府立前インタビュー ~4年生~ 玉置裕也、永里純、原田優介
拳法
2016.11.26
原田メイジが最終決戦に臨む。11月27日、大阪府立体育会館(現・エディオンアリーナ大阪)で第61回全日本学生拳法選手権(団体インカレ)が開催される。通称は「府立」。全国の日本拳法部が最終目標として掲げる大会だ。そんな大舞台で明大拳法部は5連覇達成という偉業に今大会挑む。決戦直前、臨戦態勢に入った彼らに突撃し、その強さの秘訣に迫った。
<玉置裕也・文4=大商大堺>
――府立一週間切りましたが今のお気持ちは
去年も緊張しましたが、最上級生でまた初の5連覇が懸かっているので緊張しますね。(チームの雰囲気は)まだ盛り上げられますね。合同練習を一週間前にしたときにこのままじゃいけないなと思いました。新人戦で負けた時点でこのままじゃ駄目だなと思いました。新人戦は自分は出てないですけど、応援してた身から見たらすごい悔しい負け方をしてしまったので、お前らは悔しい思いをしているのかと伝えました。悔しい思いをしているんだったら今のままじゃよくないといつも言い続けてます。負けたことに恥を知れって強く言ってます。
――4年生はどういう気持ちでやってきたか
頼れる先輩の立場に来てしまったので、常にチームの足を引っ張らないようにしてますね。逆に負けて回ってくれば自分が切り替える、自分ですべてが変わる選手になろうと思っていました。(個人で取り組んだこと)ほかの選手に比べたら、体力が無いので連打しないです。その分1発1発に絞っているので1発当てる確立を高くするように打ち込みとかはどういったところに当てれば一番効くのかゆっくり確認して、そのあとそこに目がけて実践的に打っていく練習をしていました。
――2人でどうチームをけん引してきたか
原田は練習メニューとか考えなくちゃいけないし、チームをまとめなくちゃいけなく、考えることがたくさんあるので少しでもサポートができるようにと思ってました。後輩がちゃんとやってなかったら叱って、しっかり示しつける。常に後輩が府立の優勝の道からすこしでも外れないように原田は上からついてこいみたいな感じですけど、自分は後ろから後輩を見ながら押してあげる。そんな感じですね。原田がついてこいよと言っても、そんな簡単にはついてこないじゃないですか。だから自分とかがしっかり、後輩を指導したり、常に周りを見てそれている奴がいれば叱って。この時期なんかはお前らが負けたんだぞ、府立の前に新人戦5連覇できなかったのは恥だぞみたいなこと言いました。そんなこと先輩に言われてもイライラするじゃないですか。でも、負けたものは負けたんですし。その怒りをため込んで府立にぶつけてほしいと思ってボロクソに言ってました。
――4年生になって原田さんとの関係の変動はあったか
いやぁ4年間嫌いなままですね(笑)。(主将になって原田さんが変わったところは)裸にならなくなりました。原田君はおふざけが少なくなりましたね。
――府立のヤマ場は
どれもヤマ場じゃないですかね。一つに集中してないとどこかでこける気がするので。1回戦からフルパワー掛けられる感じで一回戦から7―0で全部勝ちたいくらいです。安心してはいけないなと思います。1回戦も選抜では3、4位になっている大学なので油断できないです。早稲田とかも上がってきたら、明治の研究に尽くしていると思うので、研究されてるその時の能力よりも常に上にいける形でやっていきます。
――府立はどういう気持ちで臨むか
最優秀しか考えてないです。(原田さんはMVPを狙っていますが)言ってました?無理無理っと言ってください(笑)。(自分が想像していた4年生と今)大人しくなったんじゃないですかね。少しは周り見て後輩に指導できるようになったと思います。状況読むとか少しずつできてきたんじゃないかなと思います。
――今年と昨年のチームの決定的な違いは何でしょう
確実に勝てる選手が2人いるってことじゃないですかね。でも後輩がそれで安心してしまうデメリットと、3年生は自分も勝たなくちゃいけないという気持ちを持ち始めているのであいつらが来年引っ張らなくちゃいけないというプレッシャーがあると思うんですけど、これくらい成長しなくちゃいけないと俺たちがあいつらの目標になっているんじゃないかなと思います。
――府立への意気込み
油断せず、最低目標が全勝です。全勝してチームを優勝に引っ張ります。
――ありがとうございました
◆ 玉置 裕也(たまき・ゆうや)文4 大商大堺高出 174cm・77kg
<永里純・政経4=幕張総合>
――府立まで一週間切りましたが
