男子団体3位で総合杯3位入賞 大森が総合杯個人準V!/全日本学生運転競技選手権

自動車 2015.12.02
 4部門の合計で競う団体の部で3位の好成績を収めた。今季最後の大会となる全日本学生運転競技大会が近鉄自動車学校で行われ、明大からは男子小型乗用の部に大森和也(理工4=明大中野)と榎並敬太(法3=東洋)、男子小型貨物の部に金子良太(法4=明大中野)と中山凱史(理工3=春日部共栄)が出場。各車にミスが目立ったが粘り、3位で表彰台に上った。この結果、全日本総合杯で明大は3位、大森が個人の部で2位入賞を果たした。

 嬉しさと悔しさが混じる団体3位だ。関東で優勝したフィギュア部門。「今回は絶対優勝しかない」(金子)と全日本でも優勝を狙ったが及ばず。全員がノーペナルティで団体優勝を決めた関東大会から一転、各車にミスが目立った。それでも、全員が大崩れすることなく走り切り、最後は意地の3位入賞で大会を終えた。
 感謝のラストドライブだった。主将の金子は小型貨物の部Bコース4位入賞。ボックス幅が例年の6.6mから1m狭まり難易度が上がったコースをものともせず、ダイナミックなハンドル操作を披露した。ゴールするとこの日一番の歓声。「部員とかOBの皆さんが応援しに集まってくれていて、ここで走れるのはありがたいという気持ちでやれた」。集大成を納得の運転で締めくくった。
 
 レースを終えしばらくすると大森はしゃがみ込み、顔を覆った。「自分では気付いていなかったが、終わってみて後輩たちに言われてやっと気づいた」。スタートラインの位置を勘違いし、完全にリアタイヤが出てしまった状態での出走。大幅減点となった。痛恨のペナルティが響きフィギュアは8位。試合後は「最後の大会としては悔いが残った」と淡々と振り返った。
 それでも、ダート2位、ジムカーナ5位の合計ポイントで総合杯個人準Vを獲得。4年間を振り返り「本当にずっと楽しかった」。「自分は競技をすることがすごく好きで、誰かと競うのが好き。みんなと競い合って自分を高めていくことが生き方としていいんじゃないかと思えた」と笑顔で話した。最終戦は悔いの残るレースになってしまったが、引退は3月。「僕の3年間の選手として培ってきた経験を後輩たちに教えていければ、気持ちよく卒業できるかな」。経験のすべてを後輩に託していく。

 3月からは新体制がスタート。今大会チームトップの成績を残した中山、関東1位の榎並を中心としたチームになる。「来年は全日で優勝もぎとって結果を残したい」と新主将の榎並は力強く話す。「僕は最後に走る時、満足して走れたので2人にもそういう気持ちを味わってほしい」(金子)。残された主将の言葉を胸に、全日本フィギュアの頂点を狙う。

[萬屋直]

試合後のコメント
金子

「最後の大会でプレッシャーみたいなのが大きく来るかなと思ったので、普段の練習からそこを鍛えるようにしていた。大会を想定して緊張感を作って朝一本目を練習するとか。走る前は緊張するかなと思っていたが、いざ走る時になってみたら部員とかOBのかた皆さんが応援しに集まってくれていて、満ち足りた気持ちで緊張と言うよりは感謝の気持ちっていうかここで走れるのはありがたいという気持ちでやれた。そこは最後の大会として悔いはなかったし、走っている間は楽しかった。全日本のコースは事前に発表されているので、コースは練習通り。いかに練習通り走れるかが大事。ただ、練習よりもボックスが例年の6.6メートルより小さい5.5メートルで小さくてそこが難しかった。全関東の時には 接輪であったり缶を触ったりペナルティのないフィギュアをやって優勝したが、今回4人ともペナルティがあったというのは良くなかった。関東の時は、絶対優勝だとは全員は考えてなかった。今回は絶対優勝しかないと思っていたので、そういう部分が緊張につながったと思う。3位でも悔しい。1位を取るつもりでいた。悔しいという一言に尽きる。総合杯も悔しい。せめて2位という気持ちでいた。2年前も3位だったが、その時より内容はすごくよくなった。その中でも結果だけ見れば同じ3位ということで、もっといい成績を出したかった。本当に2年間主将をやってきて、特にこれが大変だとうこともなくみんなが付いてきてくれて、だから最後も緊張せずみんなに走らせてもらってありがとうと言う気 持ち。自動車部生活、最後の2年間と大学生活は充実して過ごせた。本当に感謝の気持ちしかない。中山と榎並はこれで経験もかなり積んできて、その中で良い結果も悪い結果も両方出しているので、来年以降、間違いなく優勝を狙える。その下の後輩もすごく育ってきていて、チーム全体の力の底上げができていると思うので、しっかり勝ってほしい。僕は最後に走る時、満足して走れたので2人にもそういう気持ちを味わってほしい」

