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(54)箱根直前インタビュー⑬ 斉藤寛明

競走 2018.12.29

箱根まで残りわずか。4年ぶりシード権を目指す明大。箱根予選会、全日本大学駅伝、11月の記録会で結果を残し、視界は良好だ。


今特集では15日に行われた合同取材での選手らのコメントをお届けします。


第13回は斉藤寛明(法3=国学院久我山)のインタビューです。


ーー現在のコンディションはいかがですか。

 「結構いいですね、90パーセントくらいです」


ーー直前合宿の出来はいかがでしたか。

 「ちょっと頑張り過ぎてしまいました。今日の練習までは、少し動きが悪くて、今日で良くなった感じです。合宿は気負ってしまい、走り過ぎてしまいました」


ーー距離を追い込む合宿だったのでしょうか。

 「追い込むというよりは、距離に不安をなくす感じでした。(全日本の後)1回練習がスピードメインに切り替わっているので、ハーフに向けた体力づくりという位置付けでした。みんな意識的に走り込んだ感じだったので、スピード(メインの練習)からの反動がありましたね」


ーー箱根予選・全日本を経て、チームでのご自身の立ち位置に変化はありましたか。

 「練習でも引っ張る立場というのが多くなりましたし、3・4年生が上級生ということで、自分も上級生の部類に入っているので、自覚は出てきました。後は、予選会も走らせてもらって、そこで本戦を決めたので、他の人たちに譲りたくないという気持ちもあります。(その中で)チームの中核にならないと走れないという気持ちはあります」


ーー現在のチームの雰囲気はいかがですか。

 「いいですね。ムードメーカーもいますし、みんな明るいですし、チームの状況もイケイケな感じです(笑)」


ーーその雰囲気づくりというのは3年生中心でしょうか。

 「そうですね。3年生が基本頭おかしい奴らばっかりなので(笑)。僕も騒がしいメンバーの1人ですね」


ーー3年生は最多エントリーということですが、同期には負けたくない思いはありますか。

 「そうですね。でも負けたくないという気持ちよりは、(同期で)一緒に襷を繋ぎたいという思いの方が強いです」


ーー一昨年度もエントリーされましたが、一昨年度と今回で気持ちの違いはありますか。

 「まず立ち位置が全く違いますね。一昨年はぎりぎり(エントリーに)入った感じだったんですけど、今回は全日本も走れていますし、走る候補としては、上位の方にもいると思うので、気持ちとしては全く違いますね。走るイメージも一昨年度はほとんど持てていなかったですが、今回はイメージもちゃんとあって、走る気満々です」


ーー走りたい区間はどこですか。

 「走るとすれば7区か8区を走りたいです。僕の実力的にも多分復路ですし、周りにごちゃごちゃいると集中できないので、単独走の方が得意ですね」


ーー周りいた方が付いていけるという選手もいます。

 「そうですね。僕もいてくれてもいいんですけど、集団が多いと気を遣ってしまって苦手なので、どちらかといえば単独走がいいです」


ーー箱根というものはご自身にとってどんな存在ですか。

 「夢の舞台というか、自分が走ると思っていなかったです。僕は競技を続けてきて、ずっと最終目標が箱根なので」


ーー明大の紫紺のユニフォームに憧れての入学ということですが、それを身に付けての箱根になります。

 「ずっと憧れてきたことなので、達成感というか走っていて気持ちいいんだろうなとあうイメージがありますね」


――箱根駅伝への意気込みをお願いします。

 「お正月は毎年箱根駅伝を見ていて、紫紺の走る姿をすごくかっこいいと思っていました。その夢の大学に入ることができ、憧れだった箱根駅伝にも走れそうな位置にいると思います。チームの目標であるシード権獲得というのと、個人としては区間8位以内で走れるように、あと2週間頑張りたいと思います」


ーーありがとうございました。


[仁科せい]


次回のアップ日は12月30日です。お楽しみに!


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