若き力の集大成で3位入賞果たす/関東学生新人戦

剣道
2015.11.23
 若武者の勢いがさく裂した。今年も行われた関東学生新人戦で明大は堂々の3位入賞を果たした。迎えた準決勝に強豪の対中大戦で敗れるも、1・2年生の今後への期待が高まる試合となった。

 圧倒的な強さだった。確実に一本を決め、相手に取られてもしっかりと取り返す善戦を繰り広げた。激しい打ち合いを制すエネルギッシュなプレーがさえ渡り、4回戦までほぼ固定のメンバーで勝ち進んだ。迎えた準決勝は、大会屈指の名選手・梅ケ谷(中大)が大将を務める強豪校の一角・中大。「優勝を狙っていた」(山田凌平・政経1=九州学院)という明大にとって越えなければならない高い壁だったが、結果は3-0で敗戦。頂点まであと一歩のところでの惜敗だったが、好成績を残して幕を閉じた。

 勝ち進んだ要因は「チームワーク」と山田凌は振り返る。未来の剣道部においては、今回出場を果たした選手が主力として活躍することが見込まれる。ここで培った結束力を胸に、若き剣士たちはこれからも飛躍し続けていく。

[石渡小菜美]

試合後のコメント
山田凌

 「チームワークがよかった。普段通りの練習で一人ひとりの持っているものを出せるようにという感じだった。やはり優勝を狙っていたので、あと一歩のところだったが、それがやはりまだ遠いと思った。1年生は来年の新人戦があるが、2年生はもうこれで最後なので、全日本・関東学生の試合につなげていきたい。(先輩の選手からは)目指すところは全日本選手権で優勝なので、それに向けて調整していこうという話し合いでやってきた。去年も全日本で悔しい思いをしているので、今年はその悔しさをバネにまた一年間頑張っていきたい」