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ファントム柴田、氷上で舞う/プリンスアイスワールド2008
フィギュアスケート7月19、20日にダイドードリンコアイスアリーナにて行われたプリンスアイスワールド2008に、本学の柴田嶺(政経4)がゲストとして出演した。プリンスアイスワールドは今年で30周年を迎える日本初のアイススケートショー。荒川静香(プリンスホテル)、村主章枝(avex)などの世界で活躍する一流スケーターも参加する中、オペラ座の怪人に扮した柴田が会場を魅了した。 プリンスアイスワールドは、フィギュアスケート競技では見ることのできない伸びやかで華麗な、トップスケーターの演技が見どころのアイスショー。「小道具を使って自由に演技ができるところが魅力」(柴田)というように、今回柴田は、顔に仮面、手にはバラの花、さらに黒いマントに身を包み、まさにオペラ座の怪人のファントムをイメージした衣装で登場。3回転のジャンプから持ち前のビールマンスピンを取り入れ、見事“氷上のファントム”を演じきった柴田は、観客たちを「オペラ座の怪人」の世界へと引き込んだ。 ショー終了後もたくさんのファンから花束を受け取り、写真撮影やサインを求められるなど大忙しだった柴田。「多くのファンの方に来ていただけて嬉しいです。今日は気を負わずに楽しんでできました」と笑顔で話した。READ MORE -
端艇部の本拠地・戸田紹介
端艇端艇部のインカレまでの活動を追う。インカレに懸けるクルーの思いから合宿所のある戸田公園の紹介まで、さまざまな面から端艇部のさらなる魅力に迫ります!☆ボートコースまで☆ 町の中心になっているといっても過言ではない戸田ボートコース。最寄りのJR戸田公園駅構内にも、ボートを示すシンボルや看板があちこちで目に付く。行き交う人々も、実はボート関係者であることが多い。ここからボートコースを目指すには、まず西口の、向かって左の階段を下りる。ボートの町・戸田。駅構内から既にボートコースの案内が出ている西口の階段を左から下りると、ボートコースまでの近道に ガード下の道を進んでいくと、見えてくる細長いモニュメント。どんな現代アートかと思いきや、なんとこれは実物大のボートをかたどったもの。 8人で漕ぐ花形種目・エイトの艇は、垂直に立てると見上げるほどの高さになる。いかにも、この町の主役、といった風情で駅前にそびえるボートのモニュメントだ。実はこれ、ボートの花形種目・エイトの艇を実物大で立てたもの! 歩道橋を渡って細い道に入り、さらに小さな橋を渡る。左に曲がり、川沿いを歩いているとボート用具の専門店なども現れる。自転車に乗ったボート部員とすれ違うことも多いこの辺りは、歩道をそのままたどっていれば、ボートコースまではほぼ一本道。 歩道をそのままたどっていれば、ボートコースまではほぼ一本道。道すがら、マンホールやタイルに描かれているのもボートの絵だ。まさにボートの町・戸田。 疲れるほども歩かないうちに、右手には数々のボート部の合宿所や艇庫が軒を連ねる様が見えてくる。開ける視界。駅から徒歩約15分のボートの聖地・戸田ボートコースに到着だ。 とうとうボートコース入り口!右に曲がると、輝く水面が何艘もの艇を浮かべている。☆ボートコースについて☆ まず公園内に入って、一番最初に目に入るのは全長2500mのボートコース。この場所から見ることはできないが、手前がゴール、奥がスタート地点になっている。 コース沿いの道を左前方に進み、大学艇庫沿いを真っすぐ進むと見えてくるのは「meiji」と書かれたわが明治大学端艇部の合宿所・艇庫。選手たちは今日もここで生活をし、練習に励んでいる。 さらにスタート方向に進むとゴール地点を目の前にした観客席。日よけをしながら観戦でき、決勝レース時には大声で応援するどこかの大学のOBの姿も…。 