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早大に痛い敗北/関東大学リーグ戦
アイスホッケー試合開始早々に2点続けて取られるも、見事取り返して弾みを付けた明治。しかしその後はチャンスに得点を奪うことができず、敗北した。自力優勝がなくなった明治だが、「とにかく残りの3試合にすべてを懸ける」(梁取アイスホッケー部門主将・政経4)。READ MORE -
箱根へ向けて順調に練習/通常練習
競走全日本駅伝から1週間。すっかり気温が下がり寒気が立ち込める中、選手たちは早くも練習に励んでいた。 今日の練習内容は25㎞走。箱根駅伝に向けて、各選手がグラウンドから出てロードを走りに行く。東京という土地の性質上、集団でのロード練習ができないため、選手たちは個人単位で思い思いの場所に走りに行く。今後、箱根駅伝までに目立った大会は上尾ハーフマラソンと記録会が一つのみと、実戦の場がなかなか確保できない。そのため「トラックメインの練習は6月まで。9月からはロードメインの練習に切り替えている」(西駅伝監督)と箱根に向けて着々と準備を進めていた。 その一方で、チームの課題となっていたケガ人の回復も順調に進んでいる様子がうかがえた。駅伝主将の東野(商4)は「まだ様子見だけど、腫れも引いてきて順調」と回復ぶりをアピール。全日本大学駅伝を欠場した安田(情コミ3)も別メニューではあったが、トラックを元気に走っている姿が頼もしく感じた。 今日はあいにくの曇天で、時折雨も交じっていた。しかし、箱根に向けて少しずつ本来の姿を取り戻しつつあるチームに、雲間に光が差し込んだように思えた。READ MORE -
早稲田に敗戦、セカンドフェーズ進出決められず/ジュニア選手権
ラグビー負ければ他校の結果次第でカテゴリー2上位のチームとの入れ替え戦に回る可能性のあったこの試合。試合開始前、チーム全員で花道をつくり選手を送り出した。その部員の声援が後押しするかのように、開始直後から攻勢をかける明治。前半5分、敵陣ゴール前でペナルティを得ると、ショットを選択。呉(政経3)が難なく決め、幸先よいスタートを切った。直後に早稲田にトライを奪われるも、その後も敵陣でプレーし続け、再び得たペナルティキックを呉が決めて6-5と逆転。この後も敵陣深くまで攻め入るも、ゴール前で自らの反則でチャンスを潰してしまう展開が続く。逆に早稲田は明治の隙をつき、26分、36分とトライを挙げ、6-19とリードを広げたところで前半を折り返した。 後半、先に主導権を握ったのは明治だった。開始10分久我(情コミ1)がトライを奪うと、その後もFW、BKがうまく絡みボールを動かしながらゴールに迫る明治フィフティーン。ここから流れに乗っていきたい所だったが、細かいミスが出てしまう。キックの処理を誤りこぼれ球を拾われそのままトライ。その5分後にもディフェンスの間を抜かれ、立て続けにトライを許す。11―33とリードを広げられ、苦しい展開を強いられた明治。35分、ペナルティから田原(政経4)がPからGOでそのままビックゲイン。パスをつないで最後はNO.8三村(政経2)が早稲田ディフェンスを引きずりながらもトライ。なんとか点差を縮めて行きたいところだったが、早稲田のBK陣に翻弄されトライを奪われ万事休す。その後に杉本(博・商2)がトライを決めるも23-38というスコアで試合は終了。次週の慶応と東海大の結果を待つことになり、自力でのセカンドフェーズ進出決定はならなかった。 今週行われた3日間の神戸製鋼合宿では、OBの元木由記雄氏らが直接指導にあたった。「コーチングがとても分かりやすく、いい練習ができた。みんな気持ちを高めて今日の試合に臨めた」(渋谷・文3)「今日の試合では合宿で練習したCTB、SOが絡んだプレーを多く出せた」(鈴木・政経1)と選手たちが口にするように、満足のいく練習が行えたようだ。