特集記事
SPECIAL

(8)突撃! 校友会訪問!〜①〜 大分県・中津扇城会

明大スポーツ新聞 2019.07.07

 校友会が何をしているかご存知だろうか。そんな学生のために、不定期で情報を提供してゆく。今回は大分県・中津扇城会だ。大分県中津市出身の明大生と在京明大OB・OGが由来。現在は年に一度、紫紺館で開催されている。今年度は、6月5日に行われた。

 


 「昔は先輩、後輩のつながりが強かった」。懐かしそうに回顧するのは同会幹事の古梶剛士氏(平7文卒)だ。50年以上の歴史を持つ中津扇城会は、現在大分県出身の校友たちの憩いの場となっている。「困った時に助けてくれた」。出席者の校友によると、30数年前は大分から上京した学生は苦学生も多かったという。そんな時に助けてくれたのが地元・大分の先輩。自分も先輩となった時には後輩に優しくしたそうだ。「今は奨学金もある」(伊達理郎幹事長・平3商卒)。中津扇城会の最大の強みは、後輩思いなところ。「扇城会育英基金」と題し、現役学生をサポートする。様々な奨学金制度があるため、学生が全てを理解できていない現状もある。地方から上京した学生は、支援が充実している中津扇城会に一度参加し、奨学金制度について相談することができる。


中津扇城会開催に尽力した古梶氏

 

 今回は前ローバースカウト部主将・川原田昌徳(理工4=中津南)や、弊部からは都甲可奈子(政経1=大分東明)が出席。大分出身の学生が合計10名程度参加した。「もっと学生に参加してもらいたい」(広畑正光扇城会育英基金事務局長)と、地元の交流が少なくなっている現状を嘆く。


 さらに、同会には北海道日本ハムファイターズで〝DJチャス〟として活躍する中原信広氏(平2文卒)も登場。会場は多いに盛り上がった。同会含め、地元の会合には人脈の広さも強みの一つだ。


 学生時代の思い出を話す中原氏


 金銭、友人関係、就職活動と、悩みが多い地方出身学生。そんな時は、地元主催の校友会に頼ってみるのも選択肢の一つだ。「地元を思い出し、友人ができた」(都甲)と、新たなコミュニティづくりにも一役買う中津扇城会。東京でちょっと地元が恋しくなった。地元トークがしたい。簡単な動機でいい。会に出席することで新しい発見があるかもしれない。少し顔を出してみようかな。そんな学生達を待っている。


最後は校歌斉唱で会を締めくくった

 

[髙橋昇吾]

 

【ご注目!!】

全国の校友会、父母会、関係者の皆様。活動を取り上げてみませんか?

明スポが取材に行き、記事にします!

お気軽にお問い合わせください!


関連記事 RELATED ENTRIES