(38)関東学生選手権 演技後インタビュー 中野耀司①

フィギュアスケート
2019.05.30

 ゴールデンルーキーたちが堂々の大学デビューを飾った関東学生選手権。今回は演技終了後の中野耀司主将(営4=横浜創英)のインタビューをお伝えする。

 

――演技を振り返っていかがですか。

 「普段の練習では良かったので、今日の演技はかなり自分の中でも自信があって、調子は悪くなかったです。4年生として一つ目の大学の試合なので、締まった演技をしたいと思っていましたけれど、少し最初2本ジャンプを降りて気合が入りすぎて、落ち着いてできなかったところでミスが出てしまいました。やっぱり嬉しさは全くなくて、悔しい気持ちです」

 

――今年度はSP(ショートのプログラム)を新しくされるということでしたが、今大会は従来のプログラムを選ばれた理由はなぜですか。

 「一昨日にショートプログラムが完成して、本当は滑りたかったですけれど、間に合わないということと、滑り納めのような形です。国体(国民体育大会)のSPは良くなかったので、いい演技をして締めくくりたかったので、この曲にしました」

 

――トリプルアクセルも安定していましたが。

 「アクセルは自分の中では難易度はそれほど高くないです。今まではフリップやサルコウなどの少し難易度を下げたプログラムでしたけれど、今年はアクセル、フリップとルッツという4回転以外では最高難易度のレベルのジャンプを入れていたので、どちらかというとアクセルよりもフリップ、ルッツは今回の収穫にしたかったというのはあります」

 

――新SPも難易度の高いジャンプを入れられますか。

 「そうですね。ジャンプの種類はアクセル、フリップ、ルッツで、3-3が入って、かつジャンプ以外のところで持っている力を出せるパフォーマンスを最大限に引き上げてもらったショートだと思います。ジャンプにこだわりすぎずに、ジャンプもプログラムもすごかったと思ってもらえるようなSPにしたいと思います」

 

――ステップも非常に良かったですが。

 「スピードに乗ってもつまづくこともありませんでしたけれど、最後のクラスターで失敗したので、レベルを3取れずに2になってしまいました。それでも気持ちよくは滑り切れたと思います」

 

――演技後は輪になって話をされていましたが。

 「演技が終わって一応形としてみんな集まってきてくれて、アクセルは良かったけれど、パンクしたルッツのミスが酷かったので、その話につきる感じです。ずっとみんなで楽しくその話をしました」

  

[大西健太]