創部初の快挙! 女子団体で全日本制覇/全日本女子学生優勝大会
剣道
2016.11.15
4年ぶりの出場にして、全日本初優勝を飾った。大亀杏(商4=守谷)、三好絢女(営4=麗澤瑞)を中心に、作山結香(商3=守谷)、中原光紗(法2=八代白百合)、藤﨑薫子(営1=長崎県立島原)の5名がメンバーとして出場。圧倒的な強さとチームワークが明大を日本一に導いた。
「諦めなければ夢は叶う」(大亀)。個人関カレで優勝、準優勝を果たした大亀、三好を筆頭に、過去最高レベルのメンバーで今大会に挑んだ。4年生の大亀、三好にとっては最初で最後の大舞台。「全部出し切るしかない」(三好)。4年越しの強い気持ちがチーム全体を底上げ。「誰一人として弱気な姿は無かった」(大亀)。全国の強豪相手にも、守りに入ることのない攻めの剣道を展開し、確実に勝利を重ねていった。そして迎えた決勝戦。会場中の視線が注がれる中、勝利に向けて口火を切ったのは先鋒(せんぽう)の三好だった。試合開始早々、相手の技をかわした直後にスキを突いてメン。貴重な1勝を収めると、三好の気迫溢れる剣道に応えるかのように後輩たちも善戦を見せる。「大将に回すという気持ちがあった」(中原)と全日本上位入賞の常連チーム・日体大相手に一歩も譲らず攻めの引き分け。1勝を守ったまま大将戦へとつないだ。そして、チームメイトの見つめる中、最後まで強さを見せた大亀はメンを決めて堂々の1本勝ち。歓喜と感嘆の入り混じる大歓声の中、2-0の完全勝利でつかみ取った初優勝に、選手たちの目には喜びの涙が光った。
先輩は強かった。「4年生のおかげ」と後輩たちが口々に語るように、大亀、三好は今大会を通して無敗。中でも大亀は準決勝でチームの勝利を決める劇的2本勝ちを収め、大将の重圧をはねのける圧倒的な強さを発揮した。「大亀杏なら絶対に勝ってくれる」(三好)。「自分が決勝に連れて行く」(大亀)。チームの信頼を一身に受けた明大の絶対的大将がその覚悟を見せつけた。そして4年生に支えられながら、後輩たちも「先輩たちの最後をしっかり飾れるように」(作山)勝利へつながる大活躍。1本の差が勝敗を分けることもある団体戦においてほとんどの試合を引き分け以上でつないだ。学年の垣根を超えて一丸となった「今までで一番いいチーム」(中原)で、日本一のチームに輝いた。
歴史を塗り替えた。明大剣道部女子史上初の団体全日本制覇の快挙を達成。チームの2本柱である大亀、三好はこれで引退を迎えるが「3年生が盛り上げる」(作山)。この良い流れが次の世代へと引き継がれる。「2連覇したい」(藤﨑)。下級生たちも全国相手に大健闘を見せ、今後のさらなる活躍を予感させた今大会。これからも新たな歴史が築かれていく。明大剣道部の未来は明るい。
[高野夕]
試合後のコメント
水田監督
「率直に嬉しい。3年間出れなくて、やっと出れて、そして初優勝なので。(優勝の決めては)選手達が本当によく頑張ってくれた。もうそれしかないと思う。(大亀主将について)本当に強かった。チームのために頑張ってくれた。大亀の集中力はすごかった。(4年生の活躍)4年生が意地を見せてくれたと思う。そして4年生のおかげで、チームがとてもいい雰囲気で試合に臨めていた。よく引っ張っていってくれた。(後輩たち)しっかりと自分の役目を果たしてくれて。本当に今日は全員がよかった。7人の選手を登録していて、結果的には5人の選手しか出られなかったが、全員で頑張ってくれた。(大亀、三好の引退後)大きく戦力が減ってしまうとは思うが、その分を補えるように。また一からやっていきたい。まずは、新人戦に向けて頑張っていきたい。」
大亀