もうそんな時期かって感じです。もう早いです。最後だからこの4年間振り返ったりすると早いなって感じです。(1年生の時思描いていた4年生と今を比べて)1年生の時はレギュラーになって試合に出るとか想像できなかったから、いい意味で自分の想像を超えられたなと思います。
――チームの雰囲気は
順調に大会に向けて全員の士気が上がっていると思います。(例年との違い)昨年は石田先輩が試合も練習も引っ張っている感じがしましたが、今はみんなでどういう練習をするか決めている。全員でやっているなっていうのが昨年との違いですかね。
――原田さん、玉置さんで主将を決めるときの心境は
どっちもやりたいってことでしたし、両方頑張っていたし、どっちもできればいいんですけど、やっぱり選ぶのにはつらいものがありました。辛かったですね。去年の先輩が引退してから次の練習の2か月くらいは大分ギクシャクしてました。最悪の雰囲気のスタートでしたね。そんな感じでした。(それが解消された時期は)特にこれといったエピソードはないです。でもキャプテンになりたくてなれなかった玉置が自分の気持ちに整理がつかなくていろいろギクシャクしたんだと思います。彼の中で、自分が4年生になって練習をやっていくうちに、キャプテンじゃなくても、肩書はなくても似たようなことはできるっていうのを自分で考えて見つけ出して今みたいに、ツートップでやるっていう体制ができたかなと思います。3月に合宿があって、新体制の練習が本格的に始まるので2月の中旬で最初の二週間はギクシャクしましたが、結果は大丈夫になりました。
――府立ではどういうパフォーマンスを見せたいか
勝ちたいです。勝ちますよ。やっぱりレギュラーなんで。自分の目標はレギュラーになることじゃなかったので、レギュラーになって勝たないと優勝してきたチームで勝たないと意味ない。ほかのメンバーに申し訳ないし、他の人を差し置いて出てる意味がないです。勝ってこそ真のレギュラーだと思うので全部勝って優勝したいですね。
――一般生のプライドというものは
一般の中でも、古屋敷みたいに柔道とか何かしら拳法に生かせるバックグランドが無かったです。何もやってこないで入ってきた選手とか後輩とかいっぱいいるので、そういう人の中でレギュラーになった人今まで多分いなかったので、そこでレギュラー僕が取って試合で活躍すれば後輩たちにいい影響与えられると考えて常々やっていますね。
――4年生になって意識したことはありますか
今言ったことだったりとか、あと今まではいかに自分が強くなるか100%意識がいってたんですけど、一番上に立つと後輩とか指導して、来年再来年の拳法部を強いまま維持できるか、育成面で少し気が向くようになりました。(みんなで引っている意識があると思うが)練習メニューとか前までは石田先輩が考えてきたことをみんなに伝えてやるみたいな感じでしたが、今年はみんなでミーティングしてやりたいことを聞いてそれをしっかり取り入れて練習してます。
――府立の意気込みをお願いします
優勝です。自分も全勝。それだけです。この大会優勝しなかったら、他の優勝してきた大会も全然意味なくなるくらいな大会なので絶対優勝します。
――ありがとうございました
◆ 永里 純(ながさと・じゅん)政経4 幕張総合高出 177m・74g
<原田優介・法4=朝倉>
――府立前、今のお気持ちは
本当にいろいろ、やり切ってきたなという感じです。あとは体力面の追い込みとか技術面とかその辺の練習をばっちりしてきたので今までやってきたことを試合に向けて仕上げていこうという感じです。(チームの雰囲気)すごく試合前になって盛り上がってきていますし、追い込みも終わったので精神的な負担も減ったんじゃないかなと思います。試合に向けて緊張しつつも気楽にやってもらえたらと思います。
――自身のコンディションは
ばっちりです。これまでにない最高のコンディションです。(前に進む戦闘スタイル)団体戦では積極的なプレーっていうのは必要です。もっと前と前というよりも捉え方を変えてしっかり動きながら前に動いて積極的に攻撃を仕掛けなくちゃなと思います。(その戦い方は主将を意識したからか)引き分けで終わることもあるので、それでは自分としても満足いかないというか、勝って終わるのが大将の役目だと思いますし、それには積極的なプレーが必要だと思います。
――グランドスラムがかかっています
