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(5)インカレ前インタビュー 金子大祐×鈴木竜弥

ソフトテニス 2019.08.01

 全日本大学対抗選手権(インカレ)が8月5日に幕を開ける。昨年度創部初の団体戦優勝を果たした男子は、今年度春季リーグ戦、東インカレと強敵・早大を撃破。その勢いはとどまるところを知らない。王者として迎えたこの夏、2度目の日本一へと挑む。今回は今年度これまでの振り返り、そしてインカレへの意気込みを選手たちに伺った。

 第1回は金子大祐(営3=大和高田市立高田商)・鈴木竜弥(法1=東北)ペアの対談インタビューをお届けします(この取材は7月14日に行われたものです)。

 

――今シーズンこれまでを振り返っていかがですか。

金子(以下:金):まずリーグ戦で王座に出られなくて、そこからの始まりでしたが東インカレで優勝できて、インカレに向けては上向き加減でいい感じできていると思います。

 

――2人が組む経緯はどのようなものですか。

金:リーグまでずっと組んだことはなかったんですよ。

鈴木(以下:鈴):練習でも想定されていなくて。

金:今年のチームは前衛が多いのでどうしてもダブル前衛をつくらなくてはいけないということで、初戦で米澤さん(要・営4=能登)と出たのですが、負けて次どうするかとなって。僕は結構ダブル前衛キャラだったので、そのペアをどうするかとなった時に、竜弥が調子良くて。正直ダブル前衛って結構勢いみたいなところとか博打なところがあるので「竜弥でいってもいいんちゃう?」みたいなことを丸山さん(海斗主将・政経4=上宮)に言われて、腹くくりますってなりました。

 

――試合中はどのような感じでやっていますか。

金:映画でアベンジャーズってあるじゃないですか、僕ら好きでずっと見ているんです。めっちゃしょうもないんですけど、リーグ戦の時も組んだことがなかったから戦術的なこともそんなに話すこともなくて、ハルクというキャラがいるんですが、ボコボコにされてるときに流れを変えようと(鈴木が)「金子さんこれまずいです、僕ハルクになります」って言って。試合中にですよ。おう頑張れっていう(笑)。

鈴:しょうもない(笑)。


 

――お互いのすごいと思うところはどこですか。

金:反応と弾きがすごいです。とっさのときって結構そういうボールはつなぎがちなんですけど、決めにいってくれるので助かります。

鈴:金子さんは前衛なんですけど、前衛というよりは後衛です。4人目の後衛という感じで後衛並みに安定感があって助かります。

 

――先輩と組むのは緊張しますか。

金:しないだろ(笑)。

鈴:全てを包み込んでくれます。

金:母のように。

鈴:聖母ですね、緊張はしないです。試合をやる上でそれは大きいと思います。

 

――それぞれ個人の課題は何ですか。

金:フィジカルの部分ですね。どうしても練習量が落ちてきて1年生の頃はそんなにトレーニングなどはしなかったんですけど、きっかけはちょっと痩せようと思ったことで、最近トレーニングしたら体のキレが良いんですよね。もっとやっておけば良かったなと思っています。

鈴:僕はしっかり体力とか集中力です。技術的には競り合えるところぐらいまではいけると思っているので、最後の集中力や体力の差で負けてきたからこそ、インカレまでにはそこを克服していきたいです。

 

――どんなトレーニングをしていますか。

金:体幹をベースに、腹筋したりダンベルを上げたりしています。体幹が安定してきて崩れなくなったというか、ダブルフォワードでやっていると戻りとか結構細かい部分があるんですけど、そこで踏ん張れるようになりました。

鈴:金子さん結果が見えてきて、結構周りからも言われてるんですよ。

金:「調子ええなあ、今まで見た中で一番よかった」って言われています。腹筋はバキバキではなくパキパキくらいです。ここからなんでインカレ8月にはバッキバキです。脱げます(笑)。

鈴:僕は普通です、可もなく不可もなく。

 

――インカレではどのように戦いたいですか。

金:(東インカレで)アピールできたので、インカレも体力的にきつい殲滅(せんめつ)戦なので出番はあるものと考えて準備しておきたいです。普通に考えたら4番手みたいな扱いなんですが、金子鈴木が出てきたら怖いなって思わせられるような存在でいられたらなと思っています。

鈴:今言ったようにまたチャンスもまたあると思うので、しっかり準備して4番手として脅かす、下にも金子鈴木がいるというような圧力をかけられたらなと思います。

 

――インカレの目標をお願いします。

金:最強の伏兵ということで団体2連覇を目指して頑張っていきたいと思います。

鈴:僕も秘密兵器としてしっかり準備しつつ、応援とかサポート面にもしっかり加わって、全員で2連覇していきたいです。

 

――ありがとうございました。

 

[青木優実]

 


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