「素直にうれしい。後輩とかも全員が泣いていて、その姿をみて自分優勝したんだと思った。まだ優勝の実感が無い。本当に何度も諦めそうになったが、今まで続けてきて諦めなければ夢は叶うんだと思った。(準決勝の気持ち)リードしてくる状態で回ってくることが多かった中、準決勝は自分が勝たなくちゃいけなかったが、今までチームが勝ってくれたおかげで勝てたようなものだったので、自分も活躍しなくちゃな、自分が決勝に連れて行くんだという気持ちで試合に臨んだ。(関東大会が終わってから)チームとして勝っていく上で、いろんな反省点が出てきたのでそれを全日本までに修正していこうと思ってやってきた。今回の大会はチームで勝ってるっていうのが多かった気がする。一人も負けた後も、動揺せずにどう戦えるか、一本を大事にしていこうということを意識した。(自身の成長について)最後だったので、自分の中で悔いが無いよう、楽しもうと思った。のびのびとできた。今までは関東とかいろんなプレッシャーがあったが、全日本であれば後が無いので、楽しむしか無いなと思った。(3年間全日本を逃したが)選手としては集まっているメンバーでいつもあと1本のところでいつも負けていて、何度も諦めそうになったが、年代が上がるにつれて自分がしっかりしなくちゃいけないなと思った。3年が終わった時には次は自分たちがやるぞっていう気持ちにはなれた。(女子部員が少ない中、明治の強さはどこか)少ないからこそ、言い合える部分が多いと思うので、全員が同じ目標に向かってできると思うし、選手以外の人もすごく応援してくた。すごく仲良くてチームワークが自分たちの一番の持ち味なので、そこが強み。(来年の代に伝えたいこと)優勝したが、変にプレッシャーに感じずに、その年を悔いが無いように楽しんでほしいなと思う」
三好
「まだまだ実感がわかないが、本当にうれしい。本当に何とも言えない感情。(試合前)私たち四年生にとって最後の大会になるが、入学してから3年間インカレ出場できてなくて最後の年に出場できた。悔しい思いを自分たちが一番してきた思いがあったが、でもここまできたら全部出し切るしかないという思いだった。(関東からの取り組み)関東は私がチームの足を引っ張ってしまった思いがあったので、ここで何か変わらなくちゃいけないと思った。大亀が中心となって朝練を増やしていこうとなった。(自身の貢献が大きい)私は先鋒だったが、まず大将に大亀がいることが安心につながっていて、後ろには強い後輩がいる中、戦うのは気持ち的にも楽だった。下級生には楽しく試合して欲しかったので、1,2、3年生には思い切って試合しておいで、あとは4年生が自分たちが取ってくるからと、声をかけた。(先鋒としての試合)チームの一番最初の試合なので、結果はもちろん大事だが、チームに勢いを持ってきたり、流れを持ってくる試合内容じゃなくちゃいけないと私は思っていて、気迫で相手を上回るように意識をした。(大亀次第で勝敗が決まる準決勝、決勝)私は大亀杏なら絶対勝ってくれると信じていた。結果は勝負なのでどうなるかわからないが、これでもしも負けたとしても、大亀で負けたんだったらもう仕方ないと思う、でも絶対大亀は勝ってくると信じていて不安はなかった。(次の代に伝えたいこと)その代にはその代の色があると思うので。もちろんこの結果をつないでいって欲しいというのはある。この結果を本当に自信にして欲しい。みんなのおかげで取れた日本一だと思っているので、自信ににつなげて後輩たちらしく楽しんで剣道をやって欲しい」
作山