観客席から少しスタート方向に進んだ所からのコース側の様子。写真左からレースが行われる。レースを間近で見たい方は土手を下りて観戦でき、選手たちのレース中の表情まで見ることができる。 ここまででゴールからさかのぼること約500~750m。この先には戸田公園大橋や戸田競艇場があり、スタート地点まではまだ1000m以上の距離がある。レースを見ながら、散歩に行ってみるのもいいかも!?東京オリンピックの記憶を今に伝える聖火台☆こぼれ話☆戸田公園・戸田ボートコースってこんなとこ!・元オリンピック会場! 戸田公園にある戸田ボートコースは、JR埼京線戸田公園駅から徒歩約15分。 戦前に幻の東京オリンピックのために作られ、実際に1960年の東京オリンピックでボート競技が行われた。そのために公園にはひっそりと聖火台があり、隣接する道路には“オリンピック通り”と名前が付けられている。・日本ボートの聖地・戸田ボートコース 日本で数少ない静水コースで早大、慶大、東大、三菱、トヨタ…いろんな大学や実業団の合宿所がある。明治のお隣は東経大と一橋大。「他大に後輩がいたりして、情報も入ってくる」(伊藤(琢)主将・政経4)と大学同士の交流もあるそう。・有名人も来る!? ボートに関係するドラマなどのテレビ番組はここで撮影されることが多い。そのため有名人の目撃情報も続出している。・花火大会の特等席に! 毎年開催される戸田橋花火大会。今年は8月2日(土)に行われ、ボートコースからはとてもいい場所で花火を見ることができる。READ MORE -
優勝の喜びを分かち合う/リーグ戦優勝祝賀会
硬式野球優勝の喜びを分かち合う/リーグ戦優勝祝賀会 本日、明治大学アカデミーコモンにて、硬式野球部の春のリーグ戦優勝祝賀会が行われた。 OBや、報道関係者、選手ら総勢で約500名近くが集まり、互いに優勝の喜びを分かち合った。 会が始まると納谷学長をはじめ、澤内野球部長らが次々に挨拶し、選手たちの労をねぎらった。さらに吹奏楽部とチアリーダーによるパフォーマンスも場を盛り上げた。最後には星野仙一氏(昭44政経卒・現北京五輪野球日本代表監督)のビデオレターによる熱いメッセージも披露され、改めて選手、OB一同優勝の喜びを感じたようだった。READ MORE -
PK戦15人の死闘を制せず惜敗/明立定期戦
サッカー毎年行われている明立定期戦。49回目となる今年は、藤田主将(法4)の力強い開会宣言で幕を開けた。試合も明治の力強いプレーで、格下の立大を圧倒するかと思われた。だが0ー0と90分では決着がつかず試合はPK戦へ。結局、15人に及ぶPK戦で根負けし、まさかの敗戦となった。 開始早々から積極的に攻撃を仕掛ける本学。FW林(商4)の高さを生かしたポストプレーを中心に、FW山田(政経2)、MF都丸(政経3)らが自らチャンスをつくっては果敢にゴールを狙っていく。だが前半で計8本のシュートを放つも、決定打を欠き0-0。残り45分での得点に期待が懸かった。 後半はしばし相手にカウンターを狙われるも、最終ラインが安定した守備を見せゴールを割らせない。そんな守備陣に応えたい攻撃陣だったが、なかなかゴールを決めることができない。結局、両校共に無得点のまま試合はPK戦へと突入した。 会場は静まり返り、両者一歩もひかない緊迫した時間が続く。GK高木(文1)が何とか止めようとするが、ほんのわずかな反応の差で決められてしまう。そしてPK戦はついに15人目に入り、キッカーはFW山田。右端を狙ったシュートは、相手に読まれゴールネットを揺らすことはできなかった。逆に立大は15人目もきっちりと決め、本学は死闘の末に悔しすぎる敗戦を喫した。 今大会で浮き彫りになった課題は決定力不足。試合後、「PK戦より、90分間で勝てなかったことが問題」と監督、選手は声を揃えて語った。しかし課題は次へのステップアップとなる。「課題を自覚してどう修正できるかが大切」(神川監督)。