(2)主将インタビュー

サッカー
2018.04.03
 4月7日に迫った関東リーグ開幕。4月2日から、5日まで副将対談、主将インタビュー、フィジカルコーチインタビュー、監督インタビューをお届けします。リーグ開幕前日である4月6日には瓦版を更新する予定です。
 第2回目は、今季主将を担う岩武克弥選手(政経4=大分トリニータU―18)のインタビューです。(この取材は3月28日に行われたものです)

――リーグ開幕直前のチーム状況を教えてください。
岩武:先日の天皇杯予選で1勝できたことは良かったですが、ここで1回切り替えていかなければならないと思います。もう少し全体的に質の部分を仕上げる必要があると感じています。今週は天皇杯予選、次週はリーグが開幕するので、それに向けて上げていきたいと思います。

――昨シーズンを振り返ってみていかがですか。
岩武:特に前期が印象的ですね。入りが悪くてなかなか勝てませんでした。ですので、今年は入りが大事だと思います。また、おととしは結構いい年で、それに負けないようにしようとしました。ですが、まねをしようとし過ぎて、結果的にダメでした。その年の色を出していかないといけないと思いました。いいところはまねをして、悪いところは比べるのではなくて、自分たちらしい色を出していきたいです。

――今年のスローガンである「信闘」への思いを教えてください。
岩武:自分を信じて闘うこと、仲間を信じて闘うこと、今までやってきたことを信じて闘うことっていう意味があります。

――今年のチームカラーを教えてください。
岩武:元気で勢いがあってパワフルなチームですね。それをノリだとか悪い方向にならずに、いい方向に持っていきたいなと思います。今年は一人一人個性が強いので、それらを生かしながら攻撃ではバリエーション豊富に攻めたり、守備ではしっかりとした堅い守りをしていきたいです。

――新スタッフも加わって、良くなったことはなんですか。
岩武:セカンドチームが厳しくなってます。底上げをしていこうっていうのも今年のテーマになっています。トップチームだけじゃなくて、セカンドチームも育てなければいけません。練習もそうですが、選手間のコミュニケーションも密度が濃くなってます。

――今季はどういうふうに攻めていきたいですか。
岩武:明大はハイプレスショートカウンターです。そこは変わりません。相手が引いてくるチームだったらどう崩していくかっていうのをこれから仕上げていきたいです。フォーメーションは4―4―2ですね。

――岩武選手が主将になった経緯を教えてください。
岩武:4年生で話し合って決めました。理由としては4年生の中で自分が1番全日本大学選抜とかに選ばれていて、背中でチームを引っ張れるからです。

――主将として何が求められているとお考えですか。
岩武:雰囲気のいいときはもちろんですが、悪くなったときや攻められているときに声を掛けてチームを鼓舞できることだと思います。今年はCBでも出場機会があると思うので、全体を見渡してどんどん声を掛けていきたいです。

――学生として最後の1年になりますが、抱負を教えてください。
岩武:今まで明大にお世話になってきたので、恩返しをしたいです。また、下級生にもサッカー面はもちろん、礼儀やマナーなどをしっかり伝えていけたらなと思います。

――木戸前主将から何かアドバイスはありましたか。
岩武:主将は難しい立ち位置だということです。いい雰囲気を大切にしながら、時には厳しさも示さなくてはいけないからです。あとは自分たちの色をしっかり出すようにと言われました。

――今年勝つためには何が必要ですか。
岩武:攻撃陣はそろっているので、それらの選手が点を取れるようになってくれることですね。ストライカーみたいな存在が出てきてほしいですね。おととしの丹羽詩温さん(平29年文卒・現愛媛FC)みたいな人が育ってくれればもう少し楽に勝てると思います。

――リーグ開幕直前の率直な気持ちを教えてください。
岩武:不安もありますが、今の新チームがどこまで通用するかを試せるので楽しみの方が大きいです。

――対戦したい選手を教えてください。
岩武: 一緒にユニバーシアードで戦った流経大の小池裕太だったり、順大の名古新太郎、早大の小島亨介ですね。ずっとやってきたので戦って勝ちたいと思います。

――開幕戦の相手は筑波大です。
岩武:昨年リーグ戦で優勝していて力があるのは分かっています。チャレンジャーとして今年の明大を示していけたらなと思います。

――最後に今シーズンの意気込みをお願いします。
岩武:3冠が目標です。なかなか難しいことではありますが、一つ一つ目の前の試合に勝利していきたいです。

――ありがとうございました。

 第3回は鈴木フィジカルコーチインタビューをお届けします。更新は明日、4月4日予定です。


お楽しみに!

[浅野拓磨]