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悪天候にもめげず、明大飛行隊健闘 /妙高サマージャンプ大会
スキー降りしきる雨と濃霧に見舞われた大会当日。視界不良による競技開始が危ぶまれるなか、会場の選手たちの表情は思いのほかリラックスしていた。昨年のインカレ開催地、妙高でのサマージャンプ大会。岡部孝信(雪印乳業)や伊東大貴(土屋ホーム)など、国内トップクラスのジャンパーも集うハイレベルな大会だ。格上の社会人相手にどこまで戦えるのか。遠藤主将率いる明大飛行隊が、妙高の空を舞った。 計2本の飛距離・飛型点を競うジャンプ競技だが、2本目のジャンプを飛べるのは1本目のジャンプを飛び終えた時点での上位30名のみ。そのため、まずは2本目のジャンプへ進むことが目標のラインとなった。しかし、いざ飛ぼうというときに、これまで晴れかかっていた霧が選手たちの視界を奪う。ジャンプ台の下から見ていても、飛んでくる選手が見えないような、深い霧だ。「全然、前が見えなかった」(佐藤)。 しかし、このような悪天候のなかでも明大飛行隊は堅実なジャンプを披露。結果、澤谷を筆頭に、遠藤主将、佐藤、山本の上級生4人が2本目に進出した。近年のジャンプ陣から4人もの選手が2本目に進出するのは初めてのこと。学生だけを見てみても、本学の4人という数字は他大を圧倒していた。 国内オールスターと言っても過言ではない面子がそろう2本目でも、選手たちは気後れせず自分たちのジャンプを見せた。結果は20位台に終わってしまったものの、悪天候のなか健闘、ライバルたちへ大きなインパクトを残しただろう。冬の本番での表彰台独占、「ジャンプ王国メイジ」復活を期待したい。☆取材日誌☆ 大会後行なわれた、選手たちのサイン会。優勝した岡部選手や、伊東大貴選手、葛西紀明選手(土屋ホーム)などがファンとの交流を深めた。ミーハーな本誌記者たちもちろん参加。色紙やブルゾンにサインをもらい、ほくほく顔で会場をあとにしたのでした。READ MORE -
ダブルスが初の全勝/関東大学2部リーグ戦
硬式庭球今リーグ戦初のホームでの試合。初めてダブルスが全勝するなど、勢いよく筑波大に勝利した。READ MORE -
大久、3位入賞!/関東学生新人戦
フェンシング1年生だけが出場し、競い合う本大会。本学からは男女合わせて5人出場し、大久が3位入賞を果たした。 予選プールを危なげなく勝ち進み、決勝トーナメントへ臨んだ大久。「優勝も狙える実力がある」(井原監督)大久だったが、準決勝で本学の唐沢を倒した、日大の淡路に敗れてしまう。「相手は強かった」(大久)。 気を取り直して臨んだ3位決定戦。そこでは圧倒的な力を見せ付け、序盤から大久ペース。15-5の大差で勝利。3位入賞を果たした。 一方、予選を5戦全勝で決勝に臨んだ山本はまさかの1回戦で敗退を喫した。課題は「たくさんあるが、精神的に強くなるのが1番」と、長かった1日を振り返った。 明日は団体戦が行われる。「明日は団体で優勝したい!」(山本)。また春のリーグ戦でも活躍した大久も出場し、優勝にも期待が掛かる。大久を筆頭に、ルーキーたちが一丸となって優勝を目指す。READ MORE -
リーグ最終戦惜敗/関東大学4部リーグ戦
バスケットボール(女子)リーグ最終戦惜敗/関東大学4部リーグ戦 リーグ戦の最終戦は、本学と並んで5勝1敗の昭和女大との対戦となった。勝ったチームが入れ替え戦に進める重要な試合だったが、本学は後半で点差をひっくり返され、惜敗。悲願の3部昇格はならなかった。 試合の前半は守り合いが続いた。本学は粘り強いマンツーマンディフェンスで相手の攻撃を封じ、木本(営4)、今井(農1)らを中心に得点を重ねていった。前日の試合で足のケガが悪化し、心配されていた河原田(商3)も出場し、いつも通りチームをけん引。リバウンドを積極的に拾いにいき、流れを渡さなかった本学は、わずかに4点ながらもリードして試合を折り返した。 第3クォーターも、河原田のフリースローや堤(営4)の3Pシュートで入りは悪くないように見えたが、次第にプレーで精彩を欠くようになってくる。リバウンドを相手に奪われることが多くなり、思うようにシュートまで持っていけない。第3クォーター開始から約2分半で27‐27の同点に追いつかれると、流れはそのまま昭和女大に傾いてしまった。第4クォーターには10点差以上をつけられる場面が続き、厳しい展開となる。 