その言葉通り、これから本番を迎える夏の練習をどう充実させていくかが、後期リーグ戦を戦う上で明暗を分けることとなるはずだ。試合後のコメント神川監督「PKはおまけのようなもの。90分間で1点も取れなかったことが課題。リーグ戦で残留が懸かったときなど、今日みたいな相手全員が引いて守ってくることも考えられる。そのときにどう守備を崩していけるか、今後考えていかなければいけない。格下をねじ伏せられないのが今の力だから、一人一人が課題を自覚して今後、どう修正できるかが大切。リーグ戦後から力を注いできた守備は改善されてきているし、来週は休んでリフレッシュして、また次につなげていきたい」。藤田主将「今の実力はこんなもの。チャンスがあった中で決められず、90分で勝てなかったことが課題。ただディフェンスは良かった。今後、少ないチャンスで決められるようにしていきたい」。READ MORE -
(2)ヨットの種類
ヨット誰もが知る競技でありながら、どこか「特別な人たちのスポーツ」といった印象を持たれがちなヨット(セーリング)レース。 しかし北京五輪セーリング競技出場を決めた、近藤主将(政経4)の姉・近藤愛選手と鎌田奈緒子選手(ともにアビームコンサルティング)のペアが「コンカマ」としてメディアに取り上げられ、ヨットレースにも注目が集まり始めている。 この機会に「コンカマ」を応援しようにも、ヨットレースのことを知らなければ観戦の面白みも半減。そこで五輪直前のこの時期に、ヨット競技を一から解説していく。 第2回では、ヨットの種類を紹介します。スナイプと470 一口に「ヨット」といっても、その種類は多岐にわたる。1人乗りの簡素な作りのものから、エンジンやキャビンの付いた豪華なものまで、すべて「ヨット」だ。ここではその中でも、大学ヨットで使われる、スナイプ級と470級について説明する。 スナイプ級【写真1】は、1931年にアメリカで設計され、戦後日本に入ってきた。今では世界的にも大変ポピュラーとなったヨットだ。470級は、艇の長さが4・7mであることからその名が付いた。欧米人に比べて小柄な日本人に適した大きさのため、モントリオール五輪で取り入れられたときから、日本はこのクラスに力を入れている。大きな違いは帆の枚数 この2種類の一番大きな違いは、セールの数だ。スナイプ級はメーンセールとジブセールの2枚のセールを持つ。470級はその2枚のほかに、風下に向かって走るときに張るスピンネーカー(スピン)という3枚目のセールが付いている。このスピンは、大学ごとに違う色のものを使っているため、大会では色とりどりのスピンを見ることができる【写真2】。 セールの枚数の違いから、戦略面にも違いが出てくる。セールの枚数が多い470級の方がスナイプ級よりも多く風を受けるため、スピードが出る。一方、「スナイプ級は、スピードにあまり差が生まれない」(田口・法4)。その分、チームレースがより重要となってくる。 もう一つ、目に見える違いがある。470級では、たくさんの風を受けるので艇のバランスを崩しやすい。そこで、トラピーズというワイヤを、クルーが装着するハーネスに引っ掛け、全体重を掛けて艇の傾きを抑えるのだ【写真3】。トラピーズを使うことで、効率よく艇のバランスを取ることができる。スナイプ級にはトラピーズが付いていない。その代わりに艇の縁に足を掛け、体を乗り出して傾きを抑える。北京五輪は11種目 北京五輪のセーリング競技では、「コンカマ」が出場する470級(ダブルハンド男子・女子470)のほかにも、以下の艇種で競われる。・ウインドサーフィン男子・女子RS‐X(ミストラル級) いわゆるボードセーリング。ヨットではない。男女別で行われる。・シングルハンド男子フィン(フィン級) 全長4・5m、1枚セールで1人乗りのヨット。男子のみ。・シングルハンドオープンレーザー(レーザー級) 全長4・23m、1枚セールで1人乗りのヨット。男女の区別はない。