5連覇とグランドスラム、もうこんなビッグチャンスは今までないくらいなので必ず取りに行きたいと思います。(理想としていた主将像と現在を比べて)僕の価値観だけを押し付けてきた感じでもありました。自分は練習を重要視するタイプなので、本気出さないやつは厳しくしようと思っていましたし、主将になってからもずっと意識しました。それがみんなに伝わったかどうかはよくわからないですが(笑)。頑張る人の仮面をかぶることがすべてだと思いましたが、人間の弱みをさらしたほうがコミュニケーションを取りやすいと思いました。その価値観がだいぶ変わりましたね。
――新体制当初は主将争いでギクシャクしていたが
もちろん、お互いチームを引っ張っていきたいという気持ちがあるから、玉置のいうことも聞くようにして尊重しながらやっていきました。逆に意見を言ってくれることも必死だったんだなと思ってうれしかったです。自分がだらけた時とかに玉置から一言言ってくれた時とかそういう第三者の目で言ってくれました。そういう風に指摘があったのがよかったかなと思います。
――一昨年、昨年は4年生1人が引っ張っている印象でしたが
僕らの代はお互いが意見をいいやすい環境でした。同期全体から俺もいろいろ言われたし、言ってくれてうれしかったです。いい意味で4年生全体で引っ張ってこれたと思います。(例年とチームの雰囲気の違い)厳しくいう人が2人いたら引き締まりますし、俺が気づかないことをあいつが言ってくれたりして、たるみがなかったと思います。
――玉置さんはどんな存在か
最後までライバルですね。府立でも玉置よりいい個人賞取りたいと思いますし、いいライバルでありいい仲間。ともに全勝で行きたいです。お互いが全勝とってその中でどっちが個人賞とるか府立の中でもこっそり競い合っていきます。(そういう話をするか)いやあんまりしないですね。互いに意識はしていると思います。(東日本総合選手権の時は)互いに最後の個人戦がライバル同士でよかったというのはもう変わらないです。これから府立まで力合わせてやっていこうと連絡しました。最後の個人戦がお前でよかったとLINEしました。
――3年の時と比べて2人の関係性は4年生に上がるにつれて変わったか
3年の時はどっちが主将になるかというのでバチバチしていました。お互い負けたくないっていうのは未だにありますけどね(笑)。周りに悪影響を与えない感じでよくなってきてます。前はちょっと影響することがあったので。1個上の代がいなくなってから、どっちが引っ張るかピリピリしました。
――今大会意識していることは
今年の傾向的に大将に強いひとが来ているので俺が抑えなくちゃいけないと思います。全体的な強さはうちが一番強いから、どうしても試合となると、コンディションであったりとかで変わってくるからその力が均衡してるところの勝負をいかに勝たせるか、勝つかその辺は意識してやっていますね。
――明治の強さとは
OB先輩の拳法部に対しての金銭面の支援だったりとか、優勝なコーチがついていることだったり。やっぱりあとはうちの練習量です。(明治でよかったと思うことは)弱かったのでここまで強くしてもらいました。あとは先輩方が本当によかったです。それは受け継がれていくものだなと、僕も先輩になりたいと思いました。なれたかわかりませんが(笑)。
――印象に残ったこと
僕が5連覇を目指す主将であって、グランドスラムと。そこまでチームを勝たせてこれたことともうれしいし、こんな主将になれたのが一番うれしいですね。(チームの底上げ)来年に向けての不安はどこだってあるから、下を育てることだったりとか、レギュラーに入るけどポイントゲッターじゃないところをいかに強くするかとか考えましたね。プレッシャーかかるけど、やりがいのあるチームの大将でやらせてもらえることは幸せなので、精一杯やらせていただきます。
――府立前、今のお気持ちは
もちろん、5連覇狙いに行って、俺がMVPとって最後に百合草にいいバトンを渡せたらなと思います。
――ありがとうございました
◆ 原田 優介(はらだ・ゆうすけ)法4 朝倉高出 168cm・63kg
[島村昭二]
<玉置裕也・文4=大商大堺>
――府立一週間切りましたが今のお気持ちは
去年も緊張しましたが、最上級生でまた初の5連覇が懸かっているので緊張しますね。(チームの雰囲気は)まだ盛り上げられますね。合同練習を一週間前にしたときにこのままじゃいけないなと思いました。新人戦で負けた時点でこのままじゃ駄目だなと思いました。新人戦は自分は出てないですけど、応援してた身から見たらすごい悔しい負け方をしてしまったので、お前らは悔しい思いをしているのかと伝えました。悔しい思いをしているんだったら今のままじゃよくないといつも言い続けてます。負けたことに恥を知れって強く言ってます。
――4年生はどういう気持ちでやってきたか
