(6)「自覚を持ってプレーに向き合う」田名部共弘 インタビュー
実業団の廃部、国内リーグ発足など様々なニュースが飛び交い、革新のときにある日本アイスホッケー界。その中で大学王者として君臨し続けている明大。彼らが見ている景色とは。今回は、関東大学リーグ3連覇を狙う選手たちの心境を伺うとともに、自身のルーツや競技の魅力に迫った。第6回はFW田名部共弘(文2=八戸工大一)のインタビューをお送りする。
(この取材は7月18日、10月15日に行われたものです)
――改めて春を振り返っていかがですか。
「昨年は全タイトルを取って、いい感じで終わりました。昨年のままの気持ちで試合に臨んでしまったのが、敗因だと思います。不甲斐ないという印象です。自分のプレーもできていませんでした。気持ちを入れ直していけば、ここからは負け知らずだと思います」
――明大に進学して1年が経ちました。
「高校まで実家生活だったので、寮生活に不安がありました。やっぱり1年生というのもあって、大変なこともあったけど、その分楽しいこともあったからやってこれました。大学もスポーツ推薦で入学したので、当然頭も良くなくて、最初は手間取っていたけど、うまくやっていきながら順応しました。(昨年の4年生)みんなうまくて毎回練習でも影響を受けていました。一緒に生活をしている分、私生活でも影響を受けることが多かったです。2年生になって、部屋に後輩はいないけど、仕事を教えたりとかになると、自分がしっかりしないとついてこないというのもあるので、先輩としての自覚はあります」
――同期はどんな人たちですか。
「全員ノリ良くて、仲良くて、最高です(笑)」
――明大に進学した理由を教えてください。
「小学校のときに入っていたジュニアチームのユニホームが、明大のユニホームとほぼ同じで、明大をもとにデザインしたやつで、そのときからかっこいいなと思っていて、ユニホームだけを(笑)、そこから大学の試合を見るようになって、ホッケースタイルがいいなと思っていました」
――競技を始めたきっかけを教えてください。
「お父さんがホッケーをやっていたので、それで二つ上のお兄ちゃんが始めて、気づいたらやっていた感じです」
――FWの魅力はどんなところにありますか。
「DFに比べてパックを取りに行くスピードや得点を決めるところです」
――プレー中に意識していることはありますか。
「フェンス際のプレーが課題だと思っていて、パックの取り合いで負けないで味方につなぐというのを意識しています。自分はシュートが得意だと思っているので、自分のシュートを生かすにはどうすればいいのか、特別足が速いとかはないので、体使ったプレーを一番に考えています。小学校のときから頭一つ抜けて大きかったので、そのときから変わらずこのスタイルです」
――プレーしていて、ホッケー楽しいと思う瞬間はどんなときですか。
「大事な試合で点数を決めて、みんなで喜びあったり、みんなで切磋琢磨練習して、結果出たときにやっぱりホッケー最高だなと思います」
――リーグ1巡目の総括をお願いします。
「今年の目標として、昨年以上に活躍しなければいけなくて、FWが減ってしまったので、だから活躍しようと思っていたんですけど、昨年から抜けたFWの穴埋めをするのは結構厳しいところがあって、自分のスコアポイントとか他のプレー内容的にも満足はしていないです。自分たち2年生がやるしかないので、自覚を持ってプレーに向き合って、2巡目で活躍できるように頑張ります(笑)」
――ありがとうございました。
[藤山由理、村川拓次]
★応援に行こう★
大会名:関東大学リーグ戦
日付:10月22日(火)対日大
場所:ダイドードリンコアイスアリーナ(西武新宿線東伏見駅、徒歩1分)
試合開始予定:10月22日(火)20:30~
田名部選手から一言
「持ち味であるシュートとハードなコンタクトプレーに注目してください」
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