「(今の気持ち)準決勝でも、先輩達に迷惑をかけてしまって2本負けをしてしまったが、三好先輩や大亀先輩は関東大会個人戦のチャンピオンと準優勝で、すごい頼りがいのある先輩だってので、ああいう最悪な状況で自分が回しても2人が勝ってくれたので、4年生のおかげとしか言えない。(自身の活躍もあったが)少しでもチームの勝ちに貢献できていたら嬉しいが、自分の中でも次鋒は5人の中では割と力の低い人が来ることが多いので、そこは取らなきゃと思っていた。取れたところは本当によかった。(プレッシャーは)1、2回戦は取らなきゃいけないと焦った部分はあったが、慣れていくにつれて思い切ってできたので、いい形で回せた試合はよかった。(試合が上にいくにつれて)1回戦、2回戦が皆一番緊張していたので。3回戦になった時には、ここからは楽しむしかないでしょ、という雰囲気になった。今年はチームワークもとてもよかったので、本当に一丸となって戦えた感じがした。チームワークで勝った感じ。(先鋒三好、大将大亀)とても心強い。自分たちが先輩たちの足を引っ張らないように、先輩たちの最後をしっかり飾れるように、と思ってずっとやっていた。(今後)今回のこのいい流れをそのまま持っていけるように。4年生はあまり練習に来れなくなってしまうが、3年生が盛り上げていきたい。(来年は主力となってくるが)今まで以上にやっていかなければいけないというのは自覚しているので、今日からスタートしてやっていきたい。(来年の意気込み)先輩たちの結果に負けない結果を出すために頑張りたい」
,中原
「人生で初めてこういう舞台に立って、先輩方が心強くて思い切った試合ができて夢のようだった。(優勝した瞬間は)うれしすぎていろんな感情が出た。(今大会は)関東とは違って全国となると緊張というよりもワクワクが大きかった。チームの雰囲気も良く、一試合一試合を楽しもうという気持ちでみんなでやろうと挑んだ。(前回の敗戦から)練習量など自分の足りない技。みんなで研究し合って、チームのみんなで話し合った。また明治大学は男女ともに練習するので、男子の先輩にもアドバイスを頂く。同期からもいろいろと教えてもらったり、積極的にがんばった。(今大会は)一試合目の方が緊張した。試合をこなすにつれて緊張もほぐれて、準決勝、決勝となるとどのチームも強く練習してきたと思うので気持ちで勝とうと思ってそんなに緊張はしなかった。大将にまわすという気持ちが全試合あった。自分は副将で、後ろに杏先輩がいることはとても大きくてのびのびと試合ができた。(準々決勝から攻めが見られたが)前が勝ってきていて、杏先輩から「のびのびとしていい」と言われたのでここは取ろう、取れるなと思って。守りに入るよりも攻めに入った方がいいかなと思って自分の試合ができた。(新人戦)自分たち2年は新人戦は最後になるので優勝に向かって一戦一戦しっかりと戦っていきたい。3年生の先輩方もいい人たちばかりなので、また違う明治を見せられるかな。この優勝があったからこそもっと上を目指す。来年は2連覇できるように、もっと楽しい雰囲気づくりを頑張っていきたいと思う」
藤﨑
「全然チームに貢献できなかったが、素晴らしい先輩方と一緒に優勝できて本当に嬉しい。ずっと日本一目指して練習してきたので、今でも実感わかないが本当に嬉しい。日頃の練習が厳しかったので頑張って練習に付いてきて、努力が実って本当によかった。(大会前は)楽しんでいこうといた。(試合前は)「チームで勝とう」と言っていて、一本を大事にしていけば絶対に優勝できると思っていたので、その一本を大切に戦った。(大亀と三好は)いつも面白い先輩で、剣道の時はいつも自分たちを引っ張ってくれて。今日とかも勝ってくれて自分もあんな先輩になりたいなと思った。自分たちは思い切りの剣道というスタイルでやっていて。(前回と違って)受けるんじゃなくて、しっかり攻めていけば負ける相手はいないという感じだったので自信になって、今日の試合に発揮できた。(今大会は)毎回試合ごとに集まって、円陣を組んでいた。気合い入れていこうと言っていた。練習とかは一日一日意識するところとかも自分たちの中で一人一人が変えていって、一個一個クリアしてどんどん上達していけばいいかなと思って練習を積み重ねてきた結果だと思う。今日の反省点も多くあったので、もう一回練習でやり直して新人戦はもっと良い試合ができるように頑張りたい。(今まで)4年生の存在は大きかったので、レギュラー陣が練習でも意識を高めるというか、自分たちが引っ張っていって。上の先輩だけではなく全員が上を目指せるようなチームをつくっていって2連覇したい」