16日の帝京大戦に向け、B、Cチームの選手が切磋琢磨し、Aチームへのいい刺激となることを期待したい。[西村元英]~選手のコメント~木暮「負けはしたけど、スクラムでは押せた。走ることを心掛けた今日の試合はいつもより攻めているという実感がもてた。神戸での社会人との合宿で社会人チームはしっかり試合でコミュニケーションがとれていると感じた。自分たちも見習っていきたい。次の帝京戦はあとがないので死にものぐるいでいく」。渋谷「今日は負けたけど、今までで一番縦横無尽なラグビーができたと思う。順目順目で攻めるという、自分たちが最初に目指したラグビーが実践できた。細かいミスは多かったけど、ディフェンスでも前に出れた。神戸製鋼合宿では、Aチームもいい感じだった。ラインアウトもリフトアップや動きの素早さなど色々と勉強になった。これから精度を高めていきたい」。吉住「今日の試合は形はできていたが相手の方が球際に貪欲だった。相手が早稲田ということは特に意識していなかった。対抗戦で筑波大に負けたあと修正できなかったため3連敗してしまった。でも神戸製鋼の合宿で全体で戦うということを再認識し、修正ができた。スクラムトライを狙うところでミスがでた。」三村「神戸製鋼での合宿でやったことをきっちり出そうという気持ちでいった。合宿に行く前はプレーの形としてはよかったが、どこか人任せな感があった。今日はそれぞれが自分たちのプレーをしてチームとしてまとまれたと思う。途中で切れることがなかったのもよかった。しつこいディフェンスはできていたと思うが、コミュニケーションのミスから取られることが多かった。(他校の結果次第ではセカンドフェーズでまた早稲田と当たる可能性があるが)まだまだ荒削りな部分があるので、精度を高めて臨みたい」。呉「今日の試合は神戸合宿の成果が出て、FWもよく走れてたしBKもボールキープすることができていた。これからは相手に走り勝つということを意識してやっていく。次にあたる帝京は接点での激しさがあるチーム。今度の試合も全員で走り勝ちたい」。内田「神戸製鋼合宿で習得したラグビーが自分たちの型にはまっていたので前回とはプランを変えて臨んだが、セカンドフェーズを決められず悔しい。慶応戦では自分たちのラグビーにこだわった結果FWごり押しのラグビーになったが、今回は停滞場面でのリスタートを意識し、早い展開に持ち込んだ。勝ちにこだわりPGも選択していったが、その直後にトライで点を返されてしまっていては意味がない。残りシーズンもわずかだが、あとは合宿メンバーがどれだけ下のチームを活気づけ、どこまで神戸で得たものの精度を高められるかにかかっていると思う」。川口「神戸製鋼との合宿で気持ちは乗っていたが、自陣でのミスでリズムを崩してしまった。相手のコンタクトはそこまで激しくはなかった。そう感じられたのも合宿での成果が大きいと思う」。鈴木「今日はFWが広めに立ってBKを楽にさせようと思っていたが、それがはまった。ミスもあったけど、ボールを動かすラグビーができたと思う。スクラムはコントロールできたし、ディフェンス同士のコミュニケーションをもっとしっかりしたい」。READ MORE -
代表入りへ川俣猛アピール/日本代表セレクションマッチ
ラグビー秩父宮ラグビー場で行われたセレクションマッチ。この試合で22日に行われるアメリカ戦のメンバーが決定する。本学からは川俣直樹選手(平20政経卒・現三洋電機ワイルドナイツ)、また川俣と同世代では、畠山健介選手(サントリーサンゴリアス)、堀江翔太選手(三洋電機ワイルドナイツ)、出場した。前半はリザーブスタート。そのため試合を観ながらアップを行い後半から満を持して出場をした。川俣が属したBチームは後半驚異の追い上げ、同点で試合は終了した。 試合後、日本代表監督のジョン・カーワン氏は「今日は若手が若手と思えないほど動けていた。今日は経験を積ませるためにも、若手選手を出した」と語った。結果は後日発表される。READ MORE -
