(12)インカレ前インタビュー 立木雅也×丸岡俊介
6日に開幕を控えたインカレ。昨年、団体は男女ともに好成績を収めるも、満足のいく結果とはならなった。今年こそインカレの頂へ。そんな選手たちの意気込みやお互いの印象を4回にわたってお送りする。男子の最終第4回は立木雅也(農4=中京)と丸岡俊介主将(政経4=尽誠学園)の4年生対談をお送りする。
(この取材は7月10日に行われたものです。)
――初対面の印象はいかがでしたか。
丸岡(以下:丸):野性的な人って感じですね。
立木(以下:立):初めて会った時はかっこええなあって感じで、賢そうなイメージでしたね。
――今の印象はいかがですか。
丸:野性的な人だったんですけど、考える野性って感じです(笑)。思い立ったらすぐ行動って感じです。
立:静かだなと思っていたんですけど、僕よりうるさいというか、ぶっ飛んでるところはぶっ飛んでいてちゃんとしているところはちゃんとしてます。
――お互いの練習面はいかがですか。
丸:同期が立木しかいなくて、立木がしっかり真面目にみんなを引っ張ってくれているので、自分としてはやりやすいです。
立:キャプテン頑張っているので、丸岡はボレーとか新しいことで取り組んで、みんなをテニス面とキャプテンの面で引っ張っているのですごいなと思います。
――すごいなと思うプレーはありますか。
丸:緊張した場面でもしっかり打ち勝つのはすごいと思います。
立:僕とは逆のタイプで、考えてテニスをしているので、プレッシャーの掛かった場面でも冷静ですし、ボレーもうまいと思います。
――苦手なプレーは何ですか。
丸:勢いに乗ってきた相手ががんがんラケットを振ってきて、勢いあるボールに対して切り返せないとかそういうところです。
立:打つタイプなのでロブとかボレーとか器用なことはまだ練習中です。
――苦手克服のためにどうしたいですか。
丸:つなぎのボールとかやっぱり相手の後衛とか力んでミスするかもしれないので、しぶとくやっていきたいです。
立:今年は打ってばっかりにこだわらずにゆっくりやろうという自分のテーマがあるので、できるかどうかはインカレで分かると思うので諦めずに頑張ろうと思います。
――インカレに向けた今の気持ちをお聞かせください。
丸:自分は多分ソフトテニスで日本一を目指すのは最後になるので、小学校からずっと続けてきた集大成として全部出し切れるように調整していきたいと思います。
立:僕も4年間最後なのでまだ実感は湧かないんですけど、やっぱり心迫るものがあるので、最後のインカレではあるんですけど、心はチーム明治で勝つことを目標に頑張りたいです。
――意識する選手はいますか。
丸:早稲田の船水(颯人)・上松(俊貴)と安藤(優作)・内田(理久)ですね。 やっぱり団体戦は殲滅(せんめつ)戦なので2-1で勝つとかできないので長尾(景陽)・松本(倫旺)とか他にも早稲田は強い選手がいっぱいいます。全部倒さなければいけない時に、技術的には向こうの方が上だと思うので、それを気持ちでカバーして勢いに乗っていけるかがカギになってくると思うので、意識して練習してきいたいです。
立:僕も同じで、1年生の時に勝ってからまだ1回も勝てていないので、同じ同期として負けたくない気持ちもあるので、まず気持ちで負けないようにしていきたいです。
――明治の強みは何だと思いますか。
丸:層が厚いというのがあって、誰が出ても勝てるチャンスはあると思うし、出そうな選手がいると思います。去年自分はインカレの時にメンバーを外されてそういう悔しさを味わって今年1年間やってきました。やっぱり出る選手はその分頑張らないといけないので、チームの一体感が出て層が厚いのは強みかなと思います。
立:早稲田が一番強いので、僕らは挑戦者で負けたところで失うものは早稲田より少ないと思うので、向かっていけることは大きいのでそこも先に攻められるメリットかなと思います。
――インカレへの意気込みをお願いします。
丸:大学生活の集大成として、最後にやり切ったと思える自分であれるように頑張ります。
立:最後なので夏は違うぞってところを見せたいと思いますし、自分が明治でやってきたことを試合でも出せるように明治らしくいきたいと思います。
――ありがとうございました。
[木田諒一朗]
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(13)インカレ前インタビュー 髙橋勅有×西永りな