大森
「本番を想定した練習をたくさんした。フィギュアというのは1人1本しか走れない競技なので、1本の中で自分のベストを出さないといけない。1本の走行でベストを尽くせるようにやっていて、朝イチタイムが自分のベストだと思ってミスしないように集中してやった。僕は金子とは反対にすごく緊張してしまって、自分の総合杯も狙える位置にいてミスしないで無難に走れば取れるという感触はあった。練習よりタイムが 1 分遅くなってしまった。最後の大会としては悔いが残った。でも実際に部活を引退するのは3月なので、3月になるまでに僕の3年間の選手として培ってきた経験を後輩たちに教えていければ気持ちよく卒業できるかなと思う。ずっと個人の総合杯を取りたいなと思っていた。今年やっといい感じで来て、それに手が届きそうなところまできたがまだまだ努力が足りなかったという感じ。他の大学を見ても、違う走りとかをやっていてまだまだ研究が足りなかったかなと思う。ボックスの中でコースを使い切るというのが乗用の中ではポイント。後は缶がボックスに被る形で置いてあって、ボックスを走る時にそれをみて走らなくちゃいけなかったのでそこも大変だった。ドアノブに手を置いてから 90 秒が計られるが、その間に自由に車を動かしていいがスタート&ゴールのボックスが別にあって、その中に1輪でもタイヤを残しておかないとペナルティになってしまうが、僕はそのボックスの線を見間違えてしまった。完全にリアタイヤが出てしまった状態で自分では気付いていなかったが、終わってみて後輩たちに言われてやっと気づいた。後はコースの中でも接が1回あった。それは、アクセルからブレーキを踏むときにペダルに足が引っかかってしまって、それでブレーキを踏むタイミングが一瞬だけ遅れてしまって出ちゃった。完全に自分のミスでペナルティを取られてしまった。それがなければ4位くらいにはなれたので悔しい。4年間本当にずっと楽しかった。選手として大学を背負って走ると言うのはあったが、選手をやっていて結果が出ればもちろんうれしいし、出なくてもどうやったら結果を出せるようになるかっていうのをみんなで考えるのは楽しかった。自分は競技をすることがすごく好きで、誰かと競うのが好き。自分として新しく気付けたこと。みんなと競い合って自分を高めていくことを今後の自分を高める方法とというか生き方としていいんじゃないかと思っている」

榎並
「絶対に1位を取るつもりで、それに向けた練習をしてきた。雰囲気にのまれてしまったというのが正直なところ。去年の全日で2位になった時は節っていうペナルティをしてしまったので、それに気を付けるのと、タイムを伸ばす練習をしてきたのですが、それがうまくはまらなかった。今まで全関東や全日本は、試合の前に完ぺきだって思えていたんですが、それは今回なかった。まずいかなと思いつつそのまま来てしまったというのはある。今日は節や缶という普段ではないようなペナルティをしてしまった。元々緊張しないとある程度タイムが出ないタイプで、ずっとそれを心掛けてやっていたのですが、自分にプレッシャーをかけ過ぎてしまった。3年生の内に全日本を取っておきたかったというのはあるので、残り来年1回になってしまったという後悔というか追い込まれてしまったかなというのはある。もしもはないですけど、100%を出せていたら優勝できるだけの意気込みはあった。スラロームっていう区間のところで缶を踏んでしまったときに僕が予想していたよりもギャラリーがかなり来ていて、焦ってしまった。自分に自信を持って練習をしないとだめ。自分に疑問を持ちながらも試合に来てしまったのでその部分を次につなげたいと思います。(チームで3位という結果は)悔しい結果です。フィギュアは圧倒的な差をつけて優勝したいのがあったので臨んだ結果ではなかった。今年のメンバーにとっては1年間、フィギュアは全関東で優勝できたので全日でも優勝するという意気込みでやってきた。(4年生が引退)僕が入部したきっかけが金子先輩だったので、金子先輩と最後に優勝できなかったのは悔いが残る。来年は全日で優勝もぎとって結果を残したい。(来年は主将だが)今年度に比べれば少し厳しい戦いになるとは思うが、負けるようなチームではないと思う。努力で伸びていくと思うので後輩の育成に力を入れていきたい」

中山
「全関東戦は僅差で2位になってしまったので、まず優勝取りに行きたいなという意気込みできた。全関東戦で負けた相手には勝てたが、意識していなかった相手に負けてしまった。練習の時に出せていたタイムが出なくて遅いタイムで帰ってきてしまった。朝一の試合というのが自分には影響していたかなと思う。今回はいつもよりもコースが狭かったのでそれに順応するのに時間をかけてしまった。(長所は)思い切りよく走れるところだと思うんですけど、今回コースが狭かったのでそれが生かせなかった。なるべく緊張しないように意識していたので他のことはあまり考えないように走った。せっかくの最後の試合で結果を残せなかったのは心残りなので、これを来年に生かせれば。(チームとしても)完全に1位を取る気でいた。来年はまだ下級生が全然レベルが追い付いてきていないのでその育成をしっかりして、自分のレベルと同じように戦ってくれればいいなと思う。センスがある下級生がたくさんいるので、そこで切磋琢磨していってほしい」

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