インカレ惜しくも初戦敗退/全日本学生選手権
ホッケーインカレ惜しくも初戦敗退/全日本学生選手権 「勝つつもりだったから今は何も言えない…」(野原主将・法4)。年に一度のインカレ。集大成を見せるべく臨んだが、宿敵・東農大に屈する結果となってしまった。 試合開始から積極的に攻撃を仕掛けた本学。伊藤(理工4)や徳島(理工2)などがトリッキーなプレーで相手を次々とかわし、畳み掛けるようにセンターから得点を狙う。しかしゴール前で連携が取れず、なかなか得点に結び付けることができない。そんな中、相手はPC(ペナルティーコーナー)などで着実にチャンスを作り、前半10分に先制点を挙げた。試合を終えた選手たち その後はお互い一歩も譲らない一進一退の攻防。チャンスは幾度も見られたが、両キーパーの好セーブもあり試合は動かない。結果、序盤に相手が決めたゴールが決勝点となり本学の黒星が決まった。 「勝てると思ってたから悔しい」(伊藤)。リーグ中とはうって変わって苦い表情の選手たち。目標を、全日本選手権に出場できるベスト4に定めていただけに立ち尽くすばかりだ。しかし「押してたしペースも良かった。内容は互角。最低限の良い試合ができたと思う。昨年よりは戦えるようになった」(野原主将)と前向きに考える。コーチも「今日は頑張ってた。来年こそベスト4になる」とミーティングを締め括った。 今季残された試合は、秋季リーグ5・6位決定戦のみ。「今は何も考えられないけど、気持ちを切り替えて試合に臨みたい」(野原主将)。春季リーグ準優勝や王座選手権3位の好成績を残した野原主将体制のラストゲームが楽しみだ。激しい攻防を見せる☆ライバル東農大☆ 今季東農大とは4戦1勝3敗。試合内容はほぼ互角に見えるが、なかなか勝てていない現状がある。しかしこの試合、PCが本学は3回に対して東農大は8回獲得しているなど、チャンスメイキングの差を感じさせた。他大学と比べて何かと縁があり宿敵ともいえる相手。攻略方法を模索し、何とか白星を挙げてほしい。★今季の対戦成績★●5・18 平成20年度春季関東学生ホッケー1部リーグ戦(慶大日吉グラウンド) 1-1 ○明 大 2{ }2 東農大 1-1※延長戦の結果、本学の勝利●8・31 第7回東日本学生ホッケー選手権大会(慶大日吉グラウンド) 3-1 明 大 3{ }4 東農大○ 0-3●10・12 平成20年度秋季関東学生ホッケー1部リーグ戦(慶大日吉グラウンド) 1-0 明 大 1{ }2 東農大○ 0-2READ MORE -
慶大に敗北、残すは明日
バスケットボール(男子)序盤は慶大に競る場面が見られ、勢いに乗っていたが、相手の流れを止め切れず敗北を喫した。READ MORE -
専大戦は0‐1で敗北
サッカーインカレ出場に向け、負けられない試合だったが、試合終了間際に得点を許し敗北した。READ MORE -
成長見せつけ7年ぶり優勝!しかし新たな課題も/全早慶明定期戦