「諦めなければ夢は叶う」(大亀)。個人関カレで優勝、準優勝を果たした大亀、三好を筆頭に、過去最高レベルのメンバーで今大会に挑んだ。4年生の大亀、三好にとっては最初で最後の大舞台。「全部出し切るしかない」(三好)。4年越しの強い気持ちがチーム全体を底上げ。「誰一人として弱気な姿は無かった」(大亀)。全国の強豪相手にも、守りに入ることのない攻めの剣道を展開し、確実に勝利を重ねていった。そして迎えた決勝戦。会場中の視線が注がれる中、勝利に向けて口火を切ったのは先鋒(せんぽう)の三好だった。試合開始早々、相手の技をかわした直後にスキを突いてメン。貴重な1勝を収めると、三好の気迫溢れる剣道に応えるかのように後輩たちも善戦を見せる。「大将に回すという気持ちがあった」(中原)と全日本上位入賞の常連チーム・日体大相手に一歩も譲らず攻めの引き分け。1勝を守ったまま大将戦へとつないだ。そして、チームメイトの見つめる中、最後まで強さを見せた大亀はメンを決めて堂々の1本勝ち。歓喜と感嘆の入り混じる大歓声の中、2-0の完全勝利でつかみ取った初優勝に、選手たちの目には喜びの涙が光った。
先輩は強かった。「4年生のおかげ」と後輩たちが口々に語るように、大亀、三好は今大会を通して無敗。中でも大亀は準決勝でチームの勝利を決める劇的2本勝ちを収め、大将の重圧をはねのける圧倒的な強さを発揮した。「大亀杏なら絶対に勝ってくれる」(三好)。「自分が決勝に連れて行く」(大亀)。チームの信頼を一身に受けた明大の絶対的大将がその覚悟を見せつけた。そして4年生に支えられながら、後輩たちも「先輩たちの最後をしっかり飾れるように」(作山)勝利へつながる大活躍。1本の差が勝敗を分けることもある団体戦においてほとんどの試合を引き分け以上でつないだ。学年の垣根を超えて一丸となった「今までで一番いいチーム」(中原)で、日本一のチームに輝いた。
歴史を塗り替えた。明大剣道部女子史上初の団体全日本制覇の快挙を達成。チームの2本柱である大亀、三好はこれで引退を迎えるが「3年生が盛り上げる」(作山)。この良い流れが次の世代へと引き継がれる。「2連覇したい」(藤﨑)。下級生たちも全国相手に大健闘を見せ、今後のさらなる活躍を予感させた今大会。これからも新たな歴史が築かれていく。明大剣道部の未来は明るい。
[高野夕]
水田監督
「率直に嬉しい。3年間出れなくて、やっと出れて、そして初優勝なので。(優勝の決めては)選手達が本当によく頑張ってくれた。もうそれしかないと思う。(大亀主将について)本当に強かった。チームのために頑張ってくれた。大亀の集中力はすごかった。(4年生の活躍)4年生が意地を見せてくれたと思う。そして4年生のおかげで、チームがとてもいい雰囲気で試合に臨めていた。よく引っ張っていってくれた。(後輩たち)しっかりと自分の役目を果たしてくれて。本当に今日は全員がよかった。7人の選手を登録していて、結果的には5人の選手しか出られなかったが、全員で頑張ってくれた。(大亀、三好の引退後)大きく戦力が減ってしまうとは思うが、その分を補えるように。また一からやっていきたい。まずは、新人戦に向けて頑張っていきたい。」
大亀
