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(18)全日本駅伝直前インタビュー 角出龍哉

競走 2018.10.31

  11月4日に全日本大学駅伝が行われる。今大会から主要区間の距離が変動、シード権の枠も6校から8校に増えた。また10月の箱根予選会で2年ぶりに本戦出場を決め、チームは上り調子。エントリー選手は予選会と大きな変化はないが、この勢いのまま全日本で3年ぶりのシード権を獲得したい。

 

 本特集では山本佑樹駅伝監督、エントリー選手から各学年の代表者の全日本へのインタビューを5回に分けて取り上げます。第2回は角出龍哉(文4=伊賀白鳳)のインタビューをお届けします。(この取材は1028日に行われたものです)


 ――予選会を終えていかがですか。

  「とりあえずホッとしましたね。これで箱根につながったので、次はシードを獲るために全員で頑張らなくてはいけないなと思いました」

 

 ――全日本に向けて自身のコンディションはどうですか。

  「予選会の疲労も抜けて、調子も上がってきたところなのでそこそこ良いですね。チームという面においても競争が激しくて、いい感じにきています。昨年よりは確実にモチベーションも高いです」

 

――走りたい区間はありますか。

  「走らせてもらえるならばどこでもいいですけど、地元(三重県)開催なので後半区間、アンカーなど長い区間で走らせてもらって、力が付いたところを見てもらいたいですね」

 

――地元での開催ということでますます力が入る感じですね。

  「そうですね。地元の友達も『走るなら見に行くから、言ってくれよ』と。頑張って見つけて、手でも上げようかなと思っています(笑)」

 

――今大会も4年生は角出さんだけという点についていかがですか。

  「その点に関しては予選会よりはプレッシャーはないです。あとは個人の走りがチームの結果になってくるので、僕がやることは緊張している人に声を掛けることだと思います。4年生としての役割というよりも自分がどれだけ走れるかというのが重要だと思います」

 

――山本佑樹駅伝監督から指示はありますか。

  「このまま調子をキープして、しっかり走ってほしいと言われました」

 

――シード権が2枠増えました。

  「今年は獲りたいですね。シード権を取ったら後輩が来年の予選会を走らなくていいので。予選会は嫌なストレスがたまる人もいるので、今年は獲れるチャンスだと思うので、頑張りたいです」

 

――シード権を獲得する上での現在のチームの長所・短所はありますか。

  「気持ちは足りていると思います。勢いは十分ですね。足りていないところと言えば全員に1人で走る力がないかなというところですね。駅伝はレースの運び方・テクニックが必要だと思うので、その点がうまくいくかという感じですね」

 

――角出さんから見て、期待している後輩はいますか。

  「齋藤寛明(法3=国学院久我山)、村上(純大・政経2=専大松戸)と当然阿部ちゃん(弘輝・政経3=学校法人石川)ですね。あと三輪(軌道・理工3=愛知)も調子をキープできている感じです。下からの追い上げがすごいですね。

 

――中島さん(大就・商3=世羅)は予選会ではふがいない結果に終わってしまいましたが。

  「そうですね、あいつとは仲が良いので、あの後一緒に飯とか食って、お互いを励まし合いましたね(笑)。今は声掛け合って練習しています。」

 

――三大駅伝を走ること自体が初めてということで緊張はありますか。

  「とてもありますね。地元なので緊張しますし、ガチガチになりそうです。できるだけ緊張感を出さないように、バレないようにしたいですね(笑)」

 

――改めて全日本に向けて意気込みをお願いします。

  「最初で最後の全日本なので、本当に楽しんで走りたいです。あと4年生代表として走るということで、チームに貢献できる走りを結果で示したいです」

 

 ◆角出 龍哉(すみで・たつや)文4、伊賀白鳳高、161センチ・49キロ


[綾部禎]




 次回は阿部選手へのインタビュー記事を掲載します。アップは明日、11月1日(木)です。お楽しみに!


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