ソフトテニス 2018.08.06 6日に開幕を控えたインカレ。昨年、団体は男女ともに好成績を収めるも、満足のいく結果とはならなった。今年こそインカレの頂へ。そんな選手たちの意気込みやお互いの印象を4回にわたってお送りする。女子の最終第4回は髙橋勅有主将(商4=国本女子)と西永りな(法4=広島修道大鈴峯女子)の4年生ペア対談をお送りする。 (この取材は7月22日に行われたものです。) ――普段の印象はいかがですか。 髙:組んでもう何年? 3年? 西:そんなにたつっけ。 髙:1年生の秋からだから。 西:そっか。 髙:りなには本当にプレーとか悩んでいるときにいつも助けてもらっていて、自分が結構パニックになっていっぱいいっぱいになっているときに助けてもらっているので、最後のインカレは自分も助ける側に回りたいっていうか。そういう気持ちはすごくあります。普段はすごく後輩とのコミュニケーションがうまくて、みんなをいい方向に巻き込んでくれる感じで。自分はどっちかというと巻き込むっていうよりも自分の姿を見せたいタイプなので話すっていうよりも行動で見せたいタイプなんですけど。りなはすごくコミュニケーションをとってくれるので、すごくいいなって思っています。 ――寮生活の印象に残るエピソードはありますか。 西:怖いエピソードでもいいですか。みんな地方とか遠征に行くとお土産買ってくるんですけど、そのときにまず一人一個あるんですよ。で、余り何個ってお土産に書いてあって、ペンで。まず一人一個取って余ったらじゃんけんするんですよ。なのに、いつも何日かたつとお土産が無くなっていて。「え、誰?」って言ったら「私取ってないです」っていう人が2人くらい出てくるんですよ。え、なんで余ってないのに取ってない人がいるの、ってなって、最初は犯人探ししていて、でも誰も言わないんですよ。それが何回起きたかな。もう、5、6回も起きて。ついにお化けがおるんじゃないかって(笑)。そしたら後輩が昨日「私たち、小谷(真由・営4=米子松蔭)さんが寮の中にいるのを見ました」って言って、でも小谷はそのとき帰ってなかったらしくて「真由さん2階に上がっていったの見ましたよ」って言ったら「そのときいなかったから違うよ」って。お化けがいる疑惑が(笑)。 髙:マジかー(笑)。でも無くなるんですよ、よく食材とかも。「食べようと思っていた何々が無い」みたいなのが多くて、誰か食べたなってなっているんですけど、誰も出てこないっていう(笑)。だからみんなもう名前書いてます。 西:自分で買ってきたものは名前書いて守るっていう。 髙:寮あるある(笑)。 ――お互いのプレーはいかがですか。 髙:りなはめっちゃ足が速くて、全部取ってくれるんですよ。私が「あっ」ってなっているときにも全部取ってくれるので本当に、ダブルスでもシングルスしているんじゃないかっていうくらいのカバー力がすごいです。 西:ツイストの角度がえぐいですし、なんか珍プレーがすごく面白いです(笑)。打ち合っているときに詰まって、ボール打つときに近くに入れちゃって、なんか銃で撃たれたかのような体勢になっちゃっているときもあるし。「え、どうした?」っていう感じ(笑)。 髙:よく食い込まれていますね(笑)。打ち負けちゃう。 西:でもやっぱりツイストとかロブの使い方がうまいなって思います。有効的に使えるので。私だと、打つ相手には力勝負で挑んじゃうところがあるので、そこを柔らかく自分の個性を生かしてテニスしているのがすごいなって思います。 ――最後のインカレへの意気込みをお願いします。 髙:自分はもう社会人ではやらない予定なので、本当にソフトテニス生活において最後の大会、インカレになると思うので、そういった意味では今まで支えてくれた人とか今一緒にやっているチームメイトとか、そういう人たちに恩返しという訳じゃないけど、そういった意味でやり切りたいなと思っています。 西:小学校のときからやってきたテニスの本当に集大成になるので、岡山っていうこともあって中学校から面倒を見てくれていた先生とかも見に来てくださるのでその先生たちにも、親も遠くて全然試合を見に来る機会がないのですが、今回見に来てくれるので、その人たちも成長した姿を見せたいし、やっぱり本当に最後になるので悔いの残らないように今までやってきたことを出し切れたらいいなと思います。 ――インカレへの目標をお願いします。 髙:団体で勝ちたいっていう思いが強いので今年は優勝目指して岡山でやり切りたいなと思います。 西:団体もダブルスもシングルスも全部勝ちます。 髙:頼もしい(笑)。 ――ありがとうございました。 [福田夏希]READ MORE -
(11)インカレ前インタビュー 上田理央×宮下真緒
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(10)インカレ前インタビュー 中平慎吾×丸山海斗×米澤要
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