しかし、この日最も印象的だったのは、第4クォーターの最後の最後まであきらめないチームの姿勢だった。ファールを取られ、苦しい場面では河原田が逆にファールを誘い、長友(情コミ2)の3Pシュートが決まると沸き立った。芳賀主将(政経4)の気迫のプレーもチームを鼓舞。一つ一つのプレーにベンチから「いける、いける!」の声が飛び、必死に守り、シュートを狙った。このリーグ戦に向けて、3部昇格に向けて戦ってきたこれまでを体現した試合だった。ラスト3秒で昭和女大がタイムを取った時も、6点差を逆転するべく集中していた選手たち。そのまま試合終了の笛が鳴り、49‐55で惜しくも敗れたが、「明治のバスケット」を間違いなく貫いたリーグ最終戦だった。 試合後、それまでベンチから厳しい指示を飛ばしていた深川助監督から「ナイスゲームだった」と声を掛けられると、選手たちは悔しさに涙をにじませた。4年生にとっては最後のチャンスだった3部昇格への挑戦。願いはかなわなかったが、思いは後輩たちへと再び受け継がれていく。これからも「明治らしく」あきらめない姿勢で、チームの挑戦は続いていく。READ MORE -
第378号におけるお詫びと訂正
明大スポーツ新聞第378号におけるお詫びと訂正 このたび9月24日付で発行いたしました、明大スポーツ第378号におきまして、以下の誤りがありました。 読者の皆様ならびに関係者の皆様に多大なるご迷惑をお掛けしましたことをお詫びするとともに、ここに訂正させていただきます。 4面の端艇部記事において、大会名に誤りがありました。正しい大会名は以下の通りです。【全日本選手権】→【全日本学生選手権】 今後このようなことのないよう、より一層努力いたしますので、今後も明大スポーツをよろしくお願い申し上げます。READ MORE -
手に汗握る接戦!日大倒す/関東学生秋季男子1部リーグ戦
ハンドボール手に汗握る接戦!日大倒す/関東学生秋季男子1部リーグ戦 連敗を止めたい本学は23日、ホームの明大和泉体育館で日大と対戦した。誰もが息をのむ接戦となった今試合。本学は序盤から確実に得点を重ねていき、日大に勝利した。 本学は立ち上がり、立て続けに3本シュートを決められてしまう。しかし小野(法2)や杉本(営1)らの得点で徐々に点差を詰めていき、ついに加藤(良・農2)のシュートで逆転に成功する。その後は取っては取られの一進一退の攻防が続いたが前半終了間際、本学は相手にノーマークシュートのチャンスを与えてしまう。しかしこのピンチをキーパーの糸(佑・文3)が見事に防ぎ、本学に流れを引き寄せ2点リードで前半を終えた。素早い動きで相手を翻ろうする吉野主将(商4) 後半、またも本学は連続失点の立ち上がりで、一度引き寄せた流れが相手に傾く嫌な展開。しかし本学も山口(法2)の連続得点や高橋(良・営2)の活躍で応戦する。ディフェンス陣も体を張ったプレーを見せ、糸(佑)もファインセーブを連発。流れを完全に、相手には渡さない。結局、日大ペースで進んだ後半をなんとか乗り切った本学は、3試合ぶりの白星を挙げた。 今日の勝因は「全員で勝とうという気持ち」(吉野主将・商4)。また「上級生が引っ張っていけた」(吉野主将)と、上級生が中心となり、チーム全体で勝利を目指すという形が見えた本学。ここにきて間違いなくチーム状況は良くなっている。本学の残り試合は2。目標である5位以上になるためにはもう負けられない。☆大会案内☆9・27(土) 関東学生秋季男子1部リーグ戦対法大戦(国士大多摩校舎体育館)14時40分~READ MORE -
相次ぐ敗退…後期初戦も厳しいスタート/全日本総合選手権
拳法自衛隊員ら社会人拳士も出場する今大会。本学からは内山主将、後山、尾川、伊藤が挑むも、後山のベスト16が最高順位と結果を残せずに終わった。 大会に臨む前、「精神力、技術、体力のすべてが伸びた」と話していた内山主将。だが結果は3回戦敗退と、思うような結果を残すことはできなかった。初戦は相手の棄権で勝ち上がり、続く2回戦では相手を倒して面突き、そして倒してひざげりと余裕の勝利を収める。内山主将の得意の攻めパターンが見られ、かつての勢いのある拳を取り戻したかのように見えた。だが3回戦では思うように攻めきれず、3回戦敗退を喫した。「試合をしているときは自分が攻めていると思ったが、ビデオを見返すと自分が攻めきれてなかった」と肩を落とした。 