特集記事
SPECIAL

硬式野球×ラグビー マネジャー対談

明大スポーツ新聞 2018.07.11

 日本が世界を驚かせたサッカーW杯や、2020年に開催される東京五輪。主役として活躍する選手の後ろには必ず〝支え人〟がいる。監督、コーチ、マネジャー……。今特集ではその〝支え人〟にスポットライトを当てる。明治代表として硬式野球部とラグビー部からマネジャーである杉山真由(政経3=厚木)、直江彩佳(政経3=札幌東)へ、スポーツビジネス界の代表として陸上400㍍H(ハードル)で3大会連続で五輪に出場した為末大氏へ取材を行い、なぜ支え人という道を選んだのか、どういった実情があるのかを伺った。

――体育会のマネジャーになった理由と仕事内容、やりがいは
杉山 高校時代から東京六大学野球に憧れていて、マネジャーをやりたいと思いました。一番華やかな仕事は場内アナウンスで、他にはSNSの管理や書類を作ったりしています。応援団と一緒にやるイベントの際に、ファンの方々が喜んでくれているとうれしいです。
直江 明治といえばラグビーというイメージがあって、日本一を目指すチームに関わりたいという思いでマネジャーになりました。野球と同じくアナウンスや部の運営、金銭管理をしています。チケット販売もやっていて、試合当日明治ファンに埋め尽くされた会場を見ると感動します。

――選手との距離感は
杉山 お互いにあだ名で呼び合っていたりして、選手からはちゃん付けで呼ばれています(笑)。いい距離感だと思っています。支えてあげているって感覚はなくて、むしろ「チームが好きだからこそ、できることをやりたい」という気持ちで活動しています。
直江 普段、授業とかは一緒に出ているので、仲が良いと思います。選手って寮に転がっているジャージーとか、畳んでおかないと持って行かないんですね。そういうときはお母さんになった気分です(笑)。

――男子だらけの中で、苦労することは
杉山 やっぱり男社会なので、できることが限られているように感じることもあります。でも、自分のやっていることが直接的じゃなくてもチームのためになっていると信じてやっています。だからこそ、1年生の時に大学日本一になった時は選手と一緒でうれしかったです。

直江 できないことってたくさんあります。でも、例えば私たちがたくさんチケットを販売して、観客席全部が明治の応援だったら選手も頑張れるかなって思ったりします。みんなの頑張りを発信していくことも大事じゃないかと思います。

――最後にマネジャーとしての目標を
杉山 選手とかが思っていることを一歩先にできるようになりたいです。あとは神宮の場内アナウンスをやりたいと思って受験勉強を乗り切ったので、それも頑張りたいですね。試合を演出する場内アナウンスにも注目してみてください。秋はリーグ優勝、日本一を目指します!
直江 私も敏腕マネジャーって言われたいです。チームが日本一を掲げるなら、マネジャーもやらなければならないことの水準を上げてマネジメントの部分でも日本一を目指します。ラグビーも多くの学生に見てほしいので、ぜひ受付でお会いしたいです。最高の笑顔で待っています! 
【聞き手・鈴木貴裕】


関連記事 RELATED ENTRIES