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田川・甲斐ペア インカレ初V!

自転車 2019.09.26

◆8・24~26第75回全日本大学対抗選手権(松本市美鈴湖自転車競技場)▼タンデム・スプリント❶田川・甲斐


 昨年度は7位、昨年度は3位と着実に成熟を見せていた田川翔琉(政経4=ルーテル学院)・甲斐俊祐(営3=元・別府商)ペア。3度目の挑戦で見事インカレを制した。団体ではロードと合わせて総合3位に。昨年には及ばずとも、実力をいかんなく発揮した。


タンデム物語最終章

 大きな声援に人さし指を立てて応えた。決勝戦の相手は、7月の全日本学生トラックで後塵(こうじん)を拝した宿敵・中大。1本目を先取し、勝負の2本目に臨んだ。残り2周、中大が外から一気にカットイン。一時は3台分にも差が広がるが「負けないパワーを付けるために重いギアを踏んできた」(田川)。残り1周から徐々に加速。最終コーナーで並び、スプリント勝負を差し切った。

 「お互いが信頼し合っていた」(田川)。甲斐が入学してペアを組み始め、これまで何度も大会を重ねた。昨年の全日本学生トラックでついに優勝。しかし1カ月後のインカレでは3位に沈んだ。〝インカレで何としても勝ちたい〟。その強い思いは2人を結ぶ。「先輩の思う通りにやるだけ」(甲斐)。学年の壁を越えた固い絆が今回の勝利を生んだ。

 田川はこの大会をもって自転車競技を引退。卒業後は競輪選手を目指して競輪学校へ。残された甲斐は次期主将に任命され、新チームを引っ張る立場に。ハッピーエンドで締めた2人の物語は、新章へ突入する。


【川和健太郎】


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