実力の差は大きく、完敗／秋季関東学生リーグ戦

ホッケー

1999.01.01

秋季リーグ最終日、前回惜しくも早大に破れた本学は３位決定戦に出場した。対戦相手は強豪・東農大。今季予選リーグで負けたものの、夏の東日本インカレでは接戦の末に下し３位入賞を勝ち取ったため、期待の懸かる一戦となった。

　しかし序盤からチームの実力の差は歴然だった。ディフェンスでは相手の速いパス回しについていけず失点を重ね、オフェンスでは相手の徹底的なマークを振り切れず得点に結び付けることができない。「一つ一つのパスに気が入っていない」（小池コーチ）と雑なプレーを繰り返す本学とは対照的に、チームプレーを徹底し安定した攻撃を見せた東農大は何枚も上手だった。

　後半に遠藤（政経２）がゴール際でボールを押し込み得点したが、その後連続５失点。敗因は、焦りから個人プレーに走ったことでスキを攻められ本学の目指す「つなぐホッケー」が機能しなかったこと。自滅にも等しい試合内容に、引退が迫る武藤主将（営４）は「何が良くて何が悪いかもわからない」と不安の色を隠せない。

　夏から体力面でも精神面でも下降していると思われる本学だが、今月末には全日本学生選手権が待ち受けている。残された期間は短いが日々の練習から見直し、もう一度気を引き締めて臨んでほしい。