ルーキー仲俣アルペン部門7年ぶりの入賞/全日本学生選手権(アルペン部門)
スキー
2017.02.21
7年ぶり、待ち望んだアルペンでのポイント獲得だ。 インカレ2日目に行われた大回転でルーキー仲俣一樹(文1=北部)が10位入賞を果たした。奇しくも最後に入賞者を出した第83回と同種目で同順位、そして同じ7年ぶりでの入賞となった。初日のスーパー大回転では入賞者こそ出なかったものの、関口快(政経2=白馬)は18位と昨年の49位から大幅に成績を伸ばすことに成功。大回転では出鼻をくじかれた関口、回転で再び期待がかかる。
用意周到な男が、見事7年ぶりの快挙を成し遂げた。前日同様荒れ模様の中迎えた大回転1本目、ルーキーの仲俣は大きなミスなく12位で突破。そして運命の2本目、勢いよくスタートを切ると「実力以上のものを出せた」と89人中4番目となる58秒83をマーク。アルペン部門から7年ぶりとなる10位入賞を果たした。
用意周到な男が、見事7年ぶりの快挙を成し遂げた。前日同様荒れ模様の中迎えた大回転1本目、ルーキーの仲俣は大きなミスなく12位で突破。そして運命の2本目、勢いよくスタートを切ると「実力以上のものを出せた」と89人中4番目となる58秒83をマーク。アルペン部門から7年ぶりとなる10位入賞を果たした。
「今年は大会を絞ってインカレに向けて基本から取り組んだ」(仲俣)。これまで全国の舞台であまり表彰台に上がっていなかった仲俣。高校時代は大会への出場を優先するあまり、練習に時間を割くことができていなかった。今年は出場する大会数を絞り、より多くの時間を練習にあてた。「バーンが悪くて斜面もきつい難しいところでの練習を多くしてきた」。悪天候の中でも、練習から身につけたスキルで本来の力をしっかりと発揮。初日のスーパー大回転では42位に沈み「不甲斐ない」と表情を曇らせたが、得意種目で努力は実った。
今年のスーパー大回転は天候が荒れに荒れ、吹雪の中で行われた。関口は54番目に登場。スタート順は後ろだったが「20位以内に入れれば」と臨んだ1本目で57秒65の好タイム。18位に食い込んだ。天候がさらに悪化すると、2本目がなくなりそのまま順位が確定。「1番苦手な種目」と話すこのスーパー大回転で18位に食い込み「調子自体は悪くない」と手応えを得た。
残すは23日の回転だ。「優勝を狙っていきたい」と関口。アルペンのエースは大回転での失敗を払しょくし、最終種目で返り咲く。
[日野空斗]
試合後のコメント
宮崎優也主将(政経4=飯山)
「(チームで目指すのは)総合3位以内。高い壁なんですけど、そこは頑張らないといけない。今は順調。(アルペンの入賞)最高ですね。悲願の入賞。とりあえず1ポイント取れれば、来年もそうだし次の種目にも波に乗る。仲俣が取ったのは少し意外(笑)関口もスラロームも技術あるので、そこはしっかりポイントゲットに努めてほしい。(チームとして)団結団結って主将になる前は思っていたけど、実際は難しい。でも、こうやってみんなでやるのは一貫性がないように見えるが、寿樹が優勝したら俺も頑張んなきゃって士気の高まりになる。アルペンは成績出ないので気持ち落ち気味だけど、今回仲俣が取ってくれた。そうやってみんなに伝染して、明治として士気が上がる。(残り一種目で意気込み)コースが難しい。去年みたいなサバイバルレースになるかもしれない。完走したい。関口や仲俣に関しては攻めながら、上を目指してほしい」
関口
「スーパー大回転は思っていたよりは良かったかなと思う。去年と比べても伸びましたし、1番苦手な種目だったので。大回転に関しては自分の力が全く出せなかったという感じでした。原因という原因はわからないんですけど、その時の焦りだったりとかなのかな。天候もかなり悪かったしコース状況も悪くて、自分はどこまで出せるのかなっていう心配もありました。荒れることは予想してたんですけど、インスペクションの時に実際滑ってみて、あそこまでだとは思っていなかったですね。1本目が細かくて、2本目は比較的まっすぐなセットでむしろ両方得意なくらいだったんですけど、ただただ力足らずだった。(1本目)上の方はそれなりでミスもなくできたんですけど、つなぎで足を開いたり手をついたりしてしまって遅れて遅れて全くスピードがつかないという感じで終わった。