(14)「自分の自信をまた積み重ねられるように」筑波大戦直前コメント

ラグビー
2018.10.06

 開幕3連勝は譲れない。点数には見えない不安が残された前節の日体大戦。勝利の裏に課題が明らかになった。次なる相手は近場勝負に定評のある筑波大との一戦。最初のヤマ場をこの1週間で成長した姿で越えてみせる。


スクラムハーフ福田健太主将(法4=茗渓学園)

――ここまでの振り返りをお願いします。

 「日体大戦では規律の部分も悪かったですし、タックル成功率も74パーセントと低かったです。この1週間は、ディフェンスの部分とラインスピードをしっかり上げようとやってきました。日体大戦は確かに悪かったですけど全然悲観することはなく、今までやってきたことをやるという変わらない1週間を過ごせたと思います。今年の対抗戦はどこも拮抗(きっこう)していて、そう簡単にうまくはいかないと思っていました。ここまでの状況が決していいとは言えないですけど、先頭に立つ人間が動揺してしまうとチームにも伝わってしまいます。そこは自分自身、今年のターゲットとスローガンを見失うことなくできていると思います」

左プロップ安昌豪(営3=大阪朝鮮)

――今シーズン対抗戦初スタメンですがいかがですか。

 「Aチームでスタメンに出るのが久しぶりですが、緊張は無いので、自分の仕事であるスクラムのところと、ワークレート高くいっぱい走るというのを意識してやっていきたいです。帝京大ジュニア戦でフィジカルの部分やゴール前のスクラムなどのセットプレーで優位に立てたということは自信になりました。筑波大もタイトなプレーに自信を持っているチームなので、自分の自信をまた積み重ねられるように試合に臨みたいです。スクラムでまずドミネートしてマイボールでもペナルティーを取れるようにすることと、ワークレートで相手、味方含めて1番走れるようなプレーヤーになれるように意識してやります」

フッカー武井日向(商3=国学院栃木)

――今試合のポイントは何でしょうか。

 「最初の20分とラストの20分で相手と差をつけるという意味で〝twentytwenty〟というテーマを掲げているので、そこをしっかり体現したいなと思います。スクラムを自分たちの武器にできているので、まずはFWから勢いをつけていきたいです。あとはディフェンスの部分で、明治が差を見せられるかどうかも重要になると思います。個人としても、スクラムでプレッシャーをかけるだけでなく、タックルやボールキャリーなどフィールドプレーでも粘って、チームを勢いづけられるようにしたいです」

右ロック舟橋諒将(文4=札幌山の手)

――ラストシーズンへの意気込みをお願いします。

 「個人的にこの前の帝京大ジュニア戦の試合で、元々自分に足りなかった運動量だったり、ボールを持っていない時の動きだったりを克服できたので、明日の試合にメンバー入りできたと思います。そこは筑波大戦でも継続して出していきたいです。筑波大は中盤が固いチームですが、去年のように後半にこちらが優位に立てる傾向にあると思うので、僕らが最初我慢強さで勝てれば試合も勝てると思います。明治でできる試合、しかも対抗戦となるとあと少ししかないので1試合1試合全力で悔いなく臨んでいきたいです」

フルバック山沢京平(政経2=深谷)

――ここまでの振り返りをお願いします。

 「ここ2試合消極的になってしまって自分のプレーができなかったので、筑波大戦は思い切ってやりたいです。夏合宿の最後には良い形が出来上がっていたのですが、対抗戦では発揮できていないので頑張ります。やはりフルバックは自由に動けますし、重要なポジションなので自分の最大限を尽くしたいです。アタック、ディフェンスどちらでも自分のプレーをやるために思い切ってやることと、相手がキックを蹴ってくると思うのでウイングに対する指示や蹴ってきたボールをどうアタックに生かすかを、夏に練習してきた判断力を生かしてプレーします」