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(44)リーグ戦後インタビュー 吉田有輝主将

硬式野球 2018.06.20

吉田有輝主将(商4=履正社)

――3位という結果に終わりました。

 「もっとできたかなと。やっぱり優勝狙ってたので悔しいというのが第一ですね」


――明確な敗因はあると思われますか。

 「監督からはチーム内で厳しさが足りないと言われて。チームの課題は駄目なときの厳しさかなと思います。(自覚は)全くなかったですね。振り返ってみればそういうところも多かったのかなと思います」


――甘さが出た原因は何だと思われますか。

 「一人一人の意識じゃないですかね。どうしてもみんな良いところを褒めてしまいがちなので。原因を挙げるならみんな優し過ぎるというところですかね」


――厳しさが足りないことへどう対処していきますか。

 「日頃の練習から1球に対するみんなの集中力が欠けていて、ミスが出たときに全員がそのミスに対して厳しい声を出していける、そういうところからまずやらないといけないと思います」


――他大との差を実感したりはしましたか。

 「慶大とは少し差を感じましたね。勝負強さというかチームとして束になって向こうはかかってきてる感じがありました」


――リーグ戦を振り返って大きかった試合はどれですか。

 「慶大の3回戦ですね。今回のリーグ戦の敗因というか、3位になってしまった全てじゃないかなと自分は思ってます。あの試合を落として張り詰めていたものが切れたという感じはしてます」


――吉田さん個人としては打率を3割2分に乗せました。

 「この冬ももちろんやることはやってきたつもりなんですけど、今まで3年間やってきたことがやっと形になったかなと思います。(すり足打法も奏功)そうですね。野球始めてからはずっとそれで打ってて、大学入ってから飛ばないなと思って足を上げ始めたんですけど、この冬の振り込みでバットが振れるようになってきたのですり足に戻しました。馴染んでる分うまくいったのかなと思います」


――キャプテンのプレッシャーもあったと思います。

 「プレッシャーはもちろん感じてたんですけど、逆にそれが自分の中でやるしかないと割り切れたので良かったと思います」


――チーム全体を見れば守備の細かいミスも多かったです。

 「目立ちましたよね。慶大3回戦も記録上はミスになってないですけどあれで流れが変わったというか、ちゃんと守れてたら分からない試合だったので大事なところでちゃんとした守備ができるようにしないといけないとすごく感じました」


――夏は4人が日本代表で抜けてしまいます。

 「どうなるかか分からないですけど、監督からお話があったのはそれが逆に良い経験になって帰ってきたときに全体にうまく還元してもっと良い方向に、それが起爆剤となって加速していけるようにしないととお話されました」


――吉田さん個人の課題は何ですか。

 「三振が一番多かったので、三振を減らす努力と、盗塁が自分の中でもっとできたと思うので増やせるように。練習では難しいと思うんですけどオープン戦とかで走れるときはもっと行こうかなと思ってます。(三振を減らす練習は)どうすればいいかは模索中です(笑)」


――応援してくださったファンの皆様へのコメントをお願いします。

 「春は応援してもらった中で結果を残せずすごく申し訳ない気持ちなんですけど、また秋応援してもらえるようなチームになれるようにこの夏たくさん練習して、秋優勝して応援してくださる皆様と喜びを分かち合えたらなと思います」


――最後にオフシーズンの意気込みをお聞かせ下さい。

 「個人としてもチームとしてももっと成長して、他の大学との差を埋めることは簡単ではなくて厳しい夏になると思いますが、全員で乗り越えて秋に強い明大をファンの方に見せられたらなと思います」


――ありがとうございました。


[三ツ橋和希]


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