(5)インカレ前インタビュー 金子大祐×鈴木竜弥
全日本大学対抗選手権(インカレ)が8月5日に幕を開ける。昨年度創部初の団体戦優勝を果たした男子は、今年度春季リーグ戦、東インカレと強敵・早大を撃破。その勢いはとどまるところを知らない。王者として迎えたこの夏、2度目の日本一へと挑む。今回は今年度これまでの振り返り、そしてインカレへの意気込みを選手たちに伺った。
第1回は金子大祐(営3=大和高田市立高田商)・鈴木竜弥(法1=東北)ペアの対談インタビューをお届けします(この取材は7月14日に行われたものです)。
――今シーズンこれまでを振り返っていかがですか。
金子(以下:金):まずリーグ戦で王座に出られなくて、そこからの始まりでしたが東インカレで優勝できて、インカレに向けては上向き加減でいい感じできていると思います。
――2人が組む経緯はどのようなものですか。
金:リーグまでずっと組んだことはなかったんですよ。
鈴木(以下:鈴):練習でも想定されていなくて。
金:今年のチームは前衛が多いのでどうしてもダブル前衛をつくらなくてはいけないということで、初戦で米澤さん(要・営4=能登)と出たのですが、負けて次どうするかとなって。僕は結構ダブル前衛キャラだったので、そのペアをどうするかとなった時に、竜弥が調子良くて。正直ダブル前衛って結構勢いみたいなところとか博打なところがあるので「竜弥でいってもいいんちゃう?」みたいなことを丸山さん(海斗主将・政経4=上宮)に言われて、腹くくりますってなりました。
――試合中はどのような感じでやっていますか。
金:映画でアベンジャーズってあるじゃないですか、僕ら好きでずっと見ているんです。めっちゃしょうもないんですけど、リーグ戦の時も組んだことがなかったから戦術的なこともそんなに話すこともなくて、ハルクというキャラがいるんですが、ボコボコにされてるときに流れを変えようと(鈴木が)「金子さんこれまずいです、僕ハルクになります」って言って。試合中にですよ。おう頑張れっていう(笑)。
鈴:しょうもない(笑)。
――お互いのすごいと思うところはどこですか。
金:反応と弾きがすごいです。とっさのときって結構そういうボールはつなぎがちなんですけど、決めにいってくれるので助かります。
鈴:金子さんは前衛なんですけど、前衛というよりは後衛です。4人目の後衛という感じで後衛並みに安定感があって助かります。
――先輩と組むのは緊張しますか。
金:しないだろ(笑)。
鈴:全てを包み込んでくれます。
金:母のように。
鈴:聖母ですね、緊張はしないです。試合をやる上でそれは大きいと思います。
――それぞれ個人の課題は何ですか。
金:フィジカルの部分ですね。どうしても練習量が落ちてきて1年生の頃はそんなにトレーニングなどはしなかったんですけど、きっかけはちょっと痩せようと思ったことで、最近トレーニングしたら体のキレが良いんですよね。もっとやっておけば良かったなと思っています。
鈴:僕はしっかり体力とか集中力です。技術的には競り合えるところぐらいまではいけると思っているので、最後の集中力や体力の差で負けてきたからこそ、インカレまでにはそこを克服していきたいです。
――どんなトレーニングをしていますか。
金:体幹をベースに、腹筋したりダンベルを上げたりしています。体幹が安定してきて崩れなくなったというか、ダブルフォワードでやっていると戻りとか結構細かい部分があるんですけど、そこで踏ん張れるようになりました。
鈴:金子さん結果が見えてきて、結構周りからも言われてるんですよ。
金:「調子ええなあ、今まで見た中で一番よかった」って言われています。腹筋はバキバキではなくパキパキくらいです。ここからなんでインカレ8月にはバッキバキです。脱げます(笑)。
鈴:僕は普通です、可もなく不可もなく。
――インカレではどのように戦いたいですか。
金:(東インカレで)アピールできたので、インカレも体力的にきつい殲滅(せんめつ)戦なので出番はあるものと考えて準備しておきたいです。普通に考えたら4番手みたいな扱いなんですが、金子鈴木が出てきたら怖いなって思わせられるような存在でいられたらなと思っています。
鈴:今言ったようにまたチャンスもまたあると思うので、しっかり準備して4番手として脅かす、下にも金子鈴木がいるというような圧力をかけられたらなと思います。
――インカレの目標をお願いします。
金:最強の伏兵ということで団体2連覇を目指して頑張っていきたいと思います。
鈴:僕も秘密兵器としてしっかり準備しつつ、応援とかサポート面にもしっかり加わって、全員で2連覇していきたいです。
――ありがとうございました。
[青木優実]
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(9)インカレ前インタビュー 北本達己×丸山海斗
