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(14)リリーカップカナガワ 演技後インタビュー 中野耀司

フィギュアスケート 2019.04.15

 今年度からWEB企画にて試合後のインタビューを掲載させていただきます。今回は昨日行われたリリーカップカナガワ後に行った中野耀司主将(営4=横浜創英)のインタビューを掲載します。


――演技を振り返っていかがですか。

 「とりあえず乗り切れたという感じです。中々良い練習ができておらず、不安な中で迎えましたけれど、気持ち的には新プログラムで、いろいろな人に見せられる機会だと思い、少し気楽に臨めたことが、ジャンプが決まった理由だと思います」


――なぜ今プログラムを選ばれましたか。

 「2年生次にサンタナを選びましたけれど、その時にも今回のプログラムを使いたかったです。しかし、いろいろな事情があって使えなくなってしまってしまいました。サンタナというプログラムを2年間使って納得いく演技ができたので、今度こそは使いたいなと思いました。小さい時からずっと好きな曲だったの選びました」


――練習はいつ頃から始めましたか。

 「1カ月経っていないくらいです。本当に最近作った感じだったので、あまり滑り込んではいなかったプログラムだったですけれど、それでもジャンプがまとまった分、安心しています」


――まだまだ完成とは程遠いですか。

 「滑り込みもですし、内容も変えてまとめられる構成で挑んだので、いつまでもこうしていてはダメです。まだまだ練習しないと結果が出ないのはわかっているので、もっと練習していきたいです」


――ジャンプもほぼノーミスで決まっていましたが。

 「調子自体は良くなくて、朝や昼にも練習にしましたけれど、その時も全然ふわふわしているようで感覚がなかったです。本番前の6分間練習でインカレ(日本学生氷上選手権)や国体ではいい演技ができたので、その感覚を思い出してやりました」


――アクセルはいかがでしたか。

 「アクセルは練習でもあまり跳べておらず、安定はしていなくて、それでも6分間の時は集中してできたので、不安な気持ちなく演技ができたと思います」


――点数はいかがでしたか。

 「点数はジャンプも決まったので、かなり出て良かったと思います。それでもまだ低いのでもう少し出せるように頑張ります」


――どのような構成を予定していますか。

 「最初に4回転サルコウを組み込んで、後半にトリプルアクセルを組み込むというプログラムの構成で作っています。どうにかレベルアップした構成で次の試合は臨みたいです」


――完成は見えていますか。

 「滑り込んでいないのもありますけれど、4回転自体は全然まだまだ跳べない状況です。1発目に4回転にチャレンジをして、あとは普段のアクセルは跳べているので、後半にアクセルを入れるような演技を練習からしていれば良いです。サルコウを組み込んだ時にも崩れない演技ができて、安定した内容になると思います」


――地方大会はどのような位置づけで臨まれていますか。

 「他の試合に比べたら気楽で、何かかかっているわけではないです。気負いみたいなものはないですけれど、それでも戦っているメンバーは他の試合でも一緒のメンバーなので、そこは負けたくない気持ちがあります。そこはライバル心みたいなものはあるので、結果よりも内容の方が大事な試合だと思います」


[大西健太]


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