バレーボール11月1日、慶応義塾日吉記念館にて第61回全早慶明定期戦が開催された。本学は慶大にフルセットの末勝利、また早大にはストレート勝ちをおさめ見事優勝に輝いた。2位は作年優勝の早大で、3位は昨年と同じく慶大。本学の当定期戦での優勝は、2000年の第53回定期戦以来実に7年ぶりとなる。 「絶対勝たなきゃいけないですね」。試合前このように話していた深町主将(政経4)。そんな気持ちで臨んだこの定期戦はOBも参加可能であり、本学からも4人のOB選手がメンバーにエントリーした。第1試合の相手は2部6位の慶大。余裕をもって臨んだ本学は、OBをはじめ、リーグ戦には出場していなかった選手を積極的に用いていった。「深町さんの後を引き継ぐセッターを育てていかないと」(廣本・商3)。12月で引退してしまう4年生の穴を埋めるため急務になっている新戦力の育成。しかし「実力も技術もまだまだ」(深町主将・政経4)というように、新しいメンバーを加えたチームは思うように機能しない。トスがうまくいかずボールがつながらないなど、基本的なミスが目立ち点を落としていく。第2、第4セットを取られ、まさかの最終セットまで持ち込んでしまった。このまま終われない本学は迎えた第5セット、メンバーをほぼスタメンに入れ替え一気に真剣モードに切り替える。15-5で第5セットを奪い、最後は意地を見せつけたものの、下級生の育成という課題が浮き彫りとなる試合であった。 第2試合の慶大対早大はフルセットの末早大が勝利し、よって第3試合の明大対早大が優勝決定戦となった。「勝ちに行きます!!」と言う深町主将の宣言通り、早大戦では序盤からスタメンを起用。ここで1部で鍛えられた明大のパワーが炸裂した。芳賀(営2)の安定したレシーブから深町主将の的確なトス、それをエース廣本、関(文2)の強烈なスパイクや、佐々木(文3)のサイドからの攻撃、木村(法3)の安定かつ力強いスパイク、田辺(法2)の速攻など次々と決まり、息のあったプレーで得点を積み上げていく。特に廣本が繰り出す強烈サーブは相手を全く寄せ付けず、サーブが打たれる度に観客からどよめきがあがるほどであった。圧倒的な試合展開で第1セットを25-18で勝ち取ると、続く第2セットを25-14、第3セットも25-13でおさめ、20点取らせない試合で早大に圧勝した。早大にストレート負けした昨年に比べると、本学の急成長ぶり表す結果となった。 全日本インカレもあと1ヵ月後に迫った。選手たちも今から気合十分!!と思いきや・・・どの選手からもあまり熱い声は聞こえてこない。「まだチームの気持ちはそこまでインカレに向かってないかもしれないですね。3連休をもらって、それから切り替えます!」(廣本)。一見クールでマイペースそうに見える明大選手たちだが、インカレの目標を尋ねると口をそろえて同じことを言った。それは「ベスト8以上」。話し合わなくても、チームは同じところを見据えている。本学が1部の強豪との戦いの中で培った力が発揮されればそう難しいことではないだろう。1部で培った力…それはなんといってもチーム力だろう。ここ1年で本学のバレーボール部は周りが見てもわかるほど雰囲気が変わってきている。去年までは試合に出場するメンバーだけで頑張っている印象が強かった。しかし今年の春季リーグあたりからコート外の部員たちもメガホンを手に応援し、チーム全体で試合に臨んでいるように思える。「1部にあがったことで、スタメンもそうでない選手達も全体的にモチベーションが上がってきていると思います」(廣本)。本学の急成長の要因はこの“チームとしてのまとまり”にあるといえるだろう。 4年生は最後であり、今年の総決算となる12月の全日本インカレ。そこで一部を通して培ったチームの団結力を発揮するのに加え、次世代の下級生にもつながる試合を期待したい。READ MORE -
(3.5)生の声で知る、ワンダーフォーゲルの魅力