頼れる先輩の立場に来てしまったので、常にチームの足を引っ張らないようにしてますね。逆に負けて回ってくれば自分が切り替える、自分ですべてが変わる選手になろうと思っていました。(個人で取り組んだこと)ほかの選手に比べたら、体力が無いので連打しないです。その分1発1発に絞っているので1発当てる確立を高くするように打ち込みとかはどういったところに当てれば一番効くのかゆっくり確認して、そのあとそこに目がけて実践的に打っていく練習をしていました。
――2人でどうチームをけん引してきたか
原田は練習メニューとか考えなくちゃいけないし、チームをまとめなくちゃいけなく、考えることがたくさんあるので少しでもサポートができるようにと思ってました。後輩がちゃんとやってなかったら叱って、しっかり示しつける。常に後輩が府立の優勝の道からすこしでも外れないように原田は上からついてこいみたいな感じですけど、自分は後ろから後輩を見ながら押してあげる。そんな感じですね。原田がついてこいよと言っても、そんな簡単にはついてこないじゃないですか。だから自分とかがしっかり、後輩を指導したり、常に周りを見てそれている奴がいれば叱って。この時期なんかはお前らが負けたんだぞ、府立の前に新人戦5連覇できなかったのは恥だぞみたいなこと言いました。そんなこと先輩に言われてもイライラするじゃないですか。でも、負けたものは負けたんですし。その怒りをため込んで府立にぶつけてほしいと思ってボロクソに言ってました。
――4年生になって原田さんとの関係の変動はあったか
いやぁ4年間嫌いなままですね(笑)。(主将になって原田さんが変わったところは)裸にならなくなりました。原田君はおふざけが少なくなりましたね。
――府立のヤマ場は
どれもヤマ場じゃないですかね。一つに集中してないとどこかでこける気がするので。1回戦からフルパワー掛けられる感じで一回戦から7―0で全部勝ちたいくらいです。安心してはいけないなと思います。1回戦も選抜では3、4位になっている大学なので油断できないです。早稲田とかも上がってきたら、明治の研究に尽くしていると思うので、研究されてるその時の能力よりも常に上にいける形でやっていきます。
――府立はどういう気持ちで臨むか
最優秀しか考えてないです。(原田さんはMVPを狙っていますが)言ってました?無理無理っと言ってください(笑)。(自分が想像していた4年生と今)大人しくなったんじゃないですかね。少しは周り見て後輩に指導できるようになったと思います。状況読むとか少しずつできてきたんじゃないかなと思います。
――今年と昨年のチームの決定的な違いは何でしょう
確実に勝てる選手が2人いるってことじゃないですかね。でも後輩がそれで安心してしまうデメリットと、3年生は自分も勝たなくちゃいけないという気持ちを持ち始めているのであいつらが来年引っ張らなくちゃいけないというプレッシャーがあると思うんですけど、これくらい成長しなくちゃいけないと俺たちがあいつらの目標になっているんじゃないかなと思います。
――府立への意気込み
油断せず、最低目標が全勝です。全勝してチームを優勝に引っ張ります。
――ありがとうございました
◆ 玉置 裕也(たまき・ゆうや)文4 大商大堺高出 174cm・77kg
<永里純・政経4=幕張総合>
――府立まで一週間切りましたが
もうそんな時期かって感じです。もう早いです。最後だからこの4年間振り返ったりすると早いなって感じです。(1年生の時思描いていた4年生と今を比べて)1年生の時はレギュラーになって試合に出るとか想像できなかったから、いい意味で自分の想像を超えられたなと思います。
――チームの雰囲気は
順調に大会に向けて全員の士気が上がっていると思います。(例年との違い)昨年は石田先輩が試合も練習も引っ張っている感じがしましたが、今はみんなでどういう練習をするか決めている。全員でやっているなっていうのが昨年との違いですかね。
――原田さん、玉置さんで主将を決めるときの心境は
どっちもやりたいってことでしたし、両方頑張っていたし、どっちもできればいいんですけど、やっぱり選ぶのにはつらいものがありました。辛かったですね。去年の先輩が引退してから次の練習の2か月くらいは大分ギクシャクしてました。最悪の雰囲気のスタートでしたね。そんな感じでした。(それが解消された時期は)特にこれといったエピソードはないです。でもキャプテンになりたくてなれなかった玉置が自分の気持ちに整理がつかなくていろいろギクシャクしたんだと思います。彼の中で、自分が4年生になって練習をやっていくうちに、キャプテンじゃなくても、肩書はなくても似たようなことはできるっていうのを自分で考えて見つけ出して今みたいに、ツートップでやるっていう体制ができたかなと思います。3月に合宿があって、新体制の練習が本格的に始まるので2月の中旬で最初の二週間はギクシャクしましたが、結果は大丈夫になりました。