明大復活のカギは内山主将復活にあり。内山主将の復活が待たれる。 シードにより2回戦から出場した尾川。「いつも初戦は苦手。テンパってしまう」(尾川)と、立ち上がりに不安を覚える尾川にとって関門となる試合だ。緊張をほぐすように様子を見ながら戦う尾川だったが、その立ち上がりを狙われる。開始から40秒、左構えの相手に綺麗に面突きを貰ってしまい、0―1。その後、果敢に攻め込んで挽回を試みるもポイントには至らず。試合終了間際には倒されてからの押さえ胴突きを打ち込まれ、0―2と敢えなく敗退。昨年の上位入賞者である尾川が2回戦で姿を消す形となった。 対照的に後山は見事な滑り出しを見せる。1回戦は2度の面突きを決め、わずか35秒で圧勝。2、3回戦も得意の組み技と突きを駆使して勝利する。「全日本に照準を合わせて練習をしてきたので調子は良かった」(後山)の言葉通り、キレのある動きで相手を攻め立てた。しかし続く4回戦、悪夢が後山を襲う。開始早々に後山は面突きをたたき込み、ポイントを先取する。相手に取り返され1―1とするも、その後は「プレッシャーをかけ続けた」(後山)と試合を支配していたはずだった。だが判定で勝ち名乗りを受けたのは相手選手。無念のベスト16止まりとなった後山は「勝ったと思ったのに…」(後山)と微妙な判定に顔をしかめた。 久しぶりの公式戦復帰となった伊藤(政経4)。持病の背中の痛みに苦しむ中、「目標をベスト8」と設定し今大会に挑んだ。シードのため2回戦から登場し、まずは相手から一本先取。このいきおいそのままに勝利すると思われたが、相手に二本立て続けにポイントを奪われ、公式戦復帰勝利を飾ることはできなかった。「勝てる相手だった。結果にはまったく満足していない。最低だった」(伊藤)と厳しい口調で大会を振り返った。次は伊藤にとっては最後の大会、名古屋の個人インカレが控える。伊藤は最後の名古屋へ向けて、残りわずかの期間全力で拳法に取り組む。 振るわなかった本学。だがこの結果を悔いている暇はない。次なる戦いである昇段試験が日曜に控えているのだ。四段への昇段の懸かった今試験には内山主将、後山、尾川の三本柱に加え、ライバル・中大の河合や今井も臨む。実践形式の試験での対戦が予想されるだけに、「勝って10月の東日本に弾みをつけたい」(尾川)とすでに気持ちを切り替え、気合十分である。中大を撃破し、四段昇段へ。今大会の悔しさを振り払うような熱い試験に期待だ。READ MORE -
東海大に黒星/秋季関東大学男子1部リーグ戦
バレーボール1部リーグ7位の本学。現在全勝中の東海大に1セット目を奪うも、第2セットからは東海大の勢いに押され逆転負けを喫した。READ MORE -
新戦力が活躍/関東大学2部リーグ戦
硬式庭球東海大との一戦は、ダブルス2の長島主将(農4)・佐藤(政経3)組が敗北とシングルス1の神谷(政経2)の棄権で2ポイント取られるも、7-2で勝利を収めた。 「今回のリーグ戦、ダブルス初参戦の野口(商4)・酒井(営3)組が結果を残し、濱中(営1)が高校時代に勝てなかった相手に勝ったことは収穫」と満足気に試合を振り返る田中監督。長島主将も「シングルスでポイントが取れている。チームが強い証拠」と試合に手応えを感じていた。ただ、監督も主将も勝たなければいけない「ダブルスの主軸となる」ペアが負けてしまったことが残念だと語る。 ◆出場メンバー◆シングルス1神谷(政経2)シングルス2清家(法2)シングルス3金城(政経2)シングルス4長島主将(農4)シングルス5酒井(営3)シングルス6濱中(営1)ダブルス1田代(文3)・金城組ダブルス2長島主将・佐藤(政経3)組ダブルス3野口(商4)・酒井組 「新戦力の台頭でチームの層が厚くなるのはリーグ戦において大切なことだ。ただ、その力は既存勢力がしっかり勝ってこそ生きてくる。「今日の試合の流れはよかったけど、入替戦はこのままじゃ勝てない」と田中監督はこの試合を振り返った。次の筑波大戦は順当勝ちを期待したい。READ MORE -
無冠に終わるも早大破り、有終の美飾る/全日本選手権
