最後まで力出し切り男子団体4位入賞 総合杯は4位/全日本学生運転競技選手権

自動車 2016.11.21
 今季最後の大会となる全日本学生運転競技大会が日通自動車学校で行われた。車をコントロールする技術で競うフィギュアで、男子小型乗用の部に小平勝也(商4=巻)、榎並敬太主将(法4=東洋)、男子小型貨物の部に中山凱史(理工4=春日部共栄)と喜多洋行(商3=鎌倉学園)の4名が出場。タイム減点が響き、昨年の団体3位を下回る団体4位入賞となった。この結果、全日本総合杯は4位入賞となった。
 
 期待していた賞状とは違った。昨年から期待されていた今年度のチームの結果は団体4位入賞。「もう少し上の賞状が欲しかった」(榎並)と満足のいく結果ではなかった。ミスのない運転を心掛けて臨み、出場した4台のうち3台が減点無し。しかし、コースの難易度が下がったことで相対的な成績の伸びに欠けた。「正直優勝は狙えると思っていたのでかなり悔しい」(中山)。この結果、全日本総合杯は4位に終わった。
 それでも、やれることは全てやった。今回初めての試みで、大会2週間前から明大野球部“内海・島岡ボールパーク”の駐車場を借りて練習に励んだ。他の大学が練習場所を確保する中、明大はここ1年間フィギュアの練習場所がなかった。そこで宮鍋正幸監督自ら「駐車場を貸してほしい」と硬式野球部の善波達也監督に電話をかけ、約束を取りつけた。監督の親心に部員も応え、全員が寸暇を惜しんでグラウンドに向かった。「空いた時間が1時間でもあれば、30分しか練習できなくても府中に行っていました」と榎並主将。集大成へ、ベストを尽くした。

 最後は悔いなく走り切って3位だ。榎並は目標の4分に、1分オーバーとなるもノーミスでまとめた。「不思議と後悔はないです。気持ちよく走れました。やっと終わった。長かった」(榎並)。後輩思いの主将だ。勝つ喜びを味合わってほしいという思いが強く、後輩を勝たせてあげたいと時には厳しく接した。「賞状をもらっている姿を見て後輩たちが追いかけてくれればいいと思う」(榎並)。高校まで違うスポーツをしてきたが「最後は自分の好きなもので終わらせたいと思っていた」と門をたたいた自動車部。4年間を振り返って「幸せでした」と笑顔を見せた。
 昨年2位で一番優勝に近い存在であった中山は3位。昨年の1位から3位が今年も表彰台で揃い、実力が拮抗していた中での勝負だった。惜しくも優勝は逃したが「4年間やり切った」(中山)とすがすがしい表情だった。

 優勝は後輩に託された。部内の選手選考を勝ち抜き、唯一の3年生として出場した喜多は、大きなミス無く、タイムも4分23秒と好調な走りを見せた。「今後、代表的な選手になると思うが、今日はその第一歩を踏み出した」(榎並)と後輩に期待が懸かる。来年度の全日本総合杯優勝に向けてアクセルを踏む。

[臼井美理亜]

試合後のコメント
榎並

「練習通りにはできなかったんですけど、ミスなかったですし、その時の状況に合わせた走りができたので、不思議と後悔はないです。気持ちよく走れました。やっと終わったと思いました。長かった!と。あとは貨物の喜多がいいタイムを出してくれたので来年につながるレースができたかなと思います。(主将として)苦しいことはなかったです。ただ勝ちたかったので、その分下の子たちに負担をかけたなというのが自分の中にあって、最後やっぱり勝って気持ち良さを味あわせてあげたかったのでそれが心残りですかね。(後輩は)喜多が今回いい走りをしてくれました。今後代表的な選手になっていくでしょうから、今日はその第一歩を踏み出したと思います。(中山選手は)やはり多少プレッシャーを感じていたのかなと思います。フィギュアの選手の中で一番優勝に近い存在だったので。(3位入賞について)賞状をもらえてうれしいっていうのもあるんですけど、今になるともう少し上の賞状が欲しかったかなと思います。人生において、色々な大学と一緒に競って、自分の好きなことで全力をかけるということはないです。自分の好きなことで優勝することはなかなか無いことです。(主将として)後輩に勝つ喜びを味合わせたい思いが強かったです。来年以降は僕とは違った方針でやっていくと思います。僕自身、先輩たちが賞状をもらっている姿を見て、頑張ろうと思えていました。なのでこうして賞状をもらっている姿を見て後輩たちが追いかけてくれればいいと思います。反復して、負けても他の人のせいにせず、自分の中で反省して次につなげることが大切です。2年生の時に全日本に出させて頂いて、ぼろ負けして、今までの練習ではだめだったってことですし、チームの看板も背負っているので、日々の練習を積み上げようと思いました。ちょっとした努力でも結果に繋がると思います。『継続は力なり』と後輩に伝えたいです」

小平
「タイム的には早く帰ってこれたのでそれは良かったです。ただ、大会のルール上早いだけでは意味がなく、そこで減点をしてしまったので、悔いが残る大会だったと思います。タイヤがガムテープにさわってしまい、缶も飛ばしてしまいました。ライバルの中大はいつもだったらスピード勝負をして、減点が少しあるかなというイメージなんですけど、今回はミスをした僕の走りを見て、冷静な走りに切り替えていて、ミス無くまとめて無難に優勝しました。やっぱりそこが差だったのかなと思います。(初のフィギィアは)スピード競技以外でこの大会に出るのは初めてでした。とにかく減点のないように戻ってこようという作戦だったんですけど、他の大学の走りを見て自分の中に焦りがでて、ちょっと無理をしてしまったかなというのはあります。(出場の経緯は)大会の2週間前に選手選考があって、試合形式のコースをつくって成績上位の二人を出すという毎回のルールがあって、それで上から2番目に入ったので出られました。一発勝負なので緊張感があります。(練習は)自分が出て足を引っ張りたくないという思いもあって、この大会には懸けていました」

中山
「正直優勝は狙えると思っていたのでかなり悔しいです。でも4年間やり切ったなというのが大きいと思います。4年間の練習の成果を出し切りました。4年生だから結果を残さないといけないというプレッシャーはありましたが、何回も出ている大会なので、そこまでプレッシャーに押されることなく、自由に走れたかなと思います。成績悪い時もみんなで乗り越えてやってこれたというのはかなり自分の中で大切な宝物にしたいと思います。他大学との合同練習でも手ごたえは感じていましたので優勝しか考えていなかったです。自分の実力を見ながら中大との合同練習に臨んでいました。日々の練習でもライバルを意識していました。どれだけ自分の行きたいところにいけるかが大切な競技です。ですが入ろうと思って修正して直すというのを2回ほどやってしまいました。それがタイムの面で敗因になったのかなって。12月に引退ですがこれからは後輩の指導を頑張ります」

喜多
「練習の時うまくいかないことが多かったのですが最後少しミスをしただけでそれ以外は大きなミスなく終われました。うまくいけてよかったです。競技前はとても緊張して不安だったんですけど、最初の確認で一発でいれて、狭路でも一発で決めてから、気持ちが楽になりました。緊張がとけて最後甘くなってつまらないミスをしてしまいました。そういう小さいミスをしたので後悔はあります。でも大部分は成功したのですっきりして終われたかなと思います」

関連記事 RELATED ENTRIES

定期購読・新聞購入のご案内 クレジット決済による定期購読