ワンダーフォーゲル(3.5)生の声で知る、ワンダーフォーゲルの魅力 前回の「お山めぐり日。」第3回でおすすめの山を紹介してくれた吉澤新主将(文3)(以下吉)と第1回で登場した杉山元主将(政経4)(以下杉)に、代交代にあたり漫画だらけのアットホームな部室で話を聞いた。ワンゲルとの付き合いの長さや、部に入ったきっかけは全く異なる2人。ワンダーフォーゲル部に対してそれぞれ一体どんな思いを抱いているのだろうか。―ワンゲルのよさとは?吉「部のアットホームな雰囲気を持ちながら、先輩後輩の線引きがあってメリハリのあるところです。みんなで協力し合うから達成感があって、1人で登るより楽しいと思います」。杉「誰でも受け入れる懐の広さですね。日常ではできないことが体験できエンターテイメント性もある。リーダー合宿で行く山などこの部でしか行かない厳しい場所にも行けます。吉澤にはなぜ部員がワンゲルを続けているのか考え、大切にすべきところは大切にして部を引っ張ってほしいです」。―杉山さんから学んだことや引き継ぎたいところは?しばし黙る吉澤主将。杉「俺のいる前じゃ言いにくいだろ」。吉「ははは。杉山さんはよく話を聞いてくれました。同期や後輩の意見も聞いて一存で決めず、理由も示してくれました。ワンゲルはチームで山を登るので、ワンマンにはなりたくないんです。なのでそういうところは引き継いでいきたいですね。あと、今の部の雰囲気が好きだから続けているので、このままの雰囲気を保っていきたいです」。杉「吉澤は自分と違ってがんがん引っ張れるタイプですね」。吉「杉山さんの人当たりのよさは真似できないので、自分なりのよさでまとめていきたいです」。 一言一言を大切に考えながら語る新主将は、これから部員の意見を大切に代々の主将の意思を受け継いでいくことだろう。READ MORE -
(7)公演直前企画その2・キャストメッセージ
(7)公演直前企画その2・キャストメッセージ 本日より3日間上演される、明治大学文化プロジェクト主催『十二夜~祭りの後はご勝手に~』。そこで、公演を間近に控えたキャストのみなさんの意気込みをお伝えします! 最後には公演情報も掲載いたしますので、皆さまお見逃しのなきよう、ご覧くださいませ!ヴァイオラ/セザーリオ:肱岡知世(情コミ4) 船の難破事故で双子の兄と生き別れ、流れ着いた街で男として生きることを決意したセザーリオ、またの名をヴァイオラ。この決断が、この物語をスタートさせるのです。男装の麗人ヴァイオラを演じる肱岡さんはキャスト陣ではお姉さん。「どうしても演じてみたかった役ですし、大学最後の年にかける思いがあります。皆さんに楽しんでもらえる劇にしますので、ぜひ会場に足を運んでくださいね!」オルシーノ:草野峻平(文2) 公爵オルシーノは、オリヴィアに執ように迫ります。使いに出したセザーリオ(ヴァイオラ)が実は女性だと知らずに…。主要人物の一人・オルシーノーを演じるのは、文プロ2年目の草野くんです。「夏から一生懸命頑張ってきたのは、最後に楽しかったと胸を張って言うためです。『十二夜』を楽しむコツは、「ここ笑うところだな」ってところは思いっきり笑うこと!温かく、そして笑いながら楽しんでくださいね」。物語を大きく動かす、セバスチャン(左)とオリヴィアオリヴィア:加藤みさき(文2) オルシーノのしつこい求婚に愛想を尽かす矢先、オルシーノの使いセザーリオ(ヴァイオラ、本当は女)にほれてしまう伯爵家女主人のオリヴィア。彼女がある勘違いをしでかしたことによって、物語は大どんでん返しのエンディングに向かいます。加藤さんは、そんなモテモテのオリヴィアを好演します。「衣装がドレスなので長いんですよね…。転ばないか心配です(笑)。愛を込めてオリヴィアを演じますので、私たちの頑張りの集大成をぜひ観に来てください」。セバスチャン:港谷順(文1) 死んだと思われていたヴァイオラの双子の兄・セバスチャンも、イリリアにたどりつきます。彼の到着が、ヴァイオラ・オルシーノ・オリヴィアの奇妙な三角関係を変化させていくのです。物語のカギをにぎるセバスチャンを演じるのは1年生の港谷くんです。「自分の下手くそさに泣いて泣いて、ばん回してやろうと頑張ってきました。自分との戦い、トラウマという壁、そしてつらいことのあとの喜び…。