ソフトテニス 2019.08.05全日本大学対抗選手権(インカレ)が8月6日に幕を開ける。昨年度創部初の団体戦優勝を果たした男子は、今年度春季リーグ戦、東インカレと強敵・早大を撃破。その勢いはとどまるところを知らない。王者として迎えたこの夏、2度目の日本一へと挑む。今回は今年度これまでの振り返り、そしてインカレへの意気込みを選手たちに伺った。 第5回は北本達己(商2=大和高田市立高田商)・丸山海斗主将(政経4=上宮)ペアの対談インタビューをお届けします(この取材は7月16日に行われたものです)。 ――今シーズンの振り返りをお願いします。丸山(以下:丸):僕たちが1年生から3年生の時と比べると、やるときはやる、楽しむときは楽しむという感じで、良い雰囲気でやれているのではないかと思います。北本(以下:北):昨年も4年生が頑張ってくれていたんですが、今年はさらに4年生が頑張ってくれています。僕も丸山さんと組み始めて、引っ張られて良くなっている感じがするので、本当に4年生の頑張りがこのシーズンは大きかったかなと思います。 ――東インカレの優勝を振り返っていかがですか。丸:東インカレはでき過ぎていたかなと思います。苦しむことなく勝ち上がれて、最後は4年生2人が頑張ってくれて。北:確かに丸山さんが言ったように良いように終わったかなと思っています。殲滅(せんめつ)戦じゃなくて点取り戦になったりして運よく勝ってしまったので、もう少し気を引締めていかないと。丸:団体戦で全国大会の最終目標の前に優勝してしまうと、自分たちの気持ちからか、次の最終目標で優勝するのが相当難しくなります。それがあるので、負けていたら良かったというわけではないですが、そんな中で勝てたらみんなさらに成長できると思うし、下に何か残していけるのではないかなと思います。 ――ペアの結成はいつですか。丸:3月の春合宿です。(ペアを)ばらしていろいろ組んでみようということで「いいやん」ってなったのがこのペアでした。北:5月に世界大会の予選があったんですよ。サーフェスがハードコートで、ダブルスでハードコートだとカットサーブが返しづらいのですが、僕がカットサーブなのでそれで丸山さんが前衛で取りにいく形だと有利なんじゃないかと監督が。とりあえず世界大会の予選はこれでいこうとなって、それでふたを開けてみたらずっとこのペアでやっています(笑)。丸:リーグ戦も東インカレも。東インカレもインカレも「ペアどうしますか」って監督と話合ったら「変えなくていいんじゃない」ということになりました。 ――互いにプレーヤーとしてすごいと思うところはどこですか。北:僕はもう丸山さんと組ませてもらっているという感じなので、言ってしまったら全部すごいなという感じなんですよね。信頼感、安定感があります。そこそこの相手には丸山さんに任せておけば負ける気がしないです。丸:打つだけではなくて、横も上も使って視野を広く、コートを広く使えるところです。自分が合わなくてしんどいときに、前衛を見てしっかりラリーして自分が合せられるようになるまで耐えてくれています。 ――北本選手は動画配信も始めています。北:ソフトテニスって競技人口少ないじゃないですか。世間からあまり認知されていないから。例えば丸山さんってすごい選手なのにそこらの中学校とかに行ったら丸山さんのことを知らない人が多いんですよ。他の競技だったら、すぐ選手の名前が出てくると思うんですけど、ソフトテニスだと誰が強いのってなると思います。「こういう強い選手がいるよ」とアピールしていって中学生が高校に入ったらやめてしまうのをなくして、こういう選手を見て僕も強くなろうって頑張ってくれるような要因をつくろうかなと始めてみました。 ――今年のチームの強みは何ですか。北:本当に僕は4年生の頑張りだと思います。僕らも頑張んないとって思うような、下が付いてくるようなプレーを見せてもらっているので、4年生の頑張りが強みだと思います。丸:今北本が言ってくれたように4年生の副将の2人と、あと若林(昌毅・法4=長野県長野)が、僕らが試合で待機している時に応援組の方をしっかりまとめてくれていて、試合に集中できます。僕らの代も人数が少ない中、1人でも頑張ってくれているというのが強みになっているのではと思います。 ――インカレの目標をお願いします。丸:団体戦は昨年優勝しているので、どこにも負けないというのが目標です。個人としてはシングルスで優勝したことがないので、日程的にしんどいんですけど優勝して、また2年ぶりにダブルス優勝して終わりたいと思います。北:団体は昨年、あと東インカレも優勝しているので、向かってこられると思いますが、逆に向かっていく気持ちで優勝できたらいいかなと思います。個人では、丸山さんが1回優勝しているので最後にもう1回優勝させてあげられるように頑張ります。 ――ありがとうございました。 [福田夏希]READ MORE -
(8)インカレ前インタビュー 中平慎吾×米澤要
