男子組手で新主将が奮闘、5位入賞/全日本選手権

空手
1999.01.01
 高校王者から日本代表まで、全国の猛者が集まる今大会には本学の新主将・稲が東京都代表として出場した。団体戦では大将を務める稲主将は、8月の関東選手権中量級を制した実力を存分に発揮し、見事5位入賞を果たした。

 初戦の相手は行方(アール印刷)。序盤、相手のミスにうまく付け込み背面突きの技有りを決めると、試合は稲主将のペースに。積極的な攻めで9―1と圧勝した。続く3回戦は強豪・駒大の佐藤を破り勝ち上がった須藤(日本トーター)と対戦。初戦とは打って変わって落ち着いた戦いぶりを見せ、4―0で完勝した。

 そして迎えた4回戦、稲主将は、日本代表で今年のアジア選手権80kg超級銀メダリストの志水(日本空手協会)と対戦した。先制したのは稲主将。10cm以上の身長差を物ともせずに上段突きを決めた。だが相手は日本代表。やはりそう簡単にはいかなかった。あっという間に1―2と逆転されてしまい、試合終了が迫ってくる。果敢に攻めていった稲主将だったが、逆に上段突きを決められ、1―3で敗退した。

 強敵にはかなわなかったが、稲主将は今大会に出場した学生の中ではインカレ王者・久下(近大)の3位に次ぐ2番目の成績を収めた。この誇れる結果を自信に変え、来季はより一層の活躍を見せてくれるに違いない。