――府立ではどういうパフォーマンスを見せたいか
勝ちたいです。勝ちますよ。やっぱりレギュラーなんで。自分の目標はレギュラーになることじゃなかったので、レギュラーになって勝たないと優勝してきたチームで勝たないと意味ない。ほかのメンバーに申し訳ないし、他の人を差し置いて出てる意味がないです。勝ってこそ真のレギュラーだと思うので全部勝って優勝したいですね。
――一般生のプライドというものは
一般の中でも、古屋敷みたいに柔道とか何かしら拳法に生かせるバックグランドが無かったです。何もやってこないで入ってきた選手とか後輩とかいっぱいいるので、そういう人の中でレギュラーになった人今まで多分いなかったので、そこでレギュラー僕が取って試合で活躍すれば後輩たちにいい影響与えられると考えて常々やっていますね。
――4年生になって意識したことはありますか
今言ったことだったりとか、あと今まではいかに自分が強くなるか100%意識がいってたんですけど、一番上に立つと後輩とか指導して、来年再来年の拳法部を強いまま維持できるか、育成面で少し気が向くようになりました。(みんなで引っている意識があると思うが)練習メニューとか前までは石田先輩が考えてきたことをみんなに伝えてやるみたいな感じでしたが、今年はみんなでミーティングしてやりたいことを聞いてそれをしっかり取り入れて練習してます。
――府立の意気込みをお願いします
優勝です。自分も全勝。それだけです。この大会優勝しなかったら、他の優勝してきた大会も全然意味なくなるくらいな大会なので絶対優勝します。
――ありがとうございました
◆ 永里 純(ながさと・じゅん)政経4 幕張総合高出 177m・74g
<原田優介・法4=朝倉>
――府立前、今のお気持ちは
本当にいろいろ、やり切ってきたなという感じです。あとは体力面の追い込みとか技術面とかその辺の練習をばっちりしてきたので今までやってきたことを試合に向けて仕上げていこうという感じです。(チームの雰囲気)すごく試合前になって盛り上がってきていますし、追い込みも終わったので精神的な負担も減ったんじゃないかなと思います。試合に向けて緊張しつつも気楽にやってもらえたらと思います。
――自身のコンディションは
ばっちりです。これまでにない最高のコンディションです。(前に進む戦闘スタイル)団体戦では積極的なプレーっていうのは必要です。もっと前と前というよりも捉え方を変えてしっかり動きながら前に動いて積極的に攻撃を仕掛けなくちゃなと思います。(その戦い方は主将を意識したからか)引き分けで終わることもあるので、それでは自分としても満足いかないというか、勝って終わるのが大将の役目だと思いますし、それには積極的なプレーが必要だと思います。
――グランドスラムがかかっています
5連覇とグランドスラム、もうこんなビッグチャンスは今までないくらいなので必ず取りに行きたいと思います。(理想としていた主将像と現在を比べて)僕の価値観だけを押し付けてきた感じでもありました。自分は練習を重要視するタイプなので、本気出さないやつは厳しくしようと思っていましたし、主将になってからもずっと意識しました。それがみんなに伝わったかどうかはよくわからないですが(笑)。頑張る人の仮面をかぶることがすべてだと思いましたが、人間の弱みをさらしたほうがコミュニケーションを取りやすいと思いました。その価値観がだいぶ変わりましたね。
――新体制当初は主将争いでギクシャクしていたが
もちろん、お互いチームを引っ張っていきたいという気持ちがあるから、玉置のいうことも聞くようにして尊重しながらやっていきました。逆に意見を言ってくれることも必死だったんだなと思ってうれしかったです。自分がだらけた時とかに玉置から一言言ってくれた時とかそういう第三者の目で言ってくれました。そういう風に指摘があったのがよかったかなと思います。
――一昨年、昨年は4年生1人が引っ張っている印象でしたが
僕らの代はお互いが意見をいいやすい環境でした。同期全体から俺もいろいろ言われたし、言ってくれてうれしかったです。いい意味で4年生全体で引っ張ってこれたと思います。(例年とチームの雰囲気の違い)厳しくいう人が2人いたら引き締まりますし、俺が気づかないことをあいつが言ってくれたりして、たるみがなかったと思います。
――玉置さんはどんな存在か