端艇史上初の女子総合優勝を達成したインカレから、わずか3週間ほどで迎えた今回の全日本選手権。一足先にインカレで引退した4年生男子に続き、4年生女子の大学最後のレースとなった。結果だけを見れば優勝したクルーはなかったものの、随所で光るレースが見られた。 インカレで納得のいく結果を残せなかった男子は、舵手付きペアが2位と意地を見せた。「1年生に色は何でもいいからメダルを取らせたかった」と嶋田(文3)が同じ艇に乗った1年生の城(商)に熱い思いを込めたこのレース。ミスが響き終盤に日大に離される展開になったが、なんとか2位でゴールし、銀色のメダルを獲得した。レース後、「先輩についていけなかった」と悔し涙を流した城。その涙と強い思いがあれば、今後さらに成長していけるだろう。雪辱を果たした女子舵手付きクォドルプルクルー ずっと目標にしてきた総合優勝をインカレで成し遂げた女子は、4年生のもう一つの目標の達成に挑んだ。それはクォドルプルで宿敵早大を敗ること。4年間挑み続けてきたが、今まで1度も勝つことができていなかった。3種目を制覇した今夏のインカレでさえこの種目では早大に敗れていた。今年のメンバーは女子史上最強との呼び声も高く、そのメンバーで戦う最後の大会となるこの全日本選手権。そして今まで部の中心だった4年生と今後部を担っていく3年生の5人で組まれたこのクルー。最高の舞台に最強の布陣で臨んだこのレースはまれに見る接戦となった。終盤までつかず離れずのレースが続き、いつどの艇が抜け出すか分からない展開の中、ゴール後大きなガッツポーズをしたのは本学だった。しかしこれは優勝したからではなく、早大に勝てたから出たガッツポーズ。そこには順位以上のものがあった。1位から4位までが1秒以内にひしめいたこの大接戦、本学は優勝よりも重要なものを手にした。 また今回、女子は4年生が下級生とできるだけ同じ艇に乗れるようにクルーを組み、後輩育成の意味合いを強めた。そのため4年生は体力的に厳しい中、全員が2レースに出場。全てを後輩に伝えた。 今大会は優勝した種目は一つもなかったものの、7クルーが最終日まで残り入賞を果たすなど、結果以上のレースを見せてくれた。4年生が引退し男子は今大会から、女子は次の新人戦から3年生が部をけん引する新体制となる。「4年生は本当に偉大だった。でも、同じようにやっていくだけでは追い抜くことはできない。参考にしつつも新しい3年生を見せていきたい」(藤原・法3)と、これから中心となっていく3年生も意気込んでいる。偉大な4年生の持つ技術と思いを受け継ぐ3年生、そしてそれを見て成長する下級生。王者としての道を歩む準備は整った。成熟した力と、フレッシュな若い力を兼ね備えたこの部は、今後さらに強くなり、活躍を見せてくれるに違いない。4年生のコメント誰もが頼れる主務、井戸希恵(農4)「レースは早稲田にクォドルプルで勝てて本当に良かった。勝てたのは全体の結束力があったから。後輩を育てるために考えに考えて臨んだ試合、一緒に乗った3年生の藤原には今後女子主将として部を引っ張っていってほしい。明治は今上り調子だから、このまま王者で居続けていってほしい」。誰もがうなずくクールビューティー、河津純(文4) 「全日本は他のクルーが強かったけど、とにかく悔いの残らないレースをしようと思った。4年生女子が全員乗ったエイトは、4年間の集大成として思い出になった。楽しかった!インカレでは女子総合優勝もできたし、明治には感謝の気持ちでいっぱいです」。誰もが認めるマサオこと、川野真由美(営4)「前まではただ優勝を目指すだけだったけど、今回は全力を出して相手に負けない気持ちでやれば、その結果を自然と受け入れられると思っていた。今日のレースは積極的に攻めることができた。最後に早稲田の鼻をへし折れて良かった。レースに関して悔いはない。明治は最高!後輩には自分たちらしさを忘れないで強気でやっていってほしい」。誰もが笑顔にムードメーカー、財津友美(政経4)「2本目のレースは考えずに、1本ずつ精一杯やれた。持っている力をすべて出し切れた。早稲田に勝てて本当に嬉しい。自分はクルーを引っ張っていく存在じゃないけど、いつもこのメンバーだから大丈夫だと思えたし4年生の絆を感じた。明治に入って良かった。そして同期に出会えて良かった」。誰もが仲良くなれる男子マネージャー、佐藤史親(文4)「引退の実感がまだ湧かない。今日レースの伴走をしながら、自分はどれだけ端艇部に貢献できたのかなと考えていた。半分選手、半分マネージャーの立場だったから、その間に立って橋渡しができればと思っていた。1年の男子マネージャーを入れたし、その立場を確立できたかな。マネージャーには選手同様、日本一のマネージャーを目指してほしい。あとネギの青い部分は料理に使ってね(笑)」。READ MORE