特集記事
SPECIAL

(7)最終選考をかけ出走も厳しい結果に/日体大記録会

競走 2018.06.11

 全日本大学駅伝予選会まであと3週間。チーム内での最終選考会となる日体大記録会が行われた。予選会と同距離である1万メートルには10人の選手が出走。しかし、急な暑さの影響もあり、ベスト更新、30分前半が共に出ず振るわない。予選突破に不安を残す結果となった。


 復調の兆しが表れた。「春先出遅れていた3人のめどが立ってきた」と山本佑樹監督が評したのは、佐々木大輔(法3=八千代松陰)、岸哲也(商3=国学院久我山)、南俊希(政経3=鹿児島城西)の3人。特に佐々木は、1キロ3分のペースを守った堅実な走りで、苦しいながらも30分31秒27にまとめた。しかし、「30分前後くらいでは走りたかった」(佐々木)と満足はしていない。また、後半のスタミナ切れや、フォームの崩れなど課題も残るが、「自分が8人に入って、しっかり明治に貢献したい」と、予選会出場への強い思いを見せた。


 全日本大学駅伝予選会は8人全員の力が問われ、失敗のできないレースとなる。過去最低の15位と落ち込み、箱根路も失ったどん底の昨シーズンから這い上がるために。紫紺の襷で伊勢路を駆ける、その切符を手にする戦いにチーム一丸となって挑みたい。


[仁科せい]


試合後のコメント

山本監督

ーー今日のレースで良かった選手はどなたでしょうか。

 「佐々木、南、岸ですね。予選会にしても走ってほしい選手なので、彼らが上がってきたというのは、チームにとってプラスというか、良かったなという感じです」


ーー全日本まであと3週間、具体的な目標はありますか。

 「箱根の予選会よりも、失敗が利かないというか、かなりプレッシャーの大きいレースなので、あまり何位で通過ということは考えずに、とにかく予選を通過するということを最低限であり、最高の目標にして、やりたいなと思います」


佐々木

ーーレースを振り返っていかがでしたか。

 「タイムがあまり良くなくて、自分がまだ予選会で走るか、選ばれてるのかもわからないんですけど、選ばれているなら、残りの20日間でどれだけ調子を上げられるか、というところがわかった試合でした」


ーー全日本予選に向けてどのように過ごしていきますか。

 「今日走ったのはボーダーギリギリの選手だったので、走るかどうかは分からないのですが、もし走ることになったらしっかり準備して、暑さも対策していきたいです。全日本の出場権ということで他のチームも死に物狂いでくるので、強い気持ちを持って練習に挑んでいきます」


関連記事 RELATED ENTRIES