最後までライバルですね。府立でも玉置よりいい個人賞取りたいと思いますし、いいライバルでありいい仲間。ともに全勝で行きたいです。お互いが全勝とってその中でどっちが個人賞とるか府立の中でもこっそり競い合っていきます。(そういう話をするか)いやあんまりしないですね。互いに意識はしていると思います。(東日本総合選手権の時は)互いに最後の個人戦がライバル同士でよかったというのはもう変わらないです。これから府立まで力合わせてやっていこうと連絡しました。最後の個人戦がお前でよかったとLINEしました。
――3年の時と比べて2人の関係性は4年生に上がるにつれて変わったか
3年の時はどっちが主将になるかというのでバチバチしていました。お互い負けたくないっていうのは未だにありますけどね(笑)。周りに悪影響を与えない感じでよくなってきてます。前はちょっと影響することがあったので。1個上の代がいなくなってから、どっちが引っ張るかピリピリしました。
――今大会意識していることは
今年の傾向的に大将に強いひとが来ているので俺が抑えなくちゃいけないと思います。全体的な強さはうちが一番強いから、どうしても試合となると、コンディションであったりとかで変わってくるからその力が均衡してるところの勝負をいかに勝たせるか、勝つかその辺は意識してやっていますね。
――明治の強さとは
OB先輩の拳法部に対しての金銭面の支援だったりとか、優勝なコーチがついていることだったり。やっぱりあとはうちの練習量です。(明治でよかったと思うことは)弱かったのでここまで強くしてもらいました。あとは先輩方が本当によかったです。それは受け継がれていくものだなと、僕も先輩になりたいと思いました。なれたかわかりませんが(笑)。
――印象に残ったこと
僕が5連覇を目指す主将であって、グランドスラムと。そこまでチームを勝たせてこれたことともうれしいし、こんな主将になれたのが一番うれしいですね。(チームの底上げ)来年に向けての不安はどこだってあるから、下を育てることだったりとか、レギュラーに入るけどポイントゲッターじゃないところをいかに強くするかとか考えましたね。プレッシャーかかるけど、やりがいのあるチームの大将でやらせてもらえることは幸せなので、精一杯やらせていただきます。
――府立前、今のお気持ちは
もちろん、5連覇狙いに行って、俺がMVPとって最後に百合草にいいバトンを渡せたらなと思います。
――ありがとうございました
◆ 原田 優介(はらだ・ゆうすけ)法4 朝倉高出 168cm・63kg
[島村昭二]
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第68回全日本学生選手権 試合後コメント
拳法 2023.11.30関根晋一監督――王座奪還となった心境はいかがですか。 「うれしいの一言ですけど、本当に去年はうちが優勝校本命だったんですよ。どの大学も明大が優勝すると思っていたところで不甲斐ない結果になってしまって、悔しい思いをしてこの1年間を過ごしてきました。それなりに厳しい練習もしてきたので、今日はほんとに特別にうれしいです」 ――野村主将はどんな存在でしたか。 「チームを引っ張ってくれていました。やはりキャプテンシーって必要なんですけど、明治大学拳法部の主将は代々それを持っています。彼は、部員との会話も尊重しているキャプテンだなという印象を持っています。よく引っ張ってきてくれました」 野村龍星(文4=関西福祉科学大)――王座奪還を達成されましたがいかがですか。 「本当になんとも言えない気持ちというか、これで学生拳法がおしまいなんだなという少し悲しい気持ちと、この最高のメンバーでこの試合に挑めて優勝したっていう最高のうれしさが2つありました」 ――野村選手のチームを前向きにするという強みを感じた1日でしたが、雰囲気づくりに関して意識されたことはありますか。 「拳法っていうマイナー競技に、大学生活を週6かけて入ってきてくれた一般部員、そして明大の優勝してる姿に憧れて入ってきた僕たちスポーツ推薦の人たちが一致団結して府立で優勝やグランドスラムを目指して頑張ってるわけですけど、楽しい方がやっぱりいいなっていう、拳法面白くないなって思ってもらいたくなくて、笑って最後終わるためにも、一人一人に楽しめっていうことを言ってました。やっぱり勝たないと試合って楽しくないので、勝ってこそ楽しさっていうのがわかると思うので、最後にその楽しさを味わうためにも、一人一人が一日一日を努力し積み重ねてきました」 大川翔(法4=藤嶺学園藤沢)――優勝した今の心境はいかがですか。 