで戦うので足を引っ張らないように自分が逆にタイムを稼げるように頑張っていきたいなと思います。

櫛:自分も箱根メンバーで走るとなるとまだ1年生なので気持ちの面であったり上級生に負けてしまったりすることはあると思うんですけどそこで自分の走りをすることが、僕と小澤にとって大事なことかなと思います。

富:1年生のうちからハーフマラソンという長い距離を走っているのは、エントリーされていない他の1年にもいい刺激になるなと思います。

 

――夏合宿で成長した面はありますか。

小:成長した面は体力面と、足の強化が成功したと思います。体力面だと30キロ走とか、最初はきつかったですけど合宿後半には楽にこなせるようになったり、足の強化という面では長い距離走れるだけの足をしっかりつくれたかなと思います。

櫛:足の筋力面や体力面もそうなんですけど、30キロに対するメンタル面も鍛えられたかなと思います。

富:単純に走る距離が増えたので、精神面であったり、足作りに関しては成功したんじゃないかなと思います。

 

――合宿中の思い出とかありますか。

小:1次合宿の妙高でやった10キロの山トライアル、山をとことん登り続ける練習が1番印象に残っていて、すごいきつかったので印象に残っています。

櫛:自分も妙高合宿が特にきつく感じて、自分は10キロの山のタイムトライアルもきつかったですけど、最終日にやったペース走で30キロ入ったんですけど、初めての30キロだったので足の筋力面が足りないと思いました。

富:2回目の合宿、選抜じゃない方の青森合宿で4000メートル×5本をやったのが特にきつく感じました。


――箱根駅伝といえばどんなイメージを持っていますか。

小:自分の中で、陸上を始めたときの最終目標であったので、憧れの舞台という印象が強いです。

櫛:自分も中学のときに箱根駅伝に憧れて長距離を始めたので、自分の憧れの舞台なのでやっぱり特別な気持ちもあります。

富:毎年お正月にはテレビでは箱根を見ていたので、テレビの中の憧れの場所というイメージがあります。

 

――オフはどのように過ごしていますか。

小:オフというオフをまだ過ごせてないというか、休みの日は学校があったり土日は部活があったりするのでリフレッシュにたい焼きを下高井戸で食べたりしています。

櫛:自分は月曜日が朝から最後まで授業があってオフというオフは過ごせないんですけど、自分も食事面でおいしいところに行って、リフレッシュしてます。自分も唐揚げとかが好きで本当は寿司とか高い所に行きたいですけど、金銭面的にコストパフォーマンスがいいものを食べてます。

富:充実したオフを過ごしてると思っていて、活発に活動してると思っています。友達とどっかに出かけたり、体を休めたり充実していると思います。

小:嘘しかつかない(笑)。


 ――同学年の雰囲気はどうですか。

小:先輩達から言われたのは、1年生は夏合宿が終わるとフレッシュさもなくなってくるというか、だんだん学校生活にも慣れてきて、疲れが秋以降に来るから走れなくなると言われてたんですけど、自分たちの学年はそこまでは落ちた人はいないので元気な学年かなと思います。

櫛:今のところ大きな問題もけんかもなく、みんなで箱根駅伝という大舞台に突き進んでいるので自分としてはいい学年かなと思います。

富:個々の練習の強さであったり、性格であったり個々で強いなと思っていて、協力しながらもしっかり高め合ったりしてると思います。

 

――チーム内で仲の良い人は誰ですか。

小:いろんな先輩と仲良くしてもらっているんですけど、特に岡田先輩(和大・文3=中京)には師匠的なポジションの人でかなりお世話になっています。お笑いの伝授もしてもらってます。

櫛:自分は仲がいいっていうか、いじりがいのある加藤大誠(営1=鹿児島実)かなと思います。いじるとめちゃくちゃ喜んでくれる生粋のMかなと思います(笑)。

富:同学年だとみんなと仲がいいんですけど、先輩だと同じ高校出身の佐々木大輔先輩(営4=八千代松陰)を慕っていて、自分の師匠のような先輩です。

 

――大学生活とか授業はどうですか。

小:単位とかは大丈夫なんですけど、学校生活はようやく慣れてきた頃かなと思います。

櫛:勉強するのはやっぱり嫌いなんですけどやっぱり英語には苦手意識があって、その授業は絶対に単位を落としたくなくて、毎回しっかり学校に行って授業を受けて、あとはほどほどに頑張っています。

富:授業の100分という長さにはまだ全然慣れていないですが、しっかりと授業の方には継続して出ているのでこれからもしっかり続けたいと思います。

 

――箱根予選会と全日本駅伝に向けて意気込みをお願いします。

小:箱根予選会ではしっかりとチームに貢献できるように淡々と走って1時間3分台を目標にして、全日本駅伝ではシード権を獲得したいと思っているので個人として区間上位で走ってチームに貢献できればいいなと思います。

櫛:自分も箱根予選では落ち着いて入って、どんどんペースを上げてラスト5キロもしっかり切り替えの走りをして1時間3分台を目標にして、全日本では1年生ということでおじけづいてしまうことなく区間賞を狙えるような走りができたらと思います。

富:全日本では任された区間を監督の期待以上の攻めの走りで頑張っていきたいと思います。

 

◆小澤 大輝 おざわ だいき   1万m 29分50秒34

◆櫛田 佳希 くしだ よしき   1万m 30分04秒49 

◆富田 峻平 とみた しゅんぺい 1万m 30分29秒02

 

[入野祐太]

 

明日は3・4年生の座談会をお届けします。

お楽しみに!


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