特集記事
SPECIAL

六大学の応援団が集結 2000人の観衆を熱狂に包んだ/第66回六旗の下に

応援団 2019.07.12

 神宮球場を沸かせた六大学の応援団が圧巻の演舞を見せつけた。今年度で66回目となった東京六大学合同のステージ・六旗の下に。各大学が順番に応援歌を披露し、最後は六大学が同じステージでフィナーレを飾り4時間に渡るステージは大盛況のまま幕を閉じた。


◆6・23 第66回六旗の下に(神奈川県民ホール)

 

 当番校である東大の司会で幕を開けた六旗の下に。各大学がユーモアの効いたMCと自校の誇りを掛けた圧巻の演武を披露し、ついに明大の出番が来る。先日、5季ぶりの六大学春季リーグ戦優勝、そして38年ぶりの全日本大学選手権制覇を成し遂げた硬式野球部を誰よりも近くで応援してきた明大応援団。「日本一のチームを応援してきた団体として見合ったパフォーマンスを」(林紗愛・営4=明大中野八王子)。そんな思いを胸に秘めながら披露した厳かな嵐の拍手や華やかなチャンスパターンメドレーを織り交ぜたステージは観客を魅了した。

 

 大盛況のステージの裏には功労者たちがいた。連盟代表を務める吹奏楽部の瀬戸郁(理工4=小田原)、バトン・チアリーディング部の林そして応援指導班の玉貞行啓(政経4=修道)の3人だ。各大学に3人ずつ置かれる連盟代表。その業務内容は六大学間での連携や会場の照明企画書の作成、ステージの構成など多岐にわたる。中には細かい事務作業も多く「正直、面倒くさいと思うこともあった」(玉貞)という。それでも投げ出さなかったのは「この日のためにという気持ちがあった」(林)から。六旗の下にを成功させたい。各校の連盟代表が思いを一つに取り組んだことでステージは大盛況のまま終幕。2000人超の観客が集まる会場を熱狂の渦に包んだ。

 後期も神宮球場を彩る。夏休みをはさみ迎えるのは硬式野球部の六大学秋季リーグ戦。春秋連覇を後押しする〝日本一の応援〟を届けるために。二部一班が一丸となって突き進む。

[長沼遼太]

 


関連記事 RELATED ENTRIES