「最後勝てなくて悔しかったですけど、チームは勝ったんでうれしいです」 ――前期は野村選手が離脱しており、試合ではチームをまとめる場面も多くありましたが、どのようなことを考えていましたか。 「僕は結構厳しくやるというよりかは、体の使い方が上手くなる筋トレとかをしながら一人一人のメンタルとか見ながら仕切って、声をかけてました」 市川由奈(法4=関東学院)――明大拳法部はどんな場所でしたか。 「人生で一番成長できた場所でした。この22年間の中で、よくこの2年間っていう短いスパンでこんな成長できたなっていう風に思います」 ――これから先も拳法を続けられますが、そのことについての意気込みをお願いします。 「学生の時よりかは試合に出る機会も減ると思うんですけど、その分、一回一回の試合を大事に、自分の今後につながる試合をして、上を目指して頑張りたいと思います」 井上晴陽(法3=三井)――雪辱を果たしましたが、今の心境はいかがですか。 「素直にうれしいですね。去年ここで負けて、柊也(木村柊也・令4文卒)さんたちには本当に申し訳ないなっていう思いがずっとあったので、今年こそはっていう思いで1年間やってきました。野村先輩にもずっと可愛がってもらってたんでなんとしても絶対今回は優勝しようと思って、それで優勝できたのでもうほんと嬉しいです。」 ――試合中、野村主将から体を叩いてもらったり、逆に叩いて鼓舞したりというシーンがありましたが、どのような気持ちでしたか。 「野村先輩がいてくれること自体が心強いんですけど、ああやって野村先輩自身が動いてくれることも心強いですし、野村先輩がずっとチームのこと考えて、後輩にも常に声かけしたりしてたので、最後かっこいいとこ見せてくださいねっていう意味も込めて、野村先輩に頑張って来てくださいということで肩を叩きました。」 森川征那(文3=三井)――率直なお気持ちを教えてください。 「すごく気持ちいいです。やはり王座奪還というところなので。あと、今年2冠できたので、そこもよかったなっていう風に思います」 ――来年の府立までに高めていきたいことは何かありますか。 「やはり自分も大事なんですけど、周りのみんなも強くしないといけないので、しっかり周りを見る力というのをつけて成長させて、自分も一緒に成長していきたいと思います」 越智通友(営3=明大中野)――決勝戦を振り返ってみていかがですか。 「引き分けが1個あったんですけど、負けなしだったので、結果的には良かったなと思います。けど、まだ詰めが甘いところとかあるので、来年に向けてもっと頑張ります」 ――初の府立で緊張はされましたか。 「他の大会と違ってすごい緊張感があるなっていうことと、みんながその緊張感持ってやってるので、すごい盛り上げてくれて、結構戦いやすい大会だなって思いました」 土屋賢生(法2=関西福祉科学大)――優勝した心境はいかがですか。 「なんかごちゃごちゃですね。なんかその、大好きな、中学校からずっと仲良かった龍星くんが引退するのも、バイバイなるのも悲しいし、だけど優勝してうれしいし、自分負けてるし、もうぐちゃぐちゃです」 ――野村選手はどのような存在ですか。 「とてもお世話になっています。拳法も教えてもらったし、中学校の部活でポジションもずっと一緒で、中学校からずっと長い付き合いで、背中ずっと追いかけてきてました。バイバイするのは悲しいんですけど、憧れを超えられるように、僕もこれからあと残り2年間頑張っていきたいです」 山田健斗(文2=桜丘)――今日の試合を振り返ってみていかがでしたか。 「初っ端から僕たちが圧勝して勝って雰囲気が作れてたので、もう最後もいけるなって思いました」 ――野村メイジとしてやってきた1年の振り返りをお願いします。 「野村キャプテンは本当にいい人で、すごく仕切るのが上手いんですよ。なので僕たちもそれに向かって一緒にもう着いていってました。龍星くんと一緒に練習するともちろん強くなるし、やはり龍星くんの人柄があるからこそ、僕たちの士気ももっと上がってると思います。だから、本当に龍星くんがキャプテンでよかったなって心から思います」 READ MORE -
王者に返り咲く 最強の野村メイジ、ここに大成/第68回全日本学生選手権
