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(35)OBインタビュー 4区・江頭賢太郎氏

競走 2018.12.13

 歴史に名を刻んだ男の今を追った。今回で60度目の箱根に挑む明大は、これまで優勝7度を含め、箱根の歴史を彩ってきた。今特集では各区にちなんだOBを取り上げ、当時の思い出とともに、明大と箱根の歴史を振り返る。

 

 第4回は3回連続箱根駅伝に出走し、3年次4区で6位と好走を見せ4年次には2区を任された江頭賢太郎氏(平29商卒)を特集します。(この取材は12月8日に行われたものです)

 


◆江頭氏の箱根成績◆

学年

個人成績

チーム

1年

不出場

6位

2年

10区10

4位

3年

4区6位

14

4年

2区19

18


ーー大学4年間を振り返っていかがでしたか。

  「それなりに充実はしていたと思いますし、社会に出て生きることもたくさん学べたのではないかと思います」


ーー4年間の中で一番印象に残っている出来事やシーンはありますか。

 「2年次で一番最初に箱根を走った時は、一番印象が強いというか、夢の舞台で走れているんだなという気持ちが強かったです」


ーー当時の部の雰囲気はいかがでしたか。

 「先輩が厳しかったというのは感じていたのですが、厳しい中でも抜くところは抜く、遊ぶところは遊んでみたいな。メリハリのある良い雰囲気だと感じました」


ーー西弘美駅伝監督はどのような方でしたか。

 「西さんは面倒見の良いおじさんという感じでした(笑)。そんなに怒るわけでもなく、『あれやれこれやれ』と言うわけでもなく、僕たちの自主性に任せてやらせてくれる人という印象が強いです」


ーー陸上生活にピリオドを打とうと思ったきっかけは何でしょうか。

 「最終目標が箱根みたいなところがあったので。陸上を使って受験をして大学に来てみたいな感じだったので、ここから先は勉強している皆さんと足並みをそろえて戦っていけたら良いんじゃないかと。でも、陸上がしんどかったというのが大きかったですね」

 

ーー箱根駅伝には3回出場されましたが、振り返っていかがでしょうか。

 「可もなく不可もなくという結果だったのではないかなと。自分らしいっちゃ自分らしい、無難な結果を残したんじゃないかなと思います(笑)。最後の2区19位だけは悔しいですけど、自分の実力からしたら妥当かなという。悔いがあるとかはないです」


3度箱根駅伝を走った江頭氏


ーー2年次は10区を走って4位のゴールテープを切りました。

 「1番注目される区間の一つではあるので、実力は別にしても。走れる喜びというのを、もしかしたら競技をしていて初めて感じたかもしれないという場面でした」


ーー3年次は4区を任されて区間6位でした。

 「結果としてその年は良くなかったので、どちらかというと少し悔しいと思うところがありますね。もともと個人としても3区あたりで行けるかなと思っていたんですけど、結果的に4区を走ることになって。それなりに課題の残るというか、そんな箱根だったかと思います」


ーー4年次にはエース区間の2区を走りました。

 「正直実力からしてそこを走るというのはプレッシャーというか、ちょっと無理なんじゃないかと思うこともありました。結果はあまり良くなかったですけど、前半10キロまではキロ3分切って入れて、そこからめちゃくちゃ崩れたわけでもなく、一応それなりの結果で走り切れたというのは自分としては及第点かなとは思っています(笑)。チームとして1区が良くなくて、そこを盛り返せるような走りが本当はできなければいけなかったかなと思うところもありますね」


ーー最後の箱根は18位という過去最低の順位でした。

 「僕はこれが引退レースだったので、そんなに悔しがるでもなく。でも、射場(雄太朗=平29政経卒・現上武大駅伝部コーチ)とかに関しては直前に怪我で走れなくなったりもしたのでやっぱり悔しい面も大きかったかなと思います」


ーー箱根駅伝がくれたものは何でしょうか。

 「普通の人ではできない経験だと思うので、人間としての経験値はだいぶ上がったのではないかと思います」


ーー現役学生へエールをお願いします。

 「今、予選会も良い調子で来ていて、全日本はギリギリシード取れなくて悔しい結果だったとは思うんですけど、坂口(裕之駅伝主将・政経4=諫早)中島(大就・商3=世羅)あたりが復調してまた走れれば、そこそこ強いチームだと思うので、自信を持って走ってもらいたいなと思います。僕がいた当時、全然箸にも棒にも掛からないような選手が、今三大駅伝走るぐらいになっているので、そういうのも楽しみにしながら応援していたいと思います」


ーーありがとうございました。


[川和健太郎]


次回のアップは1214日(金)です。お楽しみに!


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