中野が個人連覇 団体は無敗でV/和道会全関東競技大会
空手
2016.03.20
中野が個人連覇 団体は無敗でV/和道会全関東競技大会
明大が所属する流派・和道会の全関東大会が駒沢総合体育館で行われた。新体制最初の大会で個人では中野力斗(法3=花咲徳栄)が同校対決を2度制し連覇を達成。さらに上位を明大勢が占めた。団体戦も優勝を飾り好発進となった。
上級生の威厳を見せた。ルーキーの明大生としてのデビュー戦となった今大会。個人戦では総勢73名が参加した。明大からは5名が出場し全員がベスト16入り。準々決勝以降では3度の同校対決が行われることとなった。とりわけ注目を集めたのはエース・中野と全日本選手権でベスト8入りを果たしたルーキー・渡辺湧(花咲徳栄)の決勝戦。2人とも花咲徳栄校出身で渡辺は憧れの中野を追いかけ明大に入学を決めたほどだ。試合は「負けたらカッコ悪い」と中野は開始早々上段突きで有効をとり先制点を決め主導権を奪取。試合残り1分で上段蹴りを決めると4-0で中野が優勝を果たした。「技術面でも気持ちでも負けていた」(渡辺)と憧れの先輩との久しぶりの対決に手も足も出ず。中野はエースとして、先輩として見事連覇を成し遂げた。
無敗で優勝まで登りつめた。団体戦はシードで出場すると3-0と圧勝で決勝まで一気に勝ち進んだ。迎えた決勝の相手は昨年の同大会で敗れた立大。ここでももう一人のルーキー・迫昌太郎(日本航空)の活躍が光った。次鋒(じほう)で登場した迫は開始17秒で乾いた音とともに見事な上段蹴りで一本を決めると、さらに上段突きで1点。得意とする中段蹴りでも技ありを奪うとダメ押しの上段蹴りでもう一本決め、10―1で勝利した。「先輩方がすごく良い雰囲気を作ってくれた」と上級生がいる頼もしさが勝利へとつながった。
頼もしいルーキーたちに、上級生のリーダーシップが加わり、これまでと一味違う新チーム。「出る大会出る大会で優勝を目指す」(佐々木誠之介監督)と力強く語る。今季の活躍に目が離せない。
【村田萌衣子】
<試合後のコメント>
佐々木監督
「4年生のリーダーシップというか、上に立つ人のリーダーシップで変わるんじゃないかということを感じた大会だった。手抜きしている連中が多かったのがなくなった。これが続いていくとこの先もいい結果が期待できると思う。もちろん1年生の加入も大きい。渡辺は有名な選手だったけど、迫もなかなか。頑張っていたし。渡辺は素直で、何でも一生懸命やろうとするところがいいんじゃないかな。のびのびやっているし、この先も楽しみ。基本は迫の方がいいかもしれない。もちろん今年も目標は優勝。出る大会出る大会で優勝を目指す。大事になるのは団結力だと思う」
中野
「連覇は特に意識していなかった。普通に勝っちゃって、最後は徳栄の後輩との戦いだったんで、ちょっと負けられないなってなって優勝できました。負けたくない気持ちというよりは負けたらカッコ悪いなっていうのが大きかった。決勝は今できる限りのことをやったという感じです。自分たちでオンオフをしっかりやろうというのはみんなでやってきた。そういう意味では雰囲気はいい。今年はいける感じがする。新入生がすごく勢いあるんで、この勢いにのってチームでもいろんな大会で勝っていければいいなと思う。自分としては個人より団体戦なんで。いいスタートは切れたと思うんで、4年生が目標とするところに対して全力でサポートしたり、少しでも貢献できるようにしていきたい」
迫
「(個人戦について)初めて大学生としての試合を経験したが、最初は怖く緊張もした。やるたびに緊張もほぐれ本調子になっていったが、先輩の壁は厚いと思った。メンホーという防具が(大学では)なくて、その分恐怖感があった。最初それが慣れなかった。(団体戦について)みなさん自分に『楽にいけよ』とか声をかけてくださった。後ろにいるメンバーの方々もすごく強い人ばっかりなので安心してできた。(団体決勝戦について)調子が上がってきたのと、疲れで逆に無駄な動きがなくなっていったおかげで良い動きができた。初めての大会だったが、先輩方がすごく良い雰囲気を作ってくれて、4年生がリーダーシップを執ってくださったおかげで優勝ができたと思う。しっかり自分のやるべき仕事をこなして、大学生活の空手では高校の時とは違う組み方があると思うのでそこを今後しっかり意識してやっていきたいと思う」
渡辺
「(中野との対決について)対決できてうれしかったが強かった。技術面もそうだが、気持ちでも負けていた。びびっていた。オーラが違う。構えも苦手な構え方で、かつ大きくてリーチも長く、なのにちょっとびびって自分の攻撃が短くなってしまって悪循環だったかなと思う。(点が)取れる、取れないじゃなくて自分自身納得いくように思い切っていけるようにしたい。(団体戦について)、言い方は悪いが自分が負けたとしてもみんな強いので安心して思い切ってやれた。全体的にメンホーがない分びびっていると感じた。今後ずっとこの状況でやっていくのでそれにも慣れていかないとと思った。びびんないでやることが必要だと思った」