さまざまな経験ができたのが文プロです。本番では、ただセバスチャンとして、舞台という世界で生きるだけです」。登場人物たちのパイプ役となり、歌に踊りに大活躍のフェステフェステ:野上高弘(文1) ある時はオルシーノのもと、またある時はオリヴィアのもと、そしてある時はトビーのもと…。彼の行動で、さまざまなものごとが絡み合っていきます。登場人物たちを歌や演技で奇妙につなげていくフェステを演じるはこちらも1年生の野上くん。「ころころ表情が変わる役ので、演じるのは非常に難しいんです。それでも、いろいろな人からの教えや支えがあってここまでこれましたし、心のそこから「文プロをやって良かった!」と思っています。やりがいがあった役なので、注目してくださいね!」マルヴォリオ:薄平広樹(文1) 執事として伯爵家を取り仕切るマルヴォリオですが、そのごう慢さゆえに憎まれ、トビーらにおとしめられることに…。マルヴォリオを演じる薄平くんもかなりユニークなキャラクターのようです。「思い出といえば、夏に稽古が始まってすぐに骨折しましたね…。かなり動き回る役なので、本番ではまずはケガに注意します(笑)。マルヴォリオはどんでん返しがあるキャラ、最後まで彼の運命について行ってください」。トビー:伊藤源(商1) オリヴィアの叔父ですが、めいには迷惑をかけ続けるトビー。彼の仕返しのターゲットとなったのは…。あくが強いトビー役には伊藤くんが挑戦。「ここに来てかぜ気味なので…精いっぱい無理をしようと思います(笑)。絶対に損にならない3時間にします!」マライア:下田ちひろ(文4) オリヴィアの侍女・マライアは、愛するトビーらと共に、憎きマルヴォリオを陥れる作戦を計画中。魔性の女性・マライアを好演する下田さんも、文プロメンバーではお姉さん格。「とにかく皆さんには楽しんでみていただきたいですね。私はトビーさまに愛してもらえるよう、本気で振り向かせる勢いで頑張ります!」アンドリュー:酒寄拓(政経1) オリヴィアに求婚する弱虫アンドリュー。そこにつけ込まれ、トビーらにいいように扱われてしまいます。底抜けに明るく、弱虫なアンドリューを、酒寄君はコミカルに演じます。「ボケなキャラクターに注目してみてください」。フェイビアン:張江秀司(文1) 伯爵家の召し使いとして、トビーの策略に協力するフェビアンは張江くんが担当。「楽しんで演じます!」アントニオ:正木拓也(文2) セバスチャンの命の恩人・アントニオ。公爵と敵対関係のため、イリリアではひっそりと行動しようとしますが…。アントニオを演じるのは見た目も勇ましい正木くん。「いかに男らしく、格好良く魅せるかを日々追求してきました。アントニオは本当にいちずです、彼の突っ走りぶりをみてやって下さい」。☆舞台裏小話☆ 公演前、最後の休日だった今月3日に、監修を務める原田大二郎氏(昭42法卒)から文プロのメンバーにメールが一斉送信された。そこには、『演技は相当のレベルに達している。動じることはない、思いっきり楽しんでくれ!』と激励の言葉が。そのメールをもらったことで、「プレッシャーにもなったが、公演へいい方向に向かっていると自信が持てた」(マルヴォリオ役・薄平)と良い刺激をもらえたようだ。原田氏お墨付きの演技を見逃すな!●公演情報●明治大学文化プロジェクト第5回公演『十二夜~祭りのあとはご勝手に~』作:ウィリアム・シェイクスピア翻訳・脚本 三輪えり花監修:原田大二郎演出:宮下仁(文2)公演日程:2008年11月7日(金) 18:00~ 11月8日(土) 13:00~/18:00~ 11月9日(日) 13:00~会場:明治大学アカデミーコモン3階 アカデミーホール※14列以前は事前予約者の指定席、15列目以降は自由席。自由席は予約なしで入場可能。READ MORE