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短期間で成長 東日本3位

バレーボール 2018.07.11

◆6・21~24 第37回東日本大学選手権(墨田区総合体育館他)▼❸明大

 今年度のチームは一味違う。春季リーグ戦は5勝6敗で12チーム中6位に沈んだ。迎えた今大会、準々決勝で春に敗れた筑波大に勝利。3位決定戦では日体大を破り、5年ぶりの表彰台に上がった。

春からの進化

 改革が実った。春季リーグ戦は「サーブミスが多い」(鈴木康時監督)と、サーブで攻め切ることができず敗北。高さのない明大が強豪と渡り合うためには、サーブの強化が必須だった。そこでLi小川智大主将(政経4=川崎橘)は「サーブミスはセット間に三つまで」という改革に乗り出した。その成果が早速表れ、筑波大戦はWS松本大翔(法1=埼玉栄)が逆転を呼び込むサーブポイント。強化されたサーブはチームの切り札になった。もう一つの改革が相手のトスを見てブロックを跳ぶリードブロック。このブロックシステムを支えているのがルーキー・MB三輪大将(政経1=高川学園)だ。191㌢の身長を生かしたブロックと強力なクイック攻撃を武器に、日体大戦終盤では勝利を決定付けるブロックポイント。その活躍もあり弱点だったセンター線も今ではチームの得点源となっている。
 「目標は日本一」(小川)。それに向けて準決勝で敗れた中大、公式戦無敗記録が続く早大など強敵が立ちはだかる。しかし、例年のチームにはなかった自信を今大会で手にした。価値ある経験を生かし、インカレの頂点に上り詰める。【大西健太】


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