「素直にうれしい。後輩とかも全員が泣いていて、その姿をみて自分優勝したんだと思った。まだ優勝の実感が無い。本当に何度も諦めそうになったが、今まで続けてきて諦めなければ夢は叶うんだと思った。(準決勝の気持ち)リードしてくる状態で回ってくることが多かった中、準決勝は自分が勝たなくちゃいけなかったが、今までチームが勝ってくれたおかげで勝てたようなものだったので、自分も活躍しなくちゃな、自分が決勝に連れて行くんだという気持ちで試合に臨んだ。(関東大会が終わってから)チームとして勝っていく上で、いろんな反省点が出てきたのでそれを全日本までに修正していこうと思ってやってきた。今回の大会はチームで勝ってるっていうのが多かった気がする。一人も負けた後も、動揺せずにどう戦えるか、一本を大事にしていこうということを意識した。(自身の成長について)最後だったので、自分の中で悔いが無いよう、楽しもうと思った。のびのびとできた。今までは関東とかいろんなプレッシャーがあったが、全日本であれば後が無いので、楽しむしか無いなと思った。(3年間全日本を逃したが)選手としては集まっているメンバーでいつもあと1本のところでいつも負けていて、何度も諦めそうになったが、年代が上がるにつれて自分がしっかりしなくちゃいけないなと思った。3年が終わった時には次は自分たちがやるぞっていう気持ちにはなれた。(女子部員が少ない中、明治の強さはどこか)少ないからこそ、言い合える部分が多いと思うので、全員が同じ目標に向かってできると思うし、選手以外の人もすごく応援してくた。すごく仲良くてチームワークが自分たちの一番の持ち味なので、そこが強み。(来年の代に伝えたいこと)優勝したが、変にプレッシャーに感じずに、その年を悔いが無いように楽しんでほしいなと思う」
三好
「まだまだ実感がわかないが、本当にうれしい。本当に何とも言えない感情。(試合前)私たち四年生にとって最後の大会になるが、入学してから3年間インカレ出場できてなくて最後の年に出場できた。悔しい思いを自分たちが一番してきた思いがあったが、でもここまできたら全部出し切るしかないという思いだった。(関東からの取り組み)関東は私がチームの足を引っ張ってしまった思いがあったので、ここで何か変わらなくちゃいけないと思った。大亀が中心となって朝練を増やしていこうとなった。(自身の貢献が大きい)私は先鋒だったが、まず大将に大亀がいることが安心につながっていて、後ろには強い後輩がいる中、戦うのは気持ち的にも楽だった。下級生には楽しく試合して欲しかったので、1,2、3年生には思い切って試合しておいで、あとは4年生が自分たちが取ってくるからと、声をかけた。(先鋒としての試合)チームの一番最初の試合なので、結果はもちろん大事だが、チームに勢いを持ってきたり、流れを持ってくる試合内容じゃなくちゃいけないと私は思っていて、気迫で相手を上回るように意識をした。(大亀次第で勝敗が決まる準決勝、決勝)私は大亀杏なら絶対勝ってくれると信じていた。結果は勝負なのでどうなるかわからないが、これでもしも負けたとしても、大亀で負けたんだったらもう仕方ないと思う、でも絶対大亀は勝ってくると信じていて不安はなかった。(次の代に伝えたいこと)その代にはその代の色があると思うので。もちろんこの結果をつないでいって欲しいというのはある。この結果を本当に自信にして欲しい。みんなのおかげで取れた日本一だと思っているので、自信ににつなげて後輩たちらしく楽しんで剣道をやって欲しい」
作山