2本目は1本目があまりにもダメで頭に血が上ってしまって、スタートの時には切り替えたつもりだったんですけど、スタート直後に手を引っかけたりとか後ろ向いたりとか集中力切れちゃって途中で諦めたに近い形。スーパー大回転の調子は悪くはなかった。(18位という結果)スタート順もだいぶ後ろだったので、まあポイントは取れずとも20位以内に入れれば良いかなと思っていて、そこは達成できた。(練習)やれと言われたからやるのではなくて、自分からこういうことをやろうという意識をもって練習をしてきた。内容という面では去年とあまり変わってないけど、自分の意識を変えていってインカレではあまりうまくいかなかったけど、それ以外の大会では1本目2本目両方良い結果を出せるようになりました。国体も失敗してしまったんですけど、中間タイムがかなり良かったみたいでもったいないことをしたなと思っています。(今年のアルペン)仲俣一樹があそこまでいけたっていうのは良かった。ライバル意識がないとは言えないんですけど、普通に滑ればまず負けないだろうと、勝てると思っていたので悔しい。(次のスラローム)調子自体は悪くないので、明日しっかり練習して明後日という感じ。(順位は)優勝を狙っていきたい」
仲俣
「1日目のスーパー大回転が不甲斐ない結果に終わってしまって、今日は得意種目で自信もあったので入賞してやろうという気持ち。明治にポイントを入れられたのも嬉しいし、これまであまり全国で入賞してこなかったので今回入賞できて嬉しい。天候はみんな同じ条件なので、そこでモチベーションを落とさずしっかりと走れたので良かった。去年のインターハイもこの会場で、コースの攻めどころも難しい場所もイメージはできていました。それもあって戦略的に攻めれたなと。セットはそこまで難しくなかったんですけど、バーン状況が悪くて苦労しました。でもバーンが悪くて斜面もきつい難しいところでの練習を多くしてきたので、それが今回悪条件の中で滑れたことにつながったのかな。今の実力から言うと、この順位なら実力以上のものを出せたんだと思う。でも普段の練習からバーンが悪い中でやっているので今回しっかりできたのかな。伝統あるスキー部で、その中でアルペンが成績出せてなかったということもあってアルペンの中でも合宿とかして、そこから入賞できたことは一安心という感じ。高校の時まではこの時期大会大会って大会が続いて練習ができない期間だったんですけど、今年は大会を絞ってインカレに向けて基本から取り組んだり調子を整えてきました。スーパー大回転は練習する機会もあまり無くて大会も少ないので、やっぱり練習不足だなと痛感しました。同級生が今日優勝したし世界で戦ってるので、そういう強い人たちにもまれながらも負けないように頑張れるし、明治に入って良かったなって。(より期待されるようになるが)自信はあります。来年はしっかり表彰台狙って、ベクトルからしっかりしていきたい。スラロームは少し苦手意識があるんですけど、うかうかするのは今日だけにして、ポイントを取るために入賞したい」
今年のスーパー大回転は天候が荒れに荒れ、吹雪の中で行われた。関口は54番目に登場。スタート順は後ろだったが「20位以内に入れれば」と臨んだ1本目で57秒65の好タイム。18位に食い込んだ。天候がさらに悪化すると、2本目がなくなりそのまま順位が確定。「1番苦手な種目」と話すこのスーパー大回転で18位に食い込み「調子自体は悪くない」と手応えを得た。
残すは23日の回転だ。「優勝を狙っていきたい」と関口。アルペンのエースは大回転での失敗を払しょくし、最終種目で返り咲く。
[日野空斗]
試合後のコメント
宮崎優也主将(政経4=飯山)
「(チームで目指すのは)総合3位以内。高い壁なんですけど、そこは頑張らないといけない。今は順調。(アルペンの入賞)最高ですね。悲願の入賞。とりあえず1ポイント取れれば、来年もそうだし次の種目にも波に乗る。仲俣が取ったのは少し意外(笑)関口もスラロームも技術あるので、そこはしっかりポイントゲットに努めてほしい。(チームとして)団結団結って主将になる前は思っていたけど、実際は難しい。でも、こうやってみんなでやるのは一貫性がないように見えるが、寿樹が優勝したら俺も頑張んなきゃって士気の高まりになる。アルペンは成績出ないので気持ち落ち気味だけど、今回仲俣が取ってくれた。そうやってみんなに伝染して、明治として士気が上がる。(残り一種目で意気込み)コースが難しい。去年みたいなサバイバルレースになるかもしれない。完走したい。関口や仲俣に関しては攻めながら、上を目指してほしい」