・シングルハンド女子レーザーラジアル(ラジアル級) レーザー級と同じボートだが、セールの面積が小さい。1枚セールで1人乗り。女子のみ。・ダブルハンドオープン49er(49er=フォーティーナイナー=級) 全長4・99m、2枚セールで2人乗りのヨット。男女の区別はない・キールボート男子スター(スター級) 全長6・92m、2枚セールで2人乗りのキールボート。キールボートとは、ボートが大きいために、艇の横流れを防ぐセンターボードの代わりに、ボートにキールが付いたものを指す。男子のみ。・キールボート女子イングリング(イングリング級) 全長6・3m、2枚セールで3人乗りのキールボート。女子のみ。・マルチハルオープントルネード(トーネード級) 全長6・09m、2枚セールで2人乗りのヨット。カタラマン(双胴艇)といって、二つのボートを幅のある板でつないでいる。男女の区別はない。★次回(8月4日予定)は、本学ヨット部の紹介です!本紙記者のヨット体験記も合わせて掲載します。READ MORE -
7月20日 炎天下の中、2部練習敢行
ラグビー真夏の太陽がグラウンドを照りつける中、練習が行われた。チームのボトムアップを図るとともに、人数がそろわない平日を補うためC、Dチームは1時半から練習を開始。全体練習でやる練習を前もって行い、理解力を高めた。 そして3時からの全体練習でも、引き続き汗を流した。全体では前半はアタック練習、後半はFW、BKに分かれ練習。FWは黒崎シニアコーチが乗ったスクラムマシンを選手たちが押し、「明治のお家芸」を磨いた。 全体練習でも前半はうだるような暑さが続いたが、後半には雲が空を覆い、さわやかな風が八幡山を包む中、練習は終了した。密度の濃い時間は選手たちの力となったことだろう。READ MORE -
前期を終えて<石田勇人>(2)
アメリカンフットボール春の集大成として臨んだ関西学大定期戦を終え、前期の練習も終えたグリフィンズ。昨年学生日本一に輝いた関西学大との試合を経て、この前期をどう感じたのだろうか。常にクレバーな頭を 「(定期戦を振り返ってみて)去年は自分のミスでタッチダウン取られて負けたから、試合が始まる前にアタフタアタフタしていた。でも試合が始まって時間が経つにつれ、徐々に落ち着いてプレーすることができた」。 今年はケガをせずに万全の状態で定期戦を迎えた石田勇人(政経4)。純粋にポジションのSF(セーフティ)に集中できたシーズンだった。グラウンドに立ってプレーできていることが楽しくてたまらなかった。しかし、その気持ちとは裏腹に課題も多いと語る石田。 「タックルだね。これはディフェンスの永遠の課題だろうけど、タックルミスをなくすことは1つ課題だと思う。それとすぐカッとならないように注意しないといけない。『相手を倒したい』っていう個人的な感情で、どんどん前へ出ていってしまうから、もっと冷静にプレーできるよう常にクレバーな頭でいたい」。井の中の蛙にならないように 「甲子園にいくには、もっと取り組みから考えないといけない。強いチームはかなり練習している。自分たちもかなりの練習をしているとは思うけど、だからといってそれで井の中の蛙になっちゃいけないと思う。常に自分たちよりも強いチームを意識しながら、練習に取り組んでいかないと」。 杉山主将(政経4)も定期戦を終え「一からのやり直し」と答えているように、今のままでは甲子園ボウル出場は難しいと石田も考えている。 「グリフィンズの良いところと悪いところは表裏一体。気持ちがのると強いけど、元気ないときは本当に弱い。もともと強いやつが集まっているから、雰囲気が作れれば強いチームに勝てるはず。けど今は選手間に温度差があって、練習を通しても雰囲気良く、満足のいく日は以前に比べ少なくなっている。チームを変えるには4年生の意識が変わるしかない」。秋への抱負 「自分の長いフットボール人生も今年が最後。悔いを残さないようにしたい。悔いを残さないためにはとにかく勝ち続けなければいけない。甲子園だけじゃなくてその先も、どこまでも勝ち続けないといけないと思う」。◆石田勇人 いしだはやと 政経4 佼成学園高出 174cm・73kgREAD MORE -
