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(36)OBインタビュー 5区・久國公也氏

競走 2018.12.14

歴史に名を刻んだ男の今を追った。今回で60度目の箱根に挑む明大は、これまで優勝7度を含め、箱根の歴史を彩ってきた。今特集では各区にちなんだOBを取り上げ、当時の思い出とともに、明大と箱根の歴史を振り返る。

 

第5回は第86回(2010年)大会で5区を走った久國公也氏(平22政経卒)を特集します。(この取材は1125日に行われたものです)  

 

◆久國氏の箱根成績◆ 

学年 

個人成績 

チーム 

1年 

不出場 

16 

2年 

不出場 

予選落ち 

3年 

不出場 

8位 

4年 

5区18

10 

 

――1年次から3年次を振り返っていかがですか。

「高校の時から非常にケガが多くて、走っている期間よりもケガの期間の方が多かったです。大きな結果は何も出せずにいました」

 

――4年次には自己ベストを更新されています。

「4年生の前半はあまり走れず夏の選抜合宿にも選ばれませんでした。夏も箱根に向けてやり直すというよりは高校のベストを更新しようと練習していました。その成果が出て秋以降は箱根に向かっていくことができました」

 

――チームとして2年次の箱根予選敗退からどうはい上がったのでしょうか。

「特別な練習や劇的な変化はなく、悔しさを忘れずに全員が練習を積めたからだと思います。少しでもジョグの量を増やすとか地道なことをやれた成果だと思います」

 

――4年次の箱根を振り返っていかがですか。

「正直のまれてしまって、それまであんなに多くの人の前で走ったことがなかったので。普通だったら自分の足音や呼吸でリズムを取るのですが、それを感じられないくらい余裕がなかったです。コースも事前に見ていたより傾斜がきつく長く感じました」

 

――三大駅伝に初めて出走するというのはかなり緊張するのでしょうか。

「経験も大事なのかなと。あそこまでダントツトップで来るという想定は僕にはなかったのでどんどんプレッシャーに追い込まれてしまったのは覚えています」

 

――当日の気象条件はいかがでしたか。

「小田原はすごく暖かかったのですが、山中に入ると日陰が多く標高が上がると小田原では考えられなかったくらい寒かったです」

 

――柏原竜二選手(富士通)の存在は何か影響はありましたか。

「中継所の近くでも顔を見るんですけれども、ワクワクしているような雰囲気で僕にとっては恐怖でした。どこかで抜かれるのはほぼ間違いなかったと思うのですが、予想以上に早く追いつかれてしまって。他の選手に抜かれた時と違って一瞬で抜かれて、同じ人間とは思えないくらい走りが強烈でした」

 

――5区に向けての練習でこうすれば良かったという反省点はありますか。

「練習は全てやりきった上で迎えられたと思います。僕の年は1から4区まで出し切った結果が順位に出てきているので、5区だからというわけではなくて全員自分の力を出し切ることが大事だと思います」

 

――5区のコースで苦しかったポイントはありましたか。

「宮ノ下の辺りの非常に傾斜がきつくなるところがあるんですけれども、そこと最後の登り切る18キロ手前のところが足が上がらなかったです」

 

――同期には力のある選手が多くいらっしゃいましたが、4年間どのように過ごされましたか。

「本当にいい同期に恵まれました。一致団結というよりは、我々の代は個性が強かったのでそれぞれが目標を目指してやっていくと。特に石川(卓哉選手・平22政経卒・現中国電力)は同じ学部で高校の時からも知っていたので、授業やゼミなど一緒にいる時間が多く、競技者としても石川から受けた影響が大きかったです」

 

――現在の久國氏にとって、箱根での経験はどのようなものになっていますか。

「非常に悔しいというか、大きく順位を落としてしまったので僕の中では本当にメンバーや競走部、応援してくださった方に申し訳ない試合でした。ですが、最後まであきらめずにやった結果として当日走らせていただけたというところを思うと、僕自身の競技生活の中では誇りに思っていますし、それは現在の仕事とかそういった面でも非常に生かされています」

 

――現在の競走部に何か感じるものはありますか。

「当時ももちろん明るかったですが、インタビューを見ていても風通しが良くて前向きな学生が多いのかなと思います」

 

――メッセージをお願いします。

「走る走らない関係なく持っている力や任されている役割を出し切ってほしいと思います。そうすれば必ず良い結果が出ると思いますし、1月2日、3日楽しみに観戦したいなと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[西山はる菜]

 

次回のアップは1217日(月)です。お楽しみに!


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