上級生の威厳を見せた。ルーキーの明大生としてのデビュー戦となった今大会。個人戦では総勢73名が参加した。明大からは5名が出場し全員がベスト16入り。準々決勝以降では3度の同校対決が行われることとなった。とりわけ注目を集めたのはエース・中野と全日本選手権でベスト8入りを果たしたルーキー・渡辺湧(花咲徳栄)の決勝戦。2人とも花咲徳栄校出身で渡辺は憧れの中野を追いかけ明大に入学を決めたほどだ。試合は「負けたらカッコ悪い」と中野は開始早々上段突きで有効をとり先制点を決め主導権を奪取。試合残り1分で上段蹴りを決めると4-0で中野が優勝を果たした。「技術面でも気持ちでも負けていた」(渡辺)と憧れの先輩との久しぶりの対決に手も足も出ず。中野はエースとして、先輩として見事連覇を成し遂げた。
無敗で優勝まで登りつめた。団体戦はシードで出場すると3-0と圧勝で決勝まで一気に勝ち進んだ。迎えた決勝の相手は昨年の同大会で敗れた立大。ここでももう一人のルーキー・迫昌太郎(日本航空)の活躍が光った。次鋒(じほう)で登場した迫は開始17秒で乾いた音とともに見事な上段蹴りで一本を決めると、さらに上段突きで1点。得意とする中段蹴りでも技ありを奪うとダメ押しの上段蹴りでもう一本決め、10―1で勝利した。「先輩方がすごく良い雰囲気を作ってくれた」と上級生がいる頼もしさが勝利へとつながった。
頼もしいルーキーたちに、上級生のリーダーシップが加わり、これまでと一味違う新チーム。「出る大会出る大会で優勝を目指す」(佐々木誠之介監督)と力強く語る。今季の活躍に目が離せない。
【村田萌衣子】
<試合後のコメント>
佐々木監督
「4年生のリーダーシップというか、上に立つ人のリーダーシップで変わるんじゃないかということを感じた大会だった。手抜きしている連中が多かったのがなくなった。これが続いていくとこの先もいい結果が期待できると思う。もちろん1年生の加入も大きい。渡辺は有名な選手だったけど、迫もなかなか。頑張っていたし。渡辺は素直で、何でも一生懸命やろうとするところがいいんじゃないかな。のびのびやっているし、この先も楽しみ。基本は迫の方がいいかもしれない。もちろん今年も目標は優勝。出る大会出る大会で優勝を目指す。大事になるのは団結力だと思う」
中野
「連覇は特に意識していなかった。普通に勝っちゃって、最後は徳栄の後輩との戦いだったんで、ちょっと負けられないなってなって優勝できました。負けたくない気持ちというよりは負けたらカッコ悪いなっていうのが大きかった。決勝は今できる限りのことをやったという感じです。自分たちでオンオフをしっかりやろうというのはみんなでやってきた。そういう意味では雰囲気はいい。今年はいける感じがする。新入生がすごく勢いあるんで、この勢いにのってチームでもいろんな大会で勝っていければいいなと思う。自分としては個人より団体戦なんで。いいスタートは切れたと思うんで、4年生が目標とするところに対して全力でサポートしたり、少しでも貢献できるようにしていきたい」
迫
「(個人戦について)初めて大学生としての試合を経験したが、最初は怖く緊張もした。やるたびに緊張もほぐれ本調子になっていったが、先輩の壁は厚いと思った。メンホーという防具が(大学では)なくて、その分恐怖感があった。最初それが慣れなかった。(団体戦について)みなさん自分に『楽にいけよ』とか声をかけてくださった。後ろにいるメンバーの方々もすごく強い人ばっかりなので安心してできた。(団体決勝戦について)調子が上がってきたのと、疲れで逆に無駄な動きがなくなっていったおかげで良い動きができた。初めての大会だったが、先輩方がすごく良い雰囲気を作ってくれて、4年生がリーダーシップを執ってくださったおかげで優勝ができたと思う。しっかり自分のやるべき仕事をこなして、大学生活の空手では高校の時とは違う組み方があると思うのでそこを今後しっかり意識してやっていきたいと思う」
渡辺
「(中野との対決について)対決できてうれしかったが強かった。技術面もそうだが、気持ちでも負けていた。びびっていた。オーラが違う。構えも苦手な構え方で、かつ大きくてリーチも長く、なのにちょっとびびって自分の攻撃が短くなってしまって悪循環だったかなと思う。(点が)取れる、取れないじゃなくて自分自身納得いくように思い切っていけるようにしたい。(団体戦について)、言い方は悪いが自分が負けたとしてもみんな強いので安心して思い切ってやれた。全体的にメンホーがない分びびっていると感じた。今後ずっとこの状況でやっていくのでそれにも慣れていかないとと思った。びびんないでやることが必要だと思った」
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