(12)~インカレ直前特集~ 4年生マネジャー対談

サッカー
2018.12.11

 関東第5代表のシードとして10年連続18回目の出場が決まったインカレ。本特集では12月8日から全6回で、4年生3組の対談、4年生マネジャー対談、池上礼一コーチ、栗田大輔監督のインタビューをお届けします。明大の初戦である15日の前日には展望記事を掲載します。

 第4回は、マネジャーの江戸梨沙子(政経4=新潟明訓)と吉光寺美和子(商4=明大明治)の4年生マネジャー対談をお送りいたします。(この取材は12月6日に行ったものです)

 

――今シーズンを振り返ってみていかがですか。

吉光寺:波が例年以上にあったと感じています。勢いがあるときは勢いがあったと思います。そういう時は見ていて楽しいと感じました。

江戸:期待されていた代で、選手たちはプレッシャーもあったと思います。それを乗り越えて総理大臣杯で優勝しました。リーグ戦は満足いく結果ではなかったですが、前を向いている姿に刺激を受けました。今年は例年以上に練習量が多くて、Iリーグや新人戦も全国に進み、成績も出ているのでマネジャーとしては忙しい年でした(笑)。でも、マネジャー全員でチームワーク良く乗り切ってきています。中身の濃い1年です。

 

――今シーズン1番印象に残っている試合はありますか。

吉光寺:アミノバイタルカップの3位決定戦で駒大に0―4で負けた時のロッカールームが印象に残っています。スタッフの方の言葉が自分にはとても響きました。選手たちにも響いて、練習もメンタル面で雰囲気が変わったと感じるきっかけでした。池上礼一コーチに『0―4で負けるなんてありえない、紫紺のユニフォームを着ている自覚が足りない』と言われました。

江戸:アミノバイタルカップの明学大戦です、きっと勝てると私は思ってしまっていたのですが、何回ゴールを入れても追い付かれてPKで負けてしまいました。もっと選手たちにいい結果を残してもらうために、自分も頑張らないといけないと思った試合でした。これを乗り越えて総理大臣杯を優勝してくれたのはとてもうれしかったです。

 

――マネジャーになろうと思ったきっかけを教えてください。

吉光寺:高校からサッカー部のマネジャーをやっていました。マネジャーを始めたきっかけは、兄がインターハイで活躍している姿を見て、そのような選手を支えたいと思ったことです。明大の付属校だったので、明大サッカー部の試合を何度か見ていました。応援の姿を見てすごいなと感じて、こういうチームで日本一を続けたいと思ったからです。

江戸:高校の時にマネジャーをしていて、インターハイと選手権を目指してやっていました。私たちの代は結果を残せなかったのですが、選手たちをサポートしていくことに楽しさを感じていました。大学に入ってからも選手をサポートして、自分自身も成長したいと考えてマネジャーになりたいと思いました。明治で仲間と日本一を目指したいと思ったからです。

 

――入部してみていかがでしたか。

吉光寺:高校でもマネジャーをやっていましたが、大学のマネジャーとは仕事の内容が違いました。明大を背負ってツイッターや『マネージャー日記』を更新していく責任の重さを感じました。日本一に向かって妥協せず練習している選手たちの姿に、刺激をもらいました。

江戸:1年生の頃は20時に寝て、朝6時に起きて、1人暮らしなので初めてのことだらけでした。それで友達もあまりできなくて、サッカー部ばっかりの毎日でした。でも、何かを本気で頑張る人たちのすごさを感じて、私も刺激を受けていました。高校の時は1学年1人でマネジャーをしていて、明大は1学年2人ずつで役割分担が難しいと思いながらも、その中での仕事のやり方を知れました。

 

――サッカー部の日々の活動を掲載している『マネージャー日記』を作る際に、気を付けていることはありますか。

吉光寺:その日にいた選手は全員載せたいなと思って写真を撮っています。更新の時は、なるべく分かりやすく伝えることを意識しています。

江戸:親御さんがよく見てくださっているので、写真を撮る時は、選手が少しでもかっこ良く写るようにしています。また、オフショットをたくさん撮って、選手の普段の様子が伝わるようにもしています。

 

――マネジャーのやりがいはどのような時に感じますか。

吉光寺:試合に勝った時はうれしいです。

江戸:1番感じたのは、総理大臣杯の時に、岩武克弥主将(政経4=大分トリニータU―18)が金メダルをかけさせてくれた時です。頑張って良かったと思いました。

 

――最後のインカレです。思うことはありますか。

吉光寺:総理大臣杯とIリーグで日本一になれたので、チーム力の高さを実感しています。インカレは、新人戦を含めて4冠するチャンスです。マネジャーとしてベンチに入ることで、少しでも選手たちをサポートできればと思います。有終の美を飾って終えたいです。

江戸:今回を機にサッカーを辞める選手もいるので、すごく気持ちが入ります。この1〜4年生で戦う最後の大会なので、それぞれが全力を出してまた日本一を取りたいです。

 

――ありがとうございました。

 

◆江戸 梨沙子(えど・りさこ)政経4、新潟明訓

◆吉光寺 美和子(きっこうじ・みわこ)商4、明大明治

 

次回は池上コーチのインタビューをお送りします。更新は明日1212日です。お楽しみに!

 

インカレ初戦まであと4日!

 

[木田諒一朗]