特集記事
SPECIAL

急成長ヒロイン 競技始めて1年で日本一 林原萌香

端艇 2019.04.01

 競技歴わずか2年と期待の成長株だ。林原萌香(法1=米子西)は国際大会に出場経験のある実力者。磨き上げた技術で、新たなステージへこぎ始める。

二人三脚で夢実現
 「何かで全国大会に出たい」。この夢が全ての原動力となった。高校1年次の11月、県のジュニアアスリート発掘事業による試験に合格し、始めた端艇。幼少期からトライアスロンをやっていたため、体力に自信はあったが「見たこともなかった」。そんな中、潜在能力を引き出したのが、石畑芳明コーチだ。対等に意見を出し合う〝二人三脚〟での練習を重ねた末に「一定のスピードでずっと続けるこぎ」(石畑コーチ)を確立。U―19(19歳以下)日本代表に選出されるほどの力を付けた。迎えた高校2年次。全国高校選抜でシングルスカル優勝を飾り日本一に。くしくも決勝が行われた日は石畑コーチの誕生日で「よりうれしかった」(林原)。恩師へ最高の恩返しをした。

次は仲間と一緒に
 新天地でもう一度頂点へ。米子西高はボート部がなく、1人で練習していたため「みんなが高め合える環境でやってみたい」。憧れの高島美晴主将(政経4=米子東)ら同郷選手が多い明治進学を決意した。「雰囲気が良く楽しめそう」。やっと巡り合えた仲間と共に。念願のクルーボートで歓喜の瞬間へと導く。

【小野原琢真】

♥林原萌香(はやしばら・もえか)鳥取県出身。8年間、トライアスロンを経験。カラオケのおはこは「ハナミズキ」。157㌢


※この紙面のご購入を希望される方はこちらからお申し込みください

年間購読・新聞販売について


関連記事 RELATED ENTRIES