関口
「スーパー大回転は思っていたよりは良かったかなと思う。去年と比べても伸びましたし、1番苦手な種目だったので。大回転に関しては自分の力が全く出せなかったという感じでした。原因という原因はわからないんですけど、その時の焦りだったりとかなのかな。天候もかなり悪かったしコース状況も悪くて、自分はどこまで出せるのかなっていう心配もありました。荒れることは予想してたんですけど、インスペクションの時に実際滑ってみて、あそこまでだとは思っていなかったですね。1本目が細かくて、2本目は比較的まっすぐなセットでむしろ両方得意なくらいだったんですけど、ただただ力足らずだった。(1本目)上の方はそれなりでミスもなくできたんですけど、つなぎで足を開いたり手をついたりしてしまって遅れて遅れて全くスピードがつかないという感じで終わった。2本目は1本目があまりにもダメで頭に血が上ってしまって、スタートの時には切り替えたつもりだったんですけど、スタート直後に手を引っかけたりとか後ろ向いたりとか集中力切れちゃって途中で諦めたに近い形。スーパー大回転の調子は悪くはなかった。(18位という結果)スタート順もだいぶ後ろだったので、まあポイントは取れずとも20位以内に入れれば良いかなと思っていて、そこは達成できた。(練習)やれと言われたからやるのではなくて、自分からこういうことをやろうという意識をもって練習をしてきた。内容という面では去年とあまり変わってないけど、自分の意識を変えていってインカレではあまりうまくいかなかったけど、それ以外の大会では1本目2本目両方良い結果を出せるようになりました。国体も失敗してしまったんですけど、中間タイムがかなり良かったみたいでもったいないことをしたなと思っています。(今年のアルペン)仲俣一樹があそこまでいけたっていうのは良かった。ライバル意識がないとは言えないんですけど、普通に滑ればまず負けないだろうと、勝てると思っていたので悔しい。(次のスラローム)調子自体は悪くないので、明日しっかり練習して明後日という感じ。(順位は)優勝を狙っていきたい」
仲俣
「1日目のスーパー大回転が不甲斐ない結果に終わってしまって、今日は得意種目で自信もあったので入賞してやろうという気持ち。明治にポイントを入れられたのも嬉しいし、これまであまり全国で入賞してこなかったので今回入賞できて嬉しい。天候はみんな同じ条件なので、そこでモチベーションを落とさずしっかりと走れたので良かった。去年のインターハイもこの会場で、コースの攻めどころも難しい場所もイメージはできていました。それもあって戦略的に攻めれたなと。セットはそこまで難しくなかったんですけど、バーン状況が悪くて苦労しました。でもバーンが悪くて斜面もきつい難しいところでの練習を多くしてきたので、それが今回悪条件の中で滑れたことにつながったのかな。今の実力から言うと、この順位なら実力以上のものを出せたんだと思う。でも普段の練習からバーンが悪い中でやっているので今回しっかりできたのかな。伝統あるスキー部で、その中でアルペンが成績出せてなかったということもあってアルペンの中でも合宿とかして、そこから入賞できたことは一安心という感じ。高校の時まではこの時期大会大会って大会が続いて練習ができない期間だったんですけど、今年は大会を絞ってインカレに向けて基本から取り組んだり調子を整えてきました。スーパー大回転は練習する機会もあまり無くて大会も少ないので、やっぱり練習不足だなと痛感しました。同級生が今日優勝したし世界で戦ってるので、そういう強い人たちにもまれながらも負けないように頑張れるし、明治に入って良かったなって。(より期待されるようになるが)自信はあります。来年はしっかり表彰台狙って、ベクトルからしっかりしていきたい。スラロームは少し苦手意識があるんですけど、うかうかするのは今日だけにして、ポイントを取るために入賞したい」
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