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青山大基 攻撃型DFに不可能はなし

アイスホッケー 2019.09.21

 常勝明治のDFをけん引する。青山大基(法2=釧路江南)はU―16(16歳以下)代表に召集以来、世代別の代表を次々と経験。昨年度の11月にはシニア代表にも選出され、その実力は折り紙つきだ。日本アイスホッケー界期待のホープが史上最強のチームを築き上げる。

 

特性

 「自分がやるしかない」。今年度の関東大学選手権・早大戦。味方へのパスを選択せずに放ったミドルシュートがゴールネットを揺らす。その直後にも、強力な一振りで追加点を決める活躍。攻守で魅せる青山の持ち味が存分に発揮された試合だった。

 アイスホッケーを始めた小学生の時から貫いているDFのポジション。しかし同時に「攻めるのも好き」と、攻撃への熱い意欲を持ってプレーをしてきた。そんな青山の才能を開花させたのが高校時代の監督・村上裕幸氏(平5法卒)だ。リンクの3分の1を一人で使い、ミドルレンジからのシュートを毎日40分間ひたすら練習した。磨き上げたシュート力は「日本代表レベル」と育ての親も太鼓判を押す。それに加え、爆発的なスピードと天性のバネ、スタミナを持ち合わせ、相手のパックを奪うと攻撃の起点に。「守るだけのプレーでは役に立たない」。こうして攻撃型DFのスタイルが確固たるものとなった。

 

超越

 「不可能などない。不可能を証明することが不可能なのだから」。青山は村上氏が常に口にしていた言葉を胸に刻んでいる。大学4年次に実業団を撃破し〝史上最強〟と称されたアイスホッケー部で主将を務めた村上氏。「将来は主将として、自分の年代の強さを越えてほしい」。恩師の思いを背負い明大に進学すると、1年次から主力として試合に出場。2年連続3冠に貢献した。「勝つ味を覚えたからこそ、また優勝したい」。勝ちへの貪欲さを原動力に、絶対王者の称号は譲らない。そしてさらなる高みへ。青山のプレーは大学レベルに留まらず〝史上最強〟の恩師をも超越する。決して容易な道ではないが「日本を代表する選手に間違いなくなる」(村上氏)。青山の名がアイスホッケー界にとどろく日が必ず訪れる。理由はただ一つ。彼に不可能などないのだから。

 

[村川拓次]

 

◆青山 大基(あおやま・だいき) 法2、釧路江南高、172センチ・75キロ。体づくりには余念がなく、寝る前には筋肉に良い卵納豆ご飯を食べる。


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