「(今の気持ち)準決勝でも、先輩達に迷惑をかけてしまって2本負けをしてしまったが、三好先輩や大亀先輩は関東大会個人戦のチャンピオンと準優勝で、すごい頼りがいのある先輩だってので、ああいう最悪な状況で自分が回しても2人が勝ってくれたので、4年生のおかげとしか言えない。(自身の活躍もあったが)少しでもチームの勝ちに貢献できていたら嬉しいが、自分の中でも次鋒は5人の中では割と力の低い人が来ることが多いので、そこは取らなきゃと思っていた。取れたところは本当によかった。(プレッシャーは)1、2回戦は取らなきゃいけないと焦った部分はあったが、慣れていくにつれて思い切ってできたので、いい形で回せた試合はよかった。(試合が上にいくにつれて)1回戦、2回戦が皆一番緊張していたので。3回戦になった時には、ここからは楽しむしかないでしょ、という雰囲気になった。今年はチームワークもとてもよかったので、本当に一丸となって戦えた感じがした。チームワークで勝った感じ。(先鋒三好、大将大亀)とても心強い。自分たちが先輩たちの足を引っ張らないように、先輩たちの最後をしっかり飾れるように、と思ってずっとやっていた。(今後)今回のこのいい流れをそのまま持っていけるように。4年生はあまり練習に来れなくなってしまうが、3年生が盛り上げていきたい。(来年は主力となってくるが)今まで以上にやっていかなければいけないというのは自覚しているので、今日からスタートしてやっていきたい。(来年の意気込み)先輩たちの結果に負けない結果を出すために頑張りたい」
,中原
「人生で初めてこういう舞台に立って、先輩方が心強くて思い切った試合ができて夢のようだった。(優勝した瞬間は)うれしすぎていろんな感情が出た。(今大会は)関東とは違って全国となると緊張というよりもワクワクが大きかった。チームの雰囲気も良く、一試合一試合を楽しもうという気持ちでみんなでやろうと挑んだ。(前回の敗戦から)練習量など自分の足りない技。みんなで研究し合って、チームのみんなで話し合った。また明治大学は男女ともに練習するので、男子の先輩にもアドバイスを頂く。同期からもいろいろと教えてもらったり、積極的にがんばった。(今大会は)一試合目の方が緊張した。試合をこなすにつれて緊張もほぐれて、準決勝、決勝となるとどのチームも強く練習してきたと思うので気持ちで勝とうと思ってそんなに緊張はしなかった。大将にまわすという気持ちが全試合あった。自分は副将で、後ろに杏先輩がいることはとても大きくてのびのびと試合ができた。(準々決勝から攻めが見られたが)前が勝ってきていて、杏先輩から「のびのびとしていい」と言われたのでここは取ろう、取れるなと思って。守りに入るよりも攻めに入った方がいいかなと思って自分の試合ができた。(新人戦)自分たち2年は新人戦は最後になるので優勝に向かって一戦一戦しっかりと戦っていきたい。3年生の先輩方もいい人たちばかりなので、また違う明治を見せられるかな。この優勝があったからこそもっと上を目指す。来年は2連覇できるように、もっと楽しい雰囲気づくりを頑張っていきたいと思う」
藤﨑
「全然チームに貢献できなかったが、素晴らしい先輩方と一緒に優勝できて本当に嬉しい。ずっと日本一目指して練習してきたので、今でも実感わかないが本当に嬉しい。日頃の練習が厳しかったので頑張って練習に付いてきて、努力が実って本当によかった。(大会前は)楽しんでいこうといた。(試合前は)「チームで勝とう」と言っていて、一本を大事にしていけば絶対に優勝できると思っていたので、その一本を大切に戦った。(大亀と三好は)いつも面白い先輩で、剣道の時はいつも自分たちを引っ張ってくれて。今日とかも勝ってくれて自分もあんな先輩になりたいなと思った。自分たちは思い切りの剣道というスタイルでやっていて。(前回と違って)受けるんじゃなくて、しっかり攻めていけば負ける相手はいないという感じだったので自信になって、今日の試合に発揮できた。(今大会は)毎回試合ごとに集まって、円陣を組んでいた。気合い入れていこうと言っていた。練習とかは一日一日意識するところとかも自分たちの中で一人一人が変えていって、一個一個クリアしてどんどん上達していけばいいかなと思って練習を積み重ねてきた結果だと思う。今日の反省点も多くあったので、もう一回練習でやり直して新人戦はもっと良い試合ができるように頑張りたい。(今まで)4年生の存在は大きかったので、レギュラー陣が練習でも意識を高めるというか、自分たちが引っ張っていって。上の先輩だけではなく全員が上を目指せるようなチームをつくっていって2連覇したい」
