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古賀 インカレ初優勝!

競走 2019.09.26

◆9・12~15第88回日本学生対校選手権(岐阜メモリアルセンター長良川競技場)▼男子1万㍍競歩❶古賀


 輝く金メダルは復活の証しだ。トラックシーズンを締めくくる日本学生対校選手権。男子1万㍍競歩に出場した古賀友太(商2=大牟田)は、執念のスパートで初優勝を飾った。



苦境でこそ成長

 残り400㍍、ついに古賀が仕掛けた。「ラスト出れば勝てる」。力みのない完璧なスパートでライバルたちを置き去り、そのままゴールへ。39分56秒49の自己ベストで、勝ち切る力を見せつけた。

 今季は挫折からのスタートだった。5月の関東インカレでは、序盤でまさかの失格。1部残留の重圧に負け、フォームの安定性が欠けていた。しかし園原健弘総合監督は「実力がないことをたたき込まなきゃいけない」。厳しい言葉で腐る暇を与えなかった。すぐに日本陸上競技連盟の三浦康二氏を専属コーチに置き、徹底したフォーム改善が始まる。失格の原因は冬に故障した膝。柔軟と筋トレで下半身を強化した。さらに歩く姿を動画に撮り、腕の振りや上半身の動きを再確認。「自信が持てるフォームに戻っている」。〝自分を見つめ直す〟ことで、速くだけではなく強く。大学での初タイトルを手にするまでに大きくなった。

 絶対的エースは止まらない。入学後からずっと目標である「東洋大を倒したい」。今大会不出場のライバル・池田向希と川野将虎(ともに東洋大)に勝ち、世界の舞台に立つその日まで。この優勝はまだスタートラインだ。


【仁科せい】


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