学生ビジネスアイデアコンテスト2008
学生ビジネスアイデアコンテスト2008 明治大学学生ビジネスアイデアコンテストが今年も行われることが、6月12日付明治大学ホームページで発表された。明治大学社会連携促進知財本部と連合駿台会が主催するこのコンテストは、これから企業を目指す学生のサポートを目的として、学生の立場で感じる身近な疑問・意見などから生まれるアイデアを募集している。 多数の応募アイデアの中から審査を重ね、最優秀賞、優秀賞、奨励賞を発表。最優秀賞には賞金50万円、優秀賞には10万円、奨励賞には3万円が贈呈される。過去の受賞作品には「駅ナカのメイク生活支援サービス駅 de beauty」や「ユニバーサル農業法人」、「DVD販売・レンタルポップ仲介ビジネス」などがある。 今後の日程は7月上旬に説明会を行い、募集を開始。所定の応募用紙に必要事項を記入の上、9月30日(火)までにメールかFAXで応募する。提出された作品は、書類審査を経て最終審査へ。最終審査では公開の場で、パワーポイントを用いて7分間のプレゼンテーションを行い、審査する。また最優秀賞受賞者は、その後開かれる「産学交流シンポジウム」にて表彰および最優秀賞のプレゼンテーションを行う予定だ。 応募資格は明治大学に在籍する学部生・大学院生であれば個人・グループどちらでも応募可能。過去には学部1年生で受賞した例もある。新入生をはじめ、学部生・大学院生の方々は奮って応募してみてほしい。◆応募内容1、ただし、事業を実施していないアイデアに限ります。2、過去に明治大学学生アイデアコンテストに応募したアイデアでの応募は基本的に不可とする。ただし、過去に受賞していないもので大幅にブラッシュアップされたものについては応募を受け付ける場合もあります。<お問い合わせ>研究・知財事務室 リエゾングループTel:03-3296-4327FAX:03-3296-4283Mail:tlo@mics.mejii.ac.jp【明治大学学生ビジネスアイデアコンテスト2008】READ MORE -
上を向き、上を目指し逆転勝利/インディペンデンスリーグ
サッカー開幕から大量得点かつ完封という試合内容で2連勝と、調子のいい本学の第3節の相手は尚美大。前半は0―0で折り返し、後半のゴールラッシュに期待するも、先制点を奪われてしまう。しかし積極的な攻めの姿勢を崩さず同点ゴールを決め、直後に逆転。劇的な勝利を収めた。 過去2戦と同じく、ディフェンスラインを上げてプレスをかけ、相手に自陣まで攻めさせない。守備のいい流れは攻撃にもつながった。中盤でボールを奪うと、素早いパス、ドリブルで何度も相手ゴール前にボールを運ぶ。田中(恵・営1)のペナルティエリアライン上でのシュート、星野(政経2)のヘディングなど、あと少しでゴールというシーンもあったが、尚美大の堅い守りの前にゴールを割ることなかった。後半32分に日野(営2)、37分に森元(営4)と立て続けに選手を交代し、攻め続けるが、前半終了を知らせるホイッスルが鳴った。 後半開始直後、またも星野のヘディングが相手ゴールに迫るもキーパー正面。押しているのだが得点に結びつかないもどかしい流れが続く。そして後半7分に試合は動いた。一瞬の守備のミスをつかれ、ペナルティエリアへの侵入を許してしまった。尚美大にチャンスを逃すことなくシュートを放たれ、ゴールを割られてしまう。先制されてしまい暗い雰囲気になるかと思いきや、今日の明大は一味違った。「気持ちを切り替えろ!」とフィールドのさまざまなところでげきが飛ぶ。「最近の明大の試合はトップチームも含め、失点されたら下を向いていた。