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(22)全日本駅伝直前特集 展望

競走 2018.11.04

 強い紫紺を取り戻す。先月の箱根予選会を総合5位で通過と、復活の一歩目を踏み出した明大。ようやく立ったスタートライン、次に見据える舞台は伊勢路だ。個の力、チームの力を武器に、大一番に挑む。

 

勢いづける初出走

  新進気鋭のランナーたちだ。絶対的エース・阿部弘輝(政経3=学校法人石川)を軸とする今年度の明大競走部。そこに新たに主力として台頭してきたのは、鈴木聖人(政経1=水城)、小袖英人(政経2=八戸学院光星)、斉藤寛明(法3=国学院久我山)、角出龍哉(文4=伊賀白鳳)ら伊勢路初出走のメンバーだ。中でも、鈴木は1年生ながら全日本予選と箱根予選ともに出場。大舞台での経験を積むだけでなく、堂々とした走りで存在感を表した。「速いではなく、強い選手になりたい」(鈴木)。トップランナーに物おじしない姿勢と後半の粘りを強みに、紫紺復活のカギとなれるか。その躍進に期待が懸かる。


挑戦者の走り

 〝箱根なし〟と同様、過去最低タイの15位とどん底を味わった昨年度の全日本駅伝。雪辱を果たすべく1年間戦ってきた。彼らを支えるのは、古豪の誇りだけでなく挑戦という新たな気持ちだ。チーム一丸として戦う駅伝とは一転、夏合宿は学年を超え切磋琢磨し、脚力とともにメンタルも鍛えてきた。一人一人が前を向き、メンバー入りを譲らない姿勢に「もっと競争をしていってほしい」(山本佑樹監督)。どん底を味わったからこそ持つことのできた、その思いの強さで花を咲かせたい。

 チームの目標は、3年ぶりとなるシード権獲得だ。今年度も各チームの競合が予想され、シード争いも熾烈(しれつ)を極めるが「〝明治は弱い〟という声を見返したい」(阿部)。紫紺復活、誰もが望み続けたその言葉を現実にするために。伊勢路の大舞台、襷をかけた戦いの幕が開ける。


[仁科せい]


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