(1)新人インタビュー 北本達己

ソフトテニス
2018.08.03

 関東学生春季リーグ戦が5月12日に開幕する。今回は5日間にわたり、リーグ戦のカギを握る期待の1年生5人のインタビューをお届けする。(この取材は3月16日に行われたものです)

北本達己(商1=大和高田市立高田商)
――明大に進学した理由は何ですか。

 「数々の大会で結果を残しているソフトテニス部でプレーしたいというのが第一で、大学としてもすごく有名なのでそういう大学を目指したいと思っていたので、入学させていただきました」

――どうして高校は地元の石川から奈良の高田商業高に進学されたのですか。
 「小さい頃にお世話になっていた先生が高田商業高の監督と知り合いで先生に見てもらったら確実にうまくなると言われて高田商業高に行きました」

――常勝を義務づけられているチームでプレッシャーはありましたか。
 「僕は1年の頃から試合に出させてもらって、1年の時は本当にプレッシャーばかりだったんですけれども、学年が上がってくるうちに自分が活躍して勝つぞという気持ちの方が大きくなって、プレッシャーはなくなっていきました」

――昨年のインターハイ団体準々決勝の敗戦を振り返っていかがでしょうか。
 「普通に試合をしていたら勝っていたと思うんですけれども、心の弱さというか審判のせいにしたりとか、日頃の生活の部分が出てしまったかなと思います」

――高田商業の3年間で一番成長したことは何でしょうか。
 「インターハイが終わってからの2カ月間が一番どん底に落ちて。そこから挫折しても開き直る大切さを学びました。プレー面では僕はシングルスが中学校の時は得意ではなかったのですが高校に入ってから、シングルスが成長したと思います。(その要因というのは)第一には紙森先生(大和高田市立高田商業高)の指導だと思います。僕にはない考え方を持っているので、そういうのを吸収して成長できたと思います」

――紙森先生とのエピソードで思い出に残ることはありますか。
 「3年の国体前の話になるんですが、家庭があるのに朝6時から僕の朝練に付き合っていただいて、忙しいのに生徒のために時間を割いてくれて先生は僕たちのために頑張ってくれていたので、僕は先生のために頑張ろうと思いました」

――紙森先生の言葉で印象に残る言葉はありますか。
 「インハイで負けたときに『努力している者は報われるか分からないが、報われている者は努力している者だ』ということで努力しても報われないこともあるけれども、報われる人はちゃんと努力しているからということで、最後までもう一度頑張ることができました」

――自身のプレースタイルについてはどうですか。
 「パワーがない分、頭を使ってテニスをしている方だと思います」

――一番自信のあるプレーは何ですか。
 「ツイストという短いボールです」

――自身の性格についてどうですか。
 「ちょっとせっかちな部分があって、勝負にいくのが早くなってしまうことがあって、そこは気を付けていきたいと思います」

――どうして根本選手(大地・政経1=大和高田市立高田商)と同じ大学を選んだのですか。
 「高校から仲が良かったというのもありますが、一緒に大学で日本一を目指したいなと思える仲間だったので」

――根本選手はどんな存在ですか。
 「前衛として日本のトップレベルというか、相手の打つ所をなくしてやりづらいです」

――早大に進学したキャプテンの山根選手(稔平)はどんな存在ですか。
 「チームをまとめる力だけではなく、団体では三番勝負に回ったら確実に勝ってくる信頼感のある選手です」

――意識する選手はいますか。
 「本倉さん(健太郎・農2=岡山理大付)です。乱打しても振り遅れるというか、重い球が飛んでくるので、とても練習になります」

――前衛で苦手な選手はいますか。
 「明大だと丸山さん(海斗・政経3=上宮)とかです。でかいです。他大だと早大の上松さん(俊貴)とかです。本当にどこに打っていいか分からなくなります」

――趣味はありますか。
 「前まではピアノだったんですけれども、今は弾けるか分からないです。小さい頃から習っていて、中学校の卒業式とか弾いていました」

――チームの雰囲気はどうですか。
 「とてもいい先輩ばかりで、練習の雰囲気も日本一を目指すチームだなと思います」

――最後に明大での目標をお願いします。
 「インカレの団体個人シングルスの優勝を目指して、今のうちから努力していきたいと思います」
 
――ありがとうございました。

[前田拓磨]