ソフトテニス 2019.08.04全日本大学対抗選手権(インカレ)が8月5日に幕を開ける。昨年度創部初の団体戦優勝を果たした男子は、今年度春季リーグ戦、東インカレと強敵・早大を撃破。その勢いはとどまるところを知らない。王者として迎えたこの夏、2度目の日本一へと挑む。今回は今年度これまでの振り返り、そしてインカレへの意気込みを選手たちに伺った。第3回は中平慎吾(農4=尽誠学園)・米澤要(営4=能登)ペアのインタビューをお届けします。(この取材は7月14日に行われたものです) ――今シーズンこれまでの振り返りをお願いします。米澤(以下:米):春リーグと東インカレとこれまで敵視してきた早稲田に団体戦に勝てたことは、すごく大きな力になれたと思います中平(以下:中):春リーグ、東インカレの団体戦で早稲田に勝てたことは自信につながりました。でもチームとして足りていない部分も見つかったと思います ――お互いの印象を教えてください。米:もう喋らないですよ(笑)。僕がどんなに喋っても喋らないです。でもお酒飲んだときだけべらべら喋ってくるところはうれしいですね(笑)。中平は試合中もずっと平常心なので、僕が緊張していても中平とペアを組んでいると冷静でいられます。すごく大事なプレーでも落ち着いてプレーできたり、メンタルが強く1本で決めてくれることが多いので、そういったところはとてもありがたいですね中:普段はおちゃらけていますけど、試合になったら一生懸命やっています。(プレーとしては)米澤は結構動く方だと思うので、早い段階の仕掛けが多くてそういうところは組んでいてやりやすいですね ――ペアを組まれたのはいつからですか。米:1年生からですね。何度か他の組み合わせも試してはみましたが、勝てなくはなかったですけど、やっぱり一番中平がしっくりきたので、チームの軸になる得るペアだったと思います中:1年生の頃は丸山が先輩と組んでいたので、それで僕と米澤になったのかなと思います。他の組み合わせを試したことはしましたけど、でも結局こうなりましたね。やることが分かったりするので、お互いにやりやすさはあると思います ――早大を倒すことができた要因を教えてください。米:一人一人がこのチームに勝つという思いを持てたことが、結果に出たと思いますね中:みんなの気持ちが全員勝とうと統一されて、気持ちで勝てたのかなと思います。今までだったら勝てたらいいなという感じでしたが、今年から絶対に勝つという気持ちで挑めたので、それが良かったと思います――昨年の王者として追われる立場となりました。米:丸山(海斗主将・政経4=上宮)とも話していましたけど、2連覇することが本当に難しいことです。そこをインカレが追われる立場だからこちらから向かっていくのではなくて、最初から楽しむだけにすれば結果は良いように付いてくると思います中:実力的には早稲田の方が上だと思うので、去年は勝ちましたけど、チャレンジしていく気持ちで挑みたいと思います ――明大としての強みは何でしょうか。米:結束力ですかね。チームの1年生から4年生まで全員が仲良いので、喋れない人とかも全然いないことがしっかり生きればいいかなと思います。実は1年生と4年生の上下関係をなくすというと変化もしれないですが、基本雑用などを1年生がやるところを上の学年でも率先したりして、上から行動して見せたことが結果につながっているのかなと思います中:毎年そうですが、チームワークが良くてみんな仲良いので、まとまりがあるのが強みかなと思います ――期待する選手はいらっしゃいますか。米:根本(大地・政経2=大和高田市立高田商)選手かなとは思います。今回の東インカレもそうですが、最年少の中でも早稲田にしっかり勝って存在感のあるプレーをしていたので、インカレでもカギとなる選手だと思います中:本倉(健太郎・農3=岡山理大付)ですかね。インカレが強いので、僕のイメージでは夏に強さを発揮してくれると思います。僕も頑張りますけど、本倉も頑張ってほしいなと思います ――負けたくない相手を教えてください。米:早稲田ですね。選手だと因(早大)に負けたくないですね。元ペアということもあるので、お互いの手の内を分かっている上でどう駆け引きしていくかが難しいし、一番大事な試合になってくると思います中:早稲田です。早稲田に勝って優勝したいです ――インカレへの目標をお願いします。米:団体戦は2連覇をしてお世話になった人たちに恩返ししたい気持ちがあります。個人戦はもちろん優勝ですけど、本当に自分のソフトテニス人生最後のテニスをすることが目標です中:本当に大学最後の試合なので、2連覇しようと思います ――ありがとうございました。 [木田諒一朗]READ MORE -
(7)インカレ前女子主将・副将インタビュー 安西美由希×鈴木梨沙
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