(13)開幕前インタビュー 添田真海

硬式野球
2019.04.18

(この取材は3月13日に行われました。)

添田真海内野手(法4=作新学院)

 ――現在の調子はいかがですか。

 「今は順調で、まあまあな感じではきてるんですけど、やっぱリーグ戦の時に良くないと意味がないので今は良くも悪くも気にはしてないです。しっかりとタイミングだけよく打てるかどうかだけ考えてやっています」

 

――冬の取り組みを教えてください。

 「今年は内野をやることになるのですが、ずっとオープン戦期間もショートをやっています。この冬は自分がショートをやるということで守備に取り組んできました。まずは自分自身ができなくてはいけないと思ってので、とりあえずボールを受けまくりました。中学、高校とずっと内野としてやってきたので試合のリズムは感じやすいなと思います」

 

――打撃の取り組みはいかがですか。

 「夜はバッティングを中心にずっとやってきました。全体練習以外の部分がすごい大事になってくると思うので、自主練習としてかなり振っています。マシンを相手にかなり早めのボールを打ち込んで、速いボールを速いスイングで捉えられるように意識しています。あくまで現状ではありますけど、練習の成果を手応えとしてはつかめています」

――フォームを変えました。

 「バットが出しやすいように若干の調整をした。バットを7、8度寝かせました。調子が良い時と悪い時を比べると、悪い時のテークバック時はバットが立ち過ぎていたので。わずかですけど、無駄な動きが入ってしまうことで引っ掛けることが多かったです。寝かせたまま、そのまま出してくれば捉えやすいですね」

 

――打線での役割はどうお考えですか。

 「今は引っ張るべきところで引っ張れています。2番に置かれてもバントのサインが出なかったりすることが多いので、そういう場面でも右方向に引っ張って打ったりヒットでつないだり。そういうことが役割なのかなと思っています」

 

――リーグ戦を最も知る野手として、リーグ戦の怖さは。

 「去年は4年生で出ていた人が多くて、ほぼ総入れ替えという形になります。今はみんな調子が良くてもいざリーグ戦に入ると調子が変わってきたりするので。そこは未知すぎる分、分からないことが多いのが嫌なところですね」

 

――最高学年という立場をどう捉えていますか。

 「やっぱり頼るということができないっていうのは大きいですよね。最上級生がいなくなると、自分たちが4年生という立場として打撃でも引っ張る立場にならなくてはいけないと思います」

 

――求める打撃理論はありますか。

 「やっぱりこの1年はチームの勝ちにつながる一打ですね。チャンスで回ってくれば絶対に返したいです。ずっと大事にしてきたのはどれだけ試合で自分のスイングができるかです。声援とかプレッシャーとかあるその中で、しっかりと振れないと負けてしまうと思っていて。そこは変わってないですね」

――具体的な目標はありますか。

 「もちろん目標は10割です!笑。まあ一打席一打席を集中してやっていきたいですね。運が良ければかな。野球って運も大切なんで、運も積んで6割いきましょうか!どうせですもんね」

 

――大学生活の中で語らずにはいられない人は。

 「法政の朝山ですね。高校から寮生活一緒で、六大学にも進んで、野球の話とか今後の進路の話とかよくしますね。普段から誰かをライバルとかは思わないですけど、朝山だけはちょっと意識しますね。まだ対戦してないんで、来年こそはやろうって話はしてます」

――チームをどのようにご覧になっていますか。

 「自分は自分自身がちゃんとやって引っ張るっていう意識を持っているので、守備でもバッティングでも自分が引っ張っていこうかなという意識を持っています。そこが4年生になって最高学年になって抱いたことだし、やっぱり自分が中心にならなくちゃという自覚はありますね」

 

――「打撃は攻め」を貫いています。

「そこは変わらないですね。フォアボールもアウトになる進塁打も勝つためには必要になってくるのでね。打てない時でも目立たないけれども点に絡む、そういう1つの結果に出てない見えない勝ちを見据えた上で。スコアブックに見えないエラーが多いと勝ちが遠のくのと同じように、打撃でも見えない部分を大切にしてかなくてはならないですね」

――ありがとうございました。

 

 [丸山拓郎]