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悔しさ残る準々決勝敗退/第71回全日本学生優勝大会
剣道 2023.11.07Asueアリーナ大阪で行われた全日本学生優勝大会。昨年度は敢闘賞に終わり、今年度は〝優勝〟を目指し挑んだ今大会。明大は着実と駒を進めていくが、悲願の日本一には届かず、準々決勝敗退となった。 ◆11・5 第71回全日本学生優勝大会(Asueアリーナ大阪)▼明大――ベスト8 1回戦は愛知大との戦いとなった。試合開始早々、選手たちの気迫のこもった戦いが見受けられた。愛知大に5―0と明大の底力で快勝。2回戦では松山大と戦い、明大の終始安定したプレーで相手を圧倒させる。明大の勢いは止まらず3回戦へ。「順調に勝ち上がっていった」(相馬武蔵主将・政経4=九州学院)。3回戦の相手は日大、両者譲らない戦いが繰り広げられ、代表戦にもつれ込む展開に。再び試合場に現れたのは相馬。主将の意地を見せつけ、接戦を制す。「流れが悪い中だったが、そこを踏ん張って代表戦で勝ち切れたところは良かった」(相馬)。しかし、国学院大の流れを止めることができず、悔しさの残る準々決勝敗退となった。「勝負があるところで勝てなかったので、本当に勝負は難しい」(斎藤瑞貴・法4=島原)。 また、今大会は4年生最後の戦いで、目には涙を浮かべる選手も多くいた。「何としても勝とうという思いでやっていた」(相馬)。全国という大きな舞台に向かって、切磋琢磨(せっさたくま)し合い常に前へと進み続けた。4年間戦い抜いた最上級生の背中は、後輩の目に色濃く焼きついたことだろう。今年度の相馬組は終了したが、新たな一歩を踏み出した明大剣道部。「日本一を目指して頑張ってもらいたい」(齊藤)。これから進化していく姿が楽しみだ。 [井垣友希] 試合後コメント相馬主将――昨年と同じくベスト8でしたが、結果について振り返るといかがですか。 「去年と比較することはしなくてもいいかなと思うんですけど、あと一歩のところで去年と同じように負けているということは何かが足りないということなので、そこも含めて後輩たちに来年頑張ってもらいたいなと思います」 ――これが最後の試合ということで、4年間を振り返るといかがでしたか。 「コロナがすごい流行っている中、1年生で入って練習がほぼ1年間できない状況や授業もオンラインで、なかなか思うように学生生活や部活ができない4年間でした。それでもやるべきことをやったというか、この結果を素直に受け止めて、また次のステージに向けて頑張っていきたいと思います」 ――後輩たちにメッセージをお願いします。 「今年もベスト8に終わってしまったので、来年はぜひメダルを取れるように、またここに戻ってきてメダルをかけてもらいたいなと思います」 齊藤――今大会に向けて意識したことを教えてください。 「日本一を目指していました。今回自分自身、公式戦が久しぶりだったので活躍したいと思っていたんですけど、実力不足でした」 ――今大会での収穫と課題があれば教えてください。 「もう1段階上の練習、技術、モチベーション、いろいろなもので1段階抜けた状態で試合に臨めば今試合も勝てたと思います」READ MORE -
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