拳法 2023.11.30全日本学生選手権(以下、府立)連覇の夢途絶え、1年。明大の拳士たちが悲願の王座奪還を果たした。野村龍星主将(文4=関西福祉科学大)率いるチームで最後となる今大会。選手たちがそれぞれ力を出し切り見事王座奪還を果たした。昨年度の悔しさや反省を糧に見事返り咲き、有終の美を飾った。 ◆11・26 第68回全日本学生選手権(エディオンアリーナ大阪)〈男子〉▼明大――1位・1回戦〇明大6-1大阪公立大(杉本)〇井上2-0成尾〇大谷2-0千賀長倉0-2〇安〇山田2-1薮田〇土屋2-0樋口〇野村2-0中尾〇森川2-0織田・2回戦〇明大7-0龍谷大〇土屋(不戦勝)〇越智(不戦勝)〇山田1-0宮澤〇井上2-0前田〇森川2-0西〇大川1-0藤原〇野村1-0小倉・準々決勝戦〇明大7-0慶大〇山田2-0橘内〇大谷2-0千葉〇土屋2-0和手〇井上2-0近藤〇越智2-0岸〇森川2-0永井〇野村2-1北村・準決勝戦〇明大5-0中大〇大川2-1松本〇野村2-0浦窪井上0-0倉田〇山田2-0末兼越智1-1竹原〇大谷2-1田中〇土屋2-0海堀・決勝戦〇明大6-0関大〇井上2-0八木大川0-0内畑谷〇山田2-1籠谷〇越智2-0寄川土屋0-2後藤〇〇森川1-0長谷川〇野村2-0川内 〈女子〉▼明大中大混成――1回戦敗退・1回戦明大中大混成―関学大〇(不戦敗)石川〇木谷0-2箕野〇市川0-0藤上 初戦から圧巻の試合展開だった。全国から猛者が集う府立で、順調に勝利を重ねる明大。そして迎えた準決勝。相手は昨年度の府立王者である中大となった。「東日本(大学選手権)の時も接戦」(野村)だった相手との一戦。先鋒の大川翔(法4=藤嶺学園藤沢)と次鋒の野村が勝ち、流れに乗る。そして続いた五将の井上晴陽(法3=三井)は、ここでの一戦を、苦戦した試合だと語った。「贅沢を言えば倉田(要・中大)に勝ちたかった」(井上)という気持ちから、互いに技を多く繰り出す激しい試合展開に。しかし「周りから『冷静に、冷静に』と聞こえた」(井上)ことで、冷静さを取り戻した井上。結果は0-0と引き分けになったものの、「最悪引き分けても他の人が勝ってくれる」(井上)とチームメイトを信じて後に託した。その期待通り、中堅の山田健斗(文2=桜丘)が1分足らずで2本を先取し勝利を収める。三将の越智通友(営3=明大中野)は、自身の得意な組の形へ持っていき一本を先取したが、残り時間1分を切ったところで相手に一本を取られ引き分けに。続く大谷琉生(法1=大商大堺)、土屋賢生(法2=関西福祉科学大)も見事試合を制し、王座奪還の舞台へと駒を進めた。 昨年度は立つことが叶わなかった決勝戦の舞台。相手に関大を迎えた一戦で先鋒を任されたのは井上だった。「僕から始めないととスイッチを入れていたので、しっかり勝ってチームにいい勢いを与えられたらいいなと思って1回戦に挑めた」(井上)。堅実な攻めで相手ににじり寄ると、下からの素早い面突きで2本を先取。決勝戦で白星スタートを切ると、山田、越智もそれぞれ2-1,2-0で勝利を重ね、優勝まであと1勝する。しかし、その状況が緊張を招いたのか五将の土屋がまさかの黒星。「もうちょっと落ち着いて、試合に挑めていたら絶対勝っていたのに、もったいないミスで試合に勝てなかった」(土屋)。だが、昨年度の悔し涙の糧がここで生きる。「(試合の流れは)負けた人じゃなくて、その次のタスキを受け継いだ人が作る」(関根監督)。タスキを受け継いだのは森川。準々決勝の際に、足に9針も縫う大ケガをしたものの、本人たっての希望で決勝戦に出場。相手とのにらみ合いの最中、試合が動いたのは残り時間30秒。徐々に技を仕掛けつつ攻めの姿勢を作り、相手のスキを逃さずに抑えの形に持ち込む。そして胴突きで一本を決め見事、勝利を飾った。そして、最後の野村の大将戦。誰よりも長い礼の後に入場し、一秒一秒をかみしめる様子を見せる。試合開始から、この日一番の熱気が会場を包んだ。序盤から果敢な攻めの姿勢を崩さず開始20秒、正面への突き蹴りで一本を先取。このことが相手にも火をつけ、試合はさらにヒートアップ。チームメイトの声も飛び交い熱が増していく中、野村が徐々にコート端に追い詰められる。しかし、詰め寄られ距離が縮まったところを見事な面突きで一本。最後を飾るにふさわしい試合を見せ、見事、王者に輝いた。 「チームの団結力、チーム力というのは他のどのチームよりもあったし、府立にかける思いっていうのも他のチームとは比べ物にならないものが一人一人にあった」(野村)。選手一人一人が府立優勝を見据えて走ってきた1年間。野村のケガにより、主将不在での試合もあったものの、最後に〝最強の野村メイジ〟を示して幕を閉じた。そして、井上が新主将となり新たに明大をけん引していく。「来年度は今年よりも強くなるんじゃないかという風に思う。歴代最強の明治にできるんじゃないか」(野村)と、早くも府立の連覇に期待がかかる。来年度の明大が勝ち進む姿から目が離せない。 [中川美怜] 試合後のコメントはこちらREAD MORE