(3)開幕前インタビュー 越智達矢

硬式野球
2018.09.11

 逆襲の秋へ、準備は万全だ。リーグ後半戦から失速し、優勝争いから脱落した春。技術だけでなく、私生活を見直しチーム力を上げて帰ってきた。学生野球の真価が問われる秋に、4季ぶり40度目の天皇杯を手にする。


(この取材は9月2日に行われたものです)


越智達矢外野手(営4=丹原)

――現在の調子はいかがですか。

 「まだつかみきれてはいないのですが、良い形で打ててはいるのかなと思います。理想の打ち方に近づいてきたことで好不調の波も少なくなってきました。今はどの形で打てば一番良い打球が飛ぶのか試行錯誤しながら打撃練習に取り組んでいます」


――オープン戦では4番での起用が続きました。

 「自分が4番を打たなきゃいけないなとは思っていますし、監督もそういう考えで使ってくれているとは思うので、秋はずっと4番を打つつもりでやっていかなければいけないと思っています。(本塁打の量産について)狙って打ったときもあるんですけど、あとはたまたまです(笑)。自分の形できれいに打てれば飛んでいくっていう感覚なので」


――7月の六大学選抜を振り返って。

 「自分自身初の日本代表だったので、優勝できたことが一番だったかなと思います。首位打者にもなることができ、何か自分の中で打撃が良くなるきっかけになる大会でした」


――チームの雰囲気はいかがでしたか。

 「各チームの主将や中心選手が集まっていたことで明大にはない雰囲気っていうのもあって。特に試合前の練習がすごくいい雰囲気で、これは明大にも広めないといけないなと思いました。(中心となっていたのは)慶大の河合(大樹)だったり、立教の松﨑(健造)だったり。主将たちが声を出して盛り上げてくれていました」


――夏の高森キャンプも今年が最後となりました。

 「自分は4年間あそこに行かせていただいたのですが、毎年何かしら収穫を持ち帰ることができました。(一番の思い出)高森といえば果物をいっぱい食べたことです。桃がおいしかったです(笑)」


――開幕から法大、慶大という厳しい日程になりました。

 「この2カードでほぼ優勝の決まるような戦いになると思うので、最初から飛ばしていけるように体だったり心だったりの準備をしていきたいです。向こうも打撃のいいチームで、いい選手も多いので、まずは雰囲気で負けないことが必要だと思います。点を取らないと勝てないのは分かっているので、たくさん取って投手を助けたいですね」


――他大で警戒している投手はいらっしゃいますか。

「慶大の投手陣はいい投手がそろっているので、そこを打ち崩せるようにしたいです。(六大学選抜の中だったら)法政の高田です。2年生なんですけど、いい投球をするので、警戒しています」


――秋の目標をお願いします。

 「チームはもちろん、優勝、日本一。個人的には結果というより、優勝への貢献を第一にプレーしたいです」


――ありがとうございました。


[小野原琢真]