特集記事
SPECIAL

(6)インカレ前インタビュー 本倉健太郎×根本大地

ソフトテニス 2019.08.02

 全日本大学対抗選手権(インカレ)が8月5日に幕を開ける。昨年度創部初の団体戦優勝を果たした男子は、今年度春季リーグ戦、東インカレと強敵・早大を撃破。その勢いはとどまるところを知らない。王者として迎えたこの夏、2度目の日本一へと挑む。今回は今年度これまでの振り返り、そしてインカレへの意気込みを選手たちに伺った。

 第2回は本倉健太郎(農3=岡山理大付)・根本大地(政経2=大和高田市立高田商)ペアの対談インタビューをお届けします。

 

――今シーズンの振り返りをお願いします。

根本(以下:根)リーグ戦ではシングルスに回されて、今年はダブルスで出る機会はないかなと思っていました。その後ダブル前衛でずっと練習していて、急きょ東インカレは当日雁行陣の前衛として起用されましたが、そこで自分が良いプレーができて結果につながったので、何とか耐えているかなと思っています。

本倉(以下:本)僕は今シーズンに入って、ずっと自分の思ったプレーが全然できなくて結構悩んでいた時も多くありました。ですがこの東インカレの早大戦で、今シーズンの中で一番良い試合ができたと思うので、このままインカレでピークを持ってこられるようにしたいです。

 

――互いにプレーヤーとしてすごいと思うところはありますか。

根:僕は高校2年生の時にインターハイの決勝戦で負けていて、大学に入ってもインカレ個人戦優勝、次の年に団体戦で3本回しというすごい存在の人と組めているので、僕がうまく生かしていかないともったいないなと思います。(本倉は)サーブが武器だと思っていて、当たったら痛いなと思いながらずっと前で構えています。

本:根本はこう見えてテニスの面では頭良くて、いろいろ考えながらやっています。大事なところで抑えてくれる前衛というのはすごく頼れると思いますし、相手がどう動いているのか見ていて、感覚で動いているようで考えてやっているのかなと思います。

 

――本倉・丸山海斗主将(政経4=上宮)ペアの昨年の3本回しは周囲にも強く印象に残っていると思います。

本:昨年の3本回しは丸山さんが僕を引っ張ってくれて、周りが応援して盛り上げてくれて、僕はコートに立っていましたが、周りの人のおかげというのが9割ぐらいだと思います。

根:そんなことはないですよね(笑)。普通に強いです。

本:でも昨年はみんなのおかげで勝てたので、今年は少しでも貢献できるように向かっていけたらと思っています。



――インカレに向けてカギになってくると思う選手はいますか。

根:僕ですね。僕だと思います。実際に出るか分からないですけど、上の2ペアは堅い中で僕が出たとして、本倉さんは経験があるので、僕がどれだけチームを勢いづけるプレーができるか、僕がどうなるかだと思います。団体戦なので気持ちをつくっていかないといけないなと思っています。

本:北本(達己・商2=大和高田市立高田商)・丸山ペアと中平(慎吾・農4=尽誠学園)・米澤(要・営4=能登)ペアは強くて確実に出場するので、やっぱり3本目に出る人がカギになるかなと思っています。殲滅(せんめつ)戦なので1番手に出る人たちが負け過ぎると他の強い2ペアにも負担が掛かって、試合を重ねるごとに体力も削られて、決勝にいったとしてもやられる可能性はどんどん大きくなります。殲滅戦ではどのペアもしっかり目の前の相手を倒せるようにすれば、強い相手にも良い勝負ができると思います。

 

――インカレの目標をお願いします。

根:団体は優勝を目指して、出たら一試合一試合自分のできることでチームを盛り上げられたら一番良いと思います。個人戦ではペアはダブル前衛になるので2日目に残って、そこからは一試合一試合勝てるように頑張りたいです。

本:団体は優勝目指して頑張るのと、個人戦は昨年まで丸山さんと組んで、丸山さんにずっと引っ張ってもらって勝たせてもらっていた部分が大きいので、今年は自分から引っ張っていけるように、ペアと協力して一つでも多く勝ちたいです。

 

――ありがとうございました。

 

[福田夏希]


関連記事 RELATED ENTRIES