そういうところを変えたかった」と村越(政経4)が言うように、失点されてもチーム全員の気持ちは折れることはなく、攻め姿勢を崩さなかった。 その後は一進一退の攻防が続き、後半35分に待望の瞬間が訪れた。ゴール前、吉原(商3)のパスが日野に渡り、日野のパスが森元に渡る。パスを受け取った森元はすかさずシュートを放ち、ボールはゴールに突き刺さった。一度得点が入ると本学の勢いは止まらない。完全に本学のペースになる。後半43分、相手の裏にパスが通り、吉原がペナルティエリア手前でボールをキープし、守備が手薄の尚美大ゴールに近付く。絶好のチャンスだったが、危険を察知した相手にファウルで止められてしまった。しかし、いい位置でのフリーキックを得る。キッカーは途中出場の加川(営4)。「相手キーパーには壁でボールが見えなかっただろうから、低めに打った」加川のフリーキックは狙い通りにいき、劇的な逆転ゴールを生んだ。その後も攻め続け、相手に主導権を握られることなく試合は終了した。 「引いて守っていた相手になかなか点を入れられなかったのは攻撃に工夫が足りなかったから」と神川監督はこの試合の課題を語った後「でも、選手たちは粘り強く戦った。勝てて良かった」と選手たちの頑張りに笑みをこぼした。これで開幕3連勝。次節は強敵国士大。「次勝てればこのチームの強さは本物」と勝利に大きく貢献した吉原は言った。インディペンデンスリーグはいよいよ正念場をむかえる。試合後のコメント神川監督「途中交代で出場させた選手はトレーニングで調子がいいから使ったが、結果を残してくれて良かった。トレーニングと試合の結果がつながっているし、チームの雰囲気もいい。今後が楽しみ」。村越「自分たちのペースだったから耐えれば点が入ると思っていた。ちょっとしたミスから失点してしまったが、それでも下を向かなかったのは今日の収穫。結果的に勝ち続けているということはいいこと」。森元「スピードを生かして裏に出ろという指示が出ていたので、相手の裏を狙った。このチームをどうにかしたかったので、得点できてうれしかった。グループリーグを突破したい。自分自身はもっと前にいけたと思うので、今日の成績は60点くらい」。加川「失点したときに流れが悪くなるかと思ったので、顔を上げようと思った。途中出場だったので、少しでもチームに貢献できればいいと思っていたので今日のゴールはうれしい。4連勝はでかいのでしっかり準備をして次に挑みたい」。吉原「ボールを支配していたのに、シュートがなかなか打てなかったことは課題。今日は気持ちで勝った。練習中のいい雰囲気が試合に出ている。勢いがあるので次も勝ちたい」。READ MORE -
OB長友選手、北京五輪日本代表に選出
サッカー本学サッカー部OBのDF長友佑都選手(FC東京・政経4)が7月14日付けで北京五輪サッカー日本代表に選出された。6月2日のW杯アジア3次予選・オマーン戦で右足首を痛め、戦線から離れていたが、早期回復でギリギリ間に合った。 持ち前のフィジカルの強さを武器に、「前へ」の姿勢で積極的に攻めにいく長友。初のA代表でも周囲におくすることなくプレーし、精神的な強さも証明した。ケガ明けながらの選出に、反町監督の期待の高さがうかがえる。 今季ずっと掲げてきた目標の五輪出場。8月、北京の地で背番号5が躍動する。◆長友佑都 ながともゆうと 政経4 東福岡高出 170cm・65kg今季からFC東京に加入、プロ1年目ながら不動の左サイドバックとして活躍中。A代表としてW杯予選にも出場長友選手コメント「五輪代表に選ばれて光栄に思います。自分が大学のサッカー部を辞めてプロの道を選んだのは、オリンピックにでることが一つの理由でもありました。ただ、今の自分がいるのは、明大サッカー部のスタッフの方々、そしてかけがえのない仲間のおかげです。オリンピックでは支えてくれてる人たちに恩返しするためにも、全身全霊をかけて戦いたいと思います」。READ MORE