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(8)インカレ前インタビュー 中平慎吾×米澤要

ソフトテニス 2019.08.04

 全日本大学対抗選手権(インカレ)が8月5日に幕を開ける。昨年度創部初の団体戦優勝を果たした男子は、今年度春季リーグ戦、東インカレと強敵・早大を撃破。その勢いはとどまるところを知らない。王者として迎えたこの夏、2度目の日本一へと挑む。今回は今年度これまでの振り返り、そしてインカレへの意気込みを選手たちに伺った。

第3回は中平慎吾(農4=尽誠学園)・米澤要(営4=能登)ペアのインタビューをお届けします。(この取材は7月14日に行われたものです)

 

――今シーズンこれまでの振り返りをお願いします。

米澤(以下:米):春リーグと東インカレとこれまで敵視してきた早稲田に団体戦に勝てたことは、すごく大きな力になれたと思います

中平(以下:中):春リーグ、東インカレの団体戦で早稲田に勝てたことは自信につながりました。でもチームとして足りていない部分も見つかったと思います

 

――お互いの印象を教えてください。

米:もう喋らないですよ(笑)。僕がどんなに喋っても喋らないです。でもお酒飲んだときだけべらべら喋ってくるところはうれしいですね(笑)。中平は試合中もずっと平常心なので、僕が緊張していても中平とペアを組んでいると冷静でいられます。すごく大事なプレーでも落ち着いてプレーできたり、メンタルが強く1本で決めてくれることが多いので、そういったところはとてもありがたいですね

中:普段はおちゃらけていますけど、試合になったら一生懸命やっています。(プレーとしては)米澤は結構動く方だと思うので、早い段階の仕掛けが多くてそういうところは組んでいてやりやすいですね

 

――ペアを組まれたのはいつからですか。

米:1年生からですね。何度か他の組み合わせも試してはみましたが、勝てなくはなかったですけど、やっぱり一番中平がしっくりきたので、チームの軸になる得るペアだったと思います

中:1年生の頃は丸山が先輩と組んでいたので、それで僕と米澤になったのかなと思います。他の組み合わせを試したことはしましたけど、でも結局こうなりましたね。やることが分かったりするので、お互いにやりやすさはあると思います

 

――早大を倒すことができた要因を教えてください。

米:一人一人がこのチームに勝つという思いを持てたことが、結果に出たと思いますね

中:みんなの気持ちが全員勝とうと統一されて、気持ちで勝てたのかなと思います。今までだったら勝てたらいいなという感じでしたが、今年から絶対に勝つという気持ちで挑めたので、それが良かったと思います


――昨年の王者として追われる立場となりました。

米:丸山(海斗主将・政経4=上宮)とも話していましたけど、2連覇することが本当に難しいことです。そこをインカレが追われる立場だからこちらから向かっていくのではなくて、最初から楽しむだけにすれば結果は良いように付いてくると思います

中:実力的には早稲田の方が上だと思うので、去年は勝ちましたけど、チャレンジしていく気持ちで挑みたいと思います

 

――明大としての強みは何でしょうか。

米:結束力ですかね。チームの1年生から4年生まで全員が仲良いので、喋れない人とかも全然いないことがしっかり生きればいいかなと思います。実は1年生と4年生の上下関係をなくすというと変化もしれないですが、基本雑用などを1年生がやるところを上の学年でも率先したりして、上から行動して見せたことが結果につながっているのかなと思います

中:毎年そうですが、チームワークが良くてみんな仲良いので、まとまりがあるのが強みかなと思います

 

――期待する選手はいらっしゃいますか。

米:根本(大地・政経2=大和高田市立高田商)選手かなとは思います。今回の東インカレもそうですが、最年少の中でも早稲田にしっかり勝って存在感のあるプレーをしていたので、インカレでもカギとなる選手だと思います

中:本倉(健太郎・農3=岡山理大付)ですかね。インカレが強いので、僕のイメージでは夏に強さを発揮してくれると思います。僕も頑張りますけど、本倉も頑張ってほしいなと思います

 

――負けたくない相手を教えてください。

米:早稲田ですね。選手だと因(早大)に負けたくないですね。元ペアということもあるので、お互いの手の内を分かっている上でどう駆け引きしていくかが難しいし、一番大事な試合になってくると思います

中:早稲田です。早稲田に勝って優勝したいです

 

――インカレへの目標をお願いします。

米:団体戦は2連覇をしてお世話になった人たちに恩返ししたい気持ちがあります。個人戦はもちろん優勝ですけど、本当に自分のソフトテニス人生最後のテニスをすることが目標です

中:本当に大学最後の試合なので、2連覇しようと思います

 

――